朝の電車で「ロック解除できない…」と固まった陽菜

朝の通勤電車。
混んではいないけれど、座れるほどでもない時間帯。

片手でつり革を持ちながら、陽菜はもう片方の手で iPhone を顔の前に持ち上げました。
いつものように、通知をざっと確認して、今日のタスクアプリを開くつもりで。

……ところが、画面上の鍵マークは、いつまでたっても開きません。

ひろとと陽菜が、ふとしたきっかけで「Face ID、反応していない？」と話し始める場面。ここから物語がゆっくり動き出します。

「え？　Face ID、反応してない？」

少し首をかしげて、もう一度。
マスクをずらして、角度も変えてみて、もう一度。
それでもロック画面のまま。

「顔がむくんでるから？　いや、そんなことある？」

戸惑っているうちに、今度はパスコードの入力画面が出てきました。
慌てて数字を打ち込みます。

……が、指がすべって 1 桁目を押し間違えた気がして、いったんキャンセル。
「このまま何回か間違えたら、ロックがかかって使えなくなるんじゃ……」
そんな不安が胸の中でふくらみ、陽菜はそこで操作を止めてしまいました。

お昼休み。
会社の休憩スペースで、ひろとの向かいに座ると、
陽菜はさっそく先ほどの出来事を話し始めました。

「ねえひろと、さっき電車で iPhone の画面ロックが解除できなくてさ……
　Face ID もダメで、パスコードも怖くなって途中でやめちゃった」

「お、ついに“あれ”が来た？」

ひろとは、お弁当箱のふたを閉じて、
自分の iPhone をテーブルの上に置きながら笑いました。

「“あれ”って？」

「『故障かも？』って焦るやつ。
　でもね、いきなり壊れたって決めつける前に、
　“どこでつまずいてるか” を分けて考えると、結構落ち着いて対処できるよ」

そう言って、ひろとは紙ナプキンに小さな図を書き始めます。

電源オフ → 電源オン
画面オフ（スリープ） → 画面オン
画面ロック → 画面ロック解除

「こうやって分けてみると、
　“今どこで止まってるのか” が分かりやすくなるんだ。
　“iPhone 画面ロック解除”とかでネットで調べる前に、
　まずはこの流れをイメージしておくと、あとがすごく楽になるよ」

陽菜はうなずきながら、自分の iPhone をそっとテーブルに並べました。
「……そう言われると、私、ぜんぶ一緒くたにしてたかも」

この記事では、そんな陽菜のように

「ロック解除できなくて怖くなったことがある」
「勝手にロックがかかるように感じて、不安になった」
「これって設定？故障？どこから相談したらいいの？」

と感じている人に向けて、

iPhone の画面ロックと“解除”の基本の仕組み
よくあるつまずきポイントの全体像

を、できるだけスマホだけで読みやすい形で整理していきます。

具体的な「この症状のときはこの手順で」という細かい対処は、
次回以降の 原因別・症状別の記事 で詳しく取り上げる予定です。

もし今の時点で、
「そもそもこの iPhone はいつまで安全に使えるんだろう？」
と不安がある場合は、先にこちらを読んでおくとイメージしやすいです👇

まずは今回の【第1回】で、
ひろとと一緒に「ロックと解除のしくみ」をイメージでつかんでおきましょう。

1 iPhoneの画面ロックと「解除」の基本をざっくり整理
2 「解除できない」ときのパターンを3つに分けて考える
3 設定で変わる「画面ロックのかかり方」と自動ロック
4 「これって故障？」と思ったときのチェックリスト（軽め）
5 Q＆A｜ロック画面・解除まわりでよくある不安
6 シリーズの見取り図｜次に読むと良い記事を整理
- 6.1 これから追加する予定のシリーズ（例）
- 6.2 iPad記事との“横のつながり”
7 まとめ｜今日つかんだイメージが、あしたの安心につながる
- 7.1 最後に…

iPhoneの画面ロックと「解除」の基本をざっくり整理

「ロック解除できない」と焦ってしまうとき、
多くの場合、“仕組みがぼんやりしたまま” 不安だけが大きくなっている 状態です。

逆に言えば、

画面ロックが 何を守っていて
どんなタイミングで ロックがかかり
どういう流れで ロックが解除されるのか

この3つがざっくりイメージできているだけでも、
トラブルに出会ったときの心の負担がぐっと軽くなります。

ここではむずかしい専門用語はできるだけ使わずに、
陽菜とひろとの会話になぞらえながら、基本のところを整理してみます。

ロック画面って、そもそも何を守っている？

ロック画面が守っているのは「スマホ本体」ではなく、あなたの大事な中身そのもの。ひろとの説明に、陽菜も思わず身を乗り出します。

ひろとは、テーブルに置いた iPhone の画面をトントンと指でたたきながら言いました。

「ロック画面ってさ、
　ざっくり言うと“ここから先は持ち主だけですよ”っていう門なんだよね」

陽菜は「門」という言葉に、思わず笑ってしまいます。

「だから、ロック画面の“鍵”がゆるいと、
　例えば落としたときに中身をのぞかれるリスクが上がるし、
　逆に厳しすぎると、持ち主本人まで入れなくて困る、ってこともある」

ロック画面が守っているものは、たとえばこんな内容です。

LINE やメールのやり取り
写真・動画・アルバム
銀行アプリや決済アプリ
各種ログイン情報（ブラウザやアプリ内）

「だからこそ、ロックが“ちゃんとかかる”こと自体はすごく大事なんだけど、
　同時に、“いざというときに自分が解除できる” ことも同じくらい大事なんだ」

陽菜は、少し不安そうに尋ねます。

「じゃあ、私みたいにロック解除できないってなったときは、
　もう中のデータは終わりってこと？」

「ううん。そんなことはないよ。
　今日整理するのは、まさにその“間”の話。
　ロック画面は敵じゃなくて、“味方だけど、時々ちょっと厳しめの門番”
　くらいに考えてみよう」

画面ロックの種類は3つ｜Face ID・Touch ID・パスコード

Face ID・Touch ID・パスコードの3種類を、ひろとと陽菜がやさしく図でおさらい。仕組みがわかると、設定の迷いもスッとほどける。

iPhone の画面ロックには、大きく分けて次の3種類があります。

Face ID（顔認証）
Touch ID（指紋認証）
パスコード（数字の暗証番号）

「私のは Face ID だから、顔で開けるやつだよね」と陽菜。
ひろとは、自分の指を立てて説明を続けます。

Face ID / Touch ID は“近道”
- 毎回パスコードを打ち込むのは大変なので、
  顔や指紋を使って “ショートカット” しているイメージ。
- うまくいかないとき、最終的には パスコードに戻る ようになっている。
パスコードは“最後の砦”
- 何度か認証に失敗したり、
  再起動したあと・一定時間以上使っていないときなどは、
  顔や指紋ではなくパスコードが必要になる。
- ここを忘れてしまうと、
  「ロック解除できない」問題が一気に大きくなってしまう。
どれを使うかは設定で選べる
- 「Face ID＋パスコード」
- 「Touch ID＋パスコード」
- 「パスコードのみ」
  といった組み合わせで使うイメージ。

「つまり、“ロック”は一つでも、
　“ロックを開ける方法” は複数あって、そのうちの一つが調子悪いだけ、
　ってことも多いんだよ」

陽菜はそこで、朝の電車を思い出しました。

「たしかに、Face ID が何回か失敗して、
　そのあとパスコード画面が出たところで怖くなって閉じちゃった……」

「そうそう。だから、“Face ID がダメになった＝全部アウト” じゃなくて、
　“近道がうまくいかなかったから、本線のパスコードに戻りましょう”
　っていう動きなんだ」

「画面ロック解除」と「Apple IDのサインイン」は別の話

「画面ロック」と「Apple IDのサインイン」は、似ているようで役割がまったく別。
陽菜の“うーん？”という表情が、その違いに気づく瞬間をそっと描いています。

ここで、ひろとはもう一枚ナプキンを取り出して、
こんなふうに二つの四角を書きました。

左：iPhone の画面ロック（ロック画面の鍵）
右：Apple ID（アカウントの鍵）

「これ、混ざってる人、けっこう多いんだよね」とひろと。

画面ロックの解除
→ iPhone の中身にたどり着くための鍵。
主役は「Face ID／Touch ID／パスコード」。
Apple ID のサインイン
→ App Store や iCloud、別の端末でのログインなどに関わる、
もう一段階上の“アカウントの鍵”。

「朝の陽菜が困っていたのは、画面ロックのほう。
　Apple ID のパスワードが合ってるかどうかとは、別の話なんだ」

「たしかに、なんとなく同じ“パスワード”だと思ってたかも……」

画面ロックが解除できない
Apple ID のパスワードを忘れた

この2つは、似ているようで別のトラブル です。
対処のしかたも変わってくるので、まずは頭の中で切り分けておくと混乱しにくくなります。

ロックがかかるタイミングと、解除の流れをイメージしておく

ひろとと陽菜が、スマホの「画面オン→ロック→解除」の流れをやさしく図で説明している場面。シンプルに整理すると、ロックまわりの不安もふっと軽くなる。

「じゃあ最後に、
　“どんなタイミングでロックがかかって、どうやって解除してるのか”
　だけイメージしてみようか」

ひろとは、ナプキンにシンプルな矢印を書いていきます。

画面オン → 一定時間操作しない → 自動でロック
電源ボタン（サイドボタン）を押して画面オフ → ロック
iPhone の電源を入れた直後 → 必ずパスコードが必要

その上で、解除のパターンを重ねていきます。

画面オン → Face ID / Touch ID が成功 → そのままホーム画面へ
画面オン → Face/Touch が失敗 → パスコード入力画面 → 正しく入力 → ホーム画面へ

「たとえば、“画面が真っ暗で何もできない” のか、
　“ロック画面までは出るけど、そこから先が開かない” のかで、
　見るべき場所が変わってくるよね」

陽菜は、紙ナプキンの矢印をじっと見つめて、
こくりとうなずきました。

「たしかに、今までは全部ひっくるめて
　“iPhone が動かない”“ロック解除できない”って思ってたけど、
　こうやって分けてみると、
　“どこで止まってるか” を言葉にしやすくなるね」

このあとの章では、
実際にロック解除でよくつまずくパターンを、
「真っ暗」「触っても動かない」「エラー」の3つに分けて整理していきます。

「解除できない」ときのパターンを3つに分けて考える

陽菜のように、「なんだか開かない…」と感じたときは、
まず “どのパターンっぽいか” をざっくり見分けるのが近道です。

ひろとはコーヒーを一口飲んでから、
ナプキンに3つの大きな丸を描きました。

画面がつかない（真っ暗）系
画面はつくけれど、タッチやスワイプが反応しない系
Face ID／パスコード入力でエラーが出る系

「まずは、このどれかな？って考えると、
　“焦り”が少し小さくなるんだ」

陽菜は朝の自分を思い出しながら、
「あ、私は3番目だったんだ」と気づいたようにうなずきました。

「画面がつかない・真っ暗」パターン

突然まっ黒になった画面に「あれ…？」と戸惑う陽菜。
ひろとも横から様子を見守り、まずは“電源まわりのトラブル”を疑う場面です。

まず、電源を押しても画面が反応しない場合。
このときは、ロック解除の問題ではなく “電源・充電まわり” の可能性が高めです。

充電が切れている
充電ケーブルの接触不良
急に深いスリープに入っている
冷えすぎ／熱すぎで一時的に反応しない

夜に子どもを寝かしつけたあと、
さとしがソファに座ってスマホを開こうとしたら何もつかず、
「もしかして壊れた…？」と不安になったことがあります。

結局、
ケーブルを挿し直したらすぐにリンゴマークが点灯して復活。

「え〜〜これだけ？」と肩の力が抜けたと言っていました。

※ このパターンはロック解除というより
　“iPhone が起きていない状態” なので、
　次の記事で深掘りする「スワイプできない」「Face ID が動かない」とは別枠になります。

画面はつくのに「スワイプできない・反応しない」パターン

「画面はついてるのに…動かない！」
スワイプしても反応しないと、ちょっと焦ってしまうもの。
陽菜とひろとが “固まった画面” を前に、原因を一緒に探ろうとしている場面です。

画面オン
ロック画面は見えてる
でも指をスッと動かしても反応しない

こんなときは、
タッチパネル（画面操作）側の問題 の可能性が高いです。

強化ガラスが浮いている／汚れがたまっている
水・汗・雨で画面が反応しない
手袋・指先の乾燥
画面の一部だけ反応が悪い
何らかのアプリの影響で固まっている

ひろとは思い出したように言いました。

「ぼく、この前キャンプ場で濡れた手のまま触って、
　画面がぜんぜん動かなくて焦ったことあるよ。
　水滴って、タッチ操作を一気に邪魔するんだよね」

iPad でも、似たような「画面が思いどおりに動かない」悩みは多くて、

などでも、「設定と環境を一緒に見直す」大切さをくわしく書いています。

Face ID／パスコードで「解除エラー」が出るパターン

Face ID やパスコードが何度入れても反応しない…。
そんな“うまくいかない瞬間”を、ひろとと陽菜が一緒に受け止める場面です。
落ち着いて原因を切り分ければ、多くはその場で解消できます。

陽菜が朝に遭遇したのがこれ。

「Face ID が何度も失敗」
「パスコード入力画面に切り替わる」
「間違えそうで怖くなる」
「エラーで入れなくなる気がして手が止まる」

多くの人が、この状態になると
「iPhone が壊れたのでは？」
「このまま永遠に開かないのでは？」
と、不安が一気に膨らみます。

けれど実際には、
Face ID が失敗する理由のほとんどは “一時的な要因” です。

マスクの影になっている
目線の角度
朝で顔がむくんでいる
髪や前髪がかかっている
逆光や暗い場所

そして、
数回失敗するとパスコードへ切り替わるのは正常な動作 です。

「陽菜の朝の状況は、
　“門番がちょっと厳しくなっただけ” なんだよね」とひろと。

陽菜は、すこしホッとしたように笑いました。

設定で変わる「画面ロックのかかり方」と自動ロック

「ここまでが“ロックと解除の仕組み”の話ね」とひろと。
「ここからは、“勝手にロックされる気がする”とか
　“すぐ暗くなる” みたいな悩みの入り口。」

画面がすぐ消えたり、
スリープ時間が短くてイライラするケースも、
実は 設定でちゃんと調整できます。

「すぐ暗くなる」＝自動ロックの時間が短いだけかも？

ふっと画面が暗くなる瞬間。
「故障かな？」と不安になるけれど、じつは“自動ロック時間が短いだけ”ということも。
ひろとの穏やかな説明に、陽菜も少し安心した表情です。

iPhone の標準設定では
自動ロック（＝操作しないと画面が暗くなる時間）が比較的短め。

5分 → 3分 → 30秒…
といった具合で選べます。

仕事中に“少し手を止めただけで暗くなる”
動画編集や読書中に、すぐスリープする
レシピを見ながら料理していると画面が真っ暗に

こうしたストレスは、たいてい 設定変更だけで解決 します。

iPadでも同じように
「設定を少し変えるだけでラクになる」場面が多くて、

でも、「最初に設定を整える大切さ」をくわしく紹介しています。

置きっぱなしで勝手にロックされる理由

「さっき置いただけなのに…もうロック？」
iPhoneは一定時間触らないと、自動でロックがかかる仕組み。
陽菜の“思わぬタイミングで暗くなる”戸惑いを描いた一枚です。

サイドボタンの誤操作
ポケット／バッグの中での長押し
振動で反応して画面がオン → 自動ロック
手で覆っていると Face ID が発動しない

「iPad の明るさが勝手に変わる記事みたいに、
　“自分がやってるつもりのない操作” って案外多いよね」と陽菜。

iPadの明るさが勝手に変わる？原因と直し方

を読んだことがある人なら、「あ、あの感じね」と思ってもらえるはずです。

シーン別のおすすめ設定イメージ

状況にあわせて“ちょうどいい自動ロック時間”は変わります。
外ではセキュリティ優先、自宅ではゆったり、職場では集中しやすい設定に。
陽菜の3つのシーンを見比べると、自分に合う設定のイメージがつかみやすくなります。

ひろとは、状況ごとのイメージを説明します。

仕事／家事中： スリープまでの時間を長め（2〜3分）
外出先： セキュリティを考慮して短め
寝る前： 自動ロックをONのまま（画面つけっぱはNG）

「設定し直すだけで、
　“勝手に暗くなるストレス” はかなり減るよ」とひろと。

陽菜も設定画面を開きながら
「私、ずっと30秒にしてた…そりゃあ早いわ」と気づいた様子。

「これって故障？」と思ったときのチェックリスト（軽め）

ロック解除できないとき、
すぐ「壊れたかも…」と感じる人は多いです。

でも、まずは深呼吸してこんなところをチェック してみましょう。

物理的なトラブルがないかサクッと確認

「まずはサクッと“本体まわり”を見てみよう。」
充電ポート・ボタン・レンズまわりのちょっとしたトラブルなら、
軽いチェックで気づけることも。陽菜の不安に、ひろとのフォローがそっと寄り添います。

画面にヒビはないか
水濡れの跡は？（スピーカー部分が湿っていない？）
ホームボタン（Touch ID）の汚れ・凹み
ケースがセンサーをふさいでいないか
強化ガラスが少し浮いていないか

ひろとのおばあちゃん・幸子も、
iPad で「画面が反応しない」と心配していたことがあります。

そのときの話は、
「サポート終了前に何を準備しておくか」をまとめたこちらの記事でも触れています。

iPad第7世代はいつまで使える？サポート終了目前にやるべき準備まとめ

見てみると、古いガラスフィルムが端で浮いていて
タッチが入らない場所ができていた、という“あるある”でした。

「壊れたと思ったら、フィルムが悪さしてただけだったのよ〜」と笑う幸子。

Face ID／Touch IDまわりは“覆っていないか”が大事

「Face ID／Touch IDが反応しないときは、まず“覆っていないか”チェック。」
スマホケースの縁や指先、前髪の影でも認識しづらくなることも。
ひろとの一言で、陽菜の表情が少しほっとほぐれるシーンです。

カメラ部分の汚れ
センサーを隠すケース
前髪やストール
マスクの影
夜の逆光

Face ID の仕組みからすると、
「ほんの少し暗い」「ほんの少し影」が、
想像以上に認証を妨げることがあります。

アップデート直後の“ちょっとした不安定さ”

アップデート直後は、動作が落ち着くまで少し不安定になることも。
「どうしたんだろう…？」と感じても、しばらく様子を見ると自然に解決するケースが多いです。
陽菜の戸惑いも、時間とともにふっと消えていきます。

iOS アップデート直後は、
バックグラウンドで処理が走っていて
Face ID やタッチが一時的に重くなることも。

「そういえば最近 iOS を更新したかも…」という場合は、
iOS 26配信スタート｜対応機種と“今すぐやる設定”・様子見のコツ【iPhone 11以降】
をチェックしつつ、設定や動作の変化を振り返ってみると安心です。

Q＆A｜ロック画面・解除まわりでよくある不安

日常で出てきやすい「ちょっとした不安」を、
ここでまとめて整理しておきます。

ロック解除まわりの不安って、実はみんな同じところでつまずきがち。陽菜が “よくある質問” をそっと整理してくれるイメージです。

Q1：パスコードを何回か間違えたら、もう使えなくなる？

A：大丈夫です。
ただし 一定回数以上のミスで一時的に使えなくなる 仕組みがあります。

6回間違える → ○分後に再試行
回数が増える → 待ち時間が伸びる
最後の最後まで間違え続けると初期化の選択肢が出る（強制ではない）

→ 正しいパスコードを覚えていれば復帰可能。
　「終わり」ではありません。

仕組みそのものを詳しく確認したいときは、
Apple公式の「パスコードを忘れた場合」　のヘルプページも参考になります。（出典：Apple公式）

Q2：ロック解除できなくても、電話やLINEの通知は受け取れる？

A：基本は受け取れます。
ただし、通知の内容が表示されるかどうかは設定しだい。

「通知は表示」でも
「内容はかくす」に設定しておくと安心感が上がります。

家族で iPad をシェアするときの通知・表示ルールは、
こちらの記事でも具体的な例を交えて紹介しています。

iPadを譲ってもらったときの設定ガイド｜Apple ID変更・データ移行・子どもと安心して使う方法

Q3：子どもが勝手に触ってロックされたときは？

A：これもよくある悩み。
“連打されてロックが延長される” ケースですね。

ガイドアクセス（1つのアプリだけに固定）
画面を触れなくする“タッチ無効”モード
誤操作しにくいケース選び

などで対策できます。これは次回以降の
“子ども×iPhoneロック設定” 記事で深掘り予定です。

iPad 版ですが、
「家族でどう持たせるか・譲るか」の考え方は、こちらの記事もヒントになります。

iPad第9世代と第10世代どっちを譲る？LightningとUSB-Cで迷うときの選び方

Q4：ロック解除のたびに時間がかかるのは普通？

A：環境によってはあります。

マスク・ライトの位置
逆光（窓の近く）
朝のむくみ
カメラの汚れ

小さな要因が積み重なると Face ID が通りにくくなります。

陽菜はこのQを見て
「私の朝、これ全部当てはまってた…」
と苦笑いしていました。

「最近、カメラも含めて動作が重いような…」
「もう古い機種だからかも…」と感じる場合は、
買い替えを検討する判断材料として、以下の記事も役立ちます。

シリーズの見取り図｜次に読むと良い記事を整理

シリーズ全体の流れを、陽菜とひろとが“旅の地図”みたいに見ながらゆったり整理しているイメージ。次に読む記事が自然に決まっていくワクワク感を添えています。

第1回のこの記事は、
いわば “地図” のような役割です。

ここから先は、症状別に
わかりやすく深掘りしていく予定です。

これから追加する予定のシリーズ（例）

画面が真っ暗でつかないときの対処まとめ
スワイプできない／動かないときのチェックポイント
Face ID が通らない理由と改善のヒント
パスコードを間違えても落ち着いて対処する方法
子どもの誤操作・シニアが使うときの設定の工夫

iPad記事との“横のつながり”

画面まわりのモヤモヤは、
iPhone だけでなく iPad でも共通するテーマです。
さらに、
「iOS 26 以降もスマホをどうしていくか」を考えるときには、
といった記事を合わせて読むことで、
「今ある端末を整える」「次の一台を考える」
どちらの視点も持ちやすくなります。

まとめ｜今日つかんだイメージが、あしたの安心につながる

今日つかんだ小さな安心が、あしたの使いやすさにつながっていく。そばで見守るひろとの穏やかさも、陽菜のほっとした表情も、そんな気持ちをそっと支えてくれる。

陽菜は仕事帰り、
朝と同じ場所で iPhone をそっと開いてみました。

Face ID は一瞬で反応し、
スッとホーム画面が開きます。

「……あ、朝よりずっと心が軽い」

ひろとは横でうなずきました。

「ロック画面ってね、
　“不安” か “安心” かを決めるのは“知ってるかどうか” だけなんだよ。
　今日みたいに全体像をつかめていれば、
　多少うまくいかない日があっても、落ち着いて対処できるから。」

陽菜は笑顔で iPhone を握り直し、
「じゃあ明日からもうちょっとだけ、自信持って操作できるかも」
と小さくつぶやきました。

最後に…

この記事でつかんだ
「ロックと解除のしくみ」
そして
「どのパターンかわけて考える」
という視点は、これからの iPhone 生活でも役に立つはずです。

ぜひ、今日のうちに
あなたの iPhone でも一度
「ロックの流れ」や「Face ID／パスコードの設定」を
軽く見直してみてくださいね。

あなたの安心につながる、やさしい一歩になりますように。

またねー。

iPhone 画面ロック解除できないときの原因と対処｜ロックの仕組みがわかるガイド【2025】