Whisper Web UIで文字起こしをしようとしたとき、「長時間の音声がうまく処理できない…」と困った経験はありませんか?

長時間の音声がうまく処理できない…
そんなとき役立つのが、無料で使える音声編集ソフト「Audacity(オーダシティ)」です。
この記事では、Audacityを使って音声ファイルを3分ごとに分割する方法を、最新のインターフェースに合わせて分かりやすく解説します。
文字起こしがうまくいかない原因や、保存形式のポイントもあわせてご紹介。これからWhisperを使う方にも役立つ内容です✊
目次
🟦Audacityとは?無料で使える音声編集ソフト
「Audacity(オーダシティ)」は、無料で使えるオープンソースの音声編集ソフトです。Windows・Mac・Linuxすべてに対応していて、世界中のユーザーに愛用されています。
とくにこんな作業に便利です👇
音声のカット・分割・結合
ノイズ除去・音量調整
複数トラックの編集やエフェクト加工
MP3やWAVなどへの書き出し
Whisper Web UIで文字起こしを行う場合、音声ファイルを「3分以内」に分けておく必要があります。
Audacityを使えば、その準備がとってもラクになるんです✨

🟩 Audacityって?
※2025年6月現在、Audacityの最新版は3.7.4です。この記事では、最新バージョンの基本操作や保存方法に対応した内容をわかりやすくご紹介しています。
✅ 安心して使える公式ツール
Audacityは、現在もAudacity公式サイト(https://www.audacityteam.org/)から安全にダウンロードできます。
また、音声データを外部に送信することもないため、オフラインでの作業も安心です。
💡補足:2024年以降、Audacity 3.5系ではクラウド保存機能も搭載されましたが、ローカル保存のまま使えば従来通り安心です。
🟦Audacityをインストールしよう
Audacityは公式サイトから無料でダウンロード&インストールできます。手順もシンプルなので、初心者の方でも安心です。
🪄 Audacityのダウンロード手順(Windows / Mac共通)
公式サイトにアクセス
👉 https://www.audacityteam.org/download/自分のパソコンのOS(Windows / macOS / Linux)を選択します。
「Audacity インストーラー」をクリックしてダウンロード。
ダウンロードしたファイルを開いて、画面にそってインストールを進めます。
Audacityは 公式サイト から最新版(現在は3.7.4)を無料でダウンロードできます。2024年以降のバージョンでは、クラウド保存やピッチ変更などの便利な機能が追加されており、より快適に音声編集が行えます。

Audacityをインストールして使ってみよう
📝 インストール時のチェックポイント
インストール中に「プラグインを追加しますか?」という表示が出た場合は、あとから追加もできるのでスキップでOK。
セキュリティ警告が出る場合もありますが、公式サイトからのダウンロードであれば安全です。
🌟 インストールが完了したら
Audacityを起動すると、以下のようなシンプルな編集画面が表示されます。
🟦Audacityの基本画面と使い方|音声の切り方と保存方法
Audacityは、録音・カット・保存などの基本操作がとても簡単。ここでは「Whisperで使うために音声を3分ごとに分割する」前提で、最低限の使い方を紹介します。
※Audacity 3.5以降では、クラウド保存の設定が初期状態で有効になっています。 気になる方は、[設定] → [クラウド同期] からオフにできます。
🖥 基本画面の構成(ざっくり覚えよう)
Audacityを開くと、以下のような画面が表示されます:
🔊 波形表示エリア:音声ファイルの中身が波として表示される場所
🎛 操作バー:再生・一時停止・録音などのボタンが並んでいます
🛠 ツールバー:切り取り・貼り付け・ズームなどの編集ツールがあります
✂ 音声ファイルを分割する方法(3分ごとなど)

最初はちょっと勇気がいる?でも切ってみましょう。
Whisper用に音声を細かく切りたいとき、以下の方法が便利です。
【手動で分割する方法】
Audacityに音声ファイル(.mp3 / .wav など)をドラッグ&ドロップ。
上部メニューの [表示] → [拡大] で波形を見やすく。
再生バーを分割したいタイミング(例:3分あたり)に合わせる。
上部メニューの [編集] → [クリップの分割] をクリック(または
Ctrl + I
)。切れた部分を [ファイル] → [書き出し] → [選択範囲の書き出し] で保存。
【自動で時間ごとに分割する方法】
[ファイル] → [書き出し] → [複数ファイルの書き出し] を選択。
下の「ラベルに基づいて書き出し」を利用するために、事前にラベルトラックを設定。
3分おきにラベルを設定しておけば、分割されたファイルが一気に保存されます!
2025年6月現在のポイント
Audacity 3.7.4は、最新のノイズ除去・音質調整・保存機能に対応。この記事では、現行バージョンでの操作をもとに解説しています。
👉「自動ラベリング」の無料プラグインなどもあるので、別記事で紹介予定です。
💾 書き出しの注意点(Whisper向けに)
ファイル形式は「WAV」または「MP3」がおすすめ(Whisper Web UIは両方対応)。
ファイル名は「part1.mp3」「part2.mp3」など、連番で保存すると管理しやすいです。
🟦Audacityで音質を整えるには?ノイズ除去や音量調整
文字起こしの精度を上げたいなら、音声のクリアさが重要です。特にWhisperに渡す前に、ノイズを減らして聞き取りやすく整えるだけでも精度はアップします。
🌫 ノイズ除去(環境音・雑音対策)
周囲の雑音(空調の音やキーボードのカチャ音など)がある場合、Audacityで次の手順で消すことができます。

🎧ヘッドホンで音を確認し、ノイズ除去を挑戦
【ノイズ除去の手順】
波形から雑音だけの部分(無言の背景音など)を選択。
メニューの [エフェクト] → [ノイズの除去と修復] → [ノイズの除去] をクリック。
「ノイズプロファイルを取得」を選択。
全体を選択して、もう一度 [ノイズの除去] に進み、強さやしきい値を調整して実行。
💡うまくいけば、声は残して背景音だけを消せます。
🔊 音量のバラつき調整(正規化)
話し声が小さい/大きい部分がバラバラなときは「正規化」や「コンプレッサー」を使います。
【音量を整える基本ステップ】
[エフェクト] → [正規化]
→ 最大音量を一定に整える(基本はデフォルト設定でOK)[エフェクト] → [コンプレッサー]
→ 小さい音を持ち上げつつ、大きい音を抑えてバランスをとる
📌 音割れの心配がある場合は、コンプレッサーだけ使うのも◎。
🎧 その他よく使うエフェクト
フェードイン/アウト:音声の始まりや終わりを自然に(「エフェクト → フェードイン」など)
無音の挿入・削除:空白が長い時に便利([生成] → [無音] or [編集] → [無音化])
🟩Audacityで保存するおすすめ設定|WAV・MP3どちら?
音声ファイルをWhisperで文字起こしにかける場合、ファイル形式の選び方がとても大切です。ここでは、WAVとMP3の違いや、Audacityでの保存手順について分かりやすく解説します。

🗂ファイル形式(WAV/MP3)は悩みますよね
🎵 WAVとMP3の違いは?
形式 | 特徴 | おすすめポイント |
---|---|---|
WAV | 無圧縮・高音質 | 音質重視。Whisperで正確に書き起こしたいときに最適。 |
MP3 | 圧縮済み・軽量 | 容量が小さく済む。やや音質は下がるが使いやすい。 |
📌 Whisperはどちらの形式にも対応していますが、長時間音声や精度重視の場合はWAVが安心です。
💾 Audacityでの保存手順(エクスポート)
【WAV形式で保存する方法】
編集が完了したら、[ファイル] → [エクスポート] → [WAVとしてエクスポート] を選択。
保存先とファイル名を指定し、「保存」ボタンで完了。
【MP3形式で保存する方法】
[ファイル] → [エクスポート] → [MP3としてエクスポート] を選択。
ビットレート(標準:128kbps or 192kbps)を設定し、保存。
✅ AudacityはMP3保存に「LAMEエンコーダー」を使いますが、現在はインストール不要で使えるようになっています(最新版では同梱済み)。
📝 補足:ファイル名は英数字が安心
Whisper Web UIやCLI版では、日本語ファイル名でエラーになる場合があります。
→ 「voice_20250615.wav」など、英数字+アンダーバーで保存しましょう。
🟦Q&Aコーナー|Audacityのよくある疑問まとめ
Audacityを使ううえで、多くの人がつまずきやすいポイントをQ&A形式でまとめました。困ったときに読み返してみてくださいね💡

分からないな?
❓Q1:Audacityは完全に無料で使えるの?
はい、Audacityはオープンソースの無料ソフトです。
広告表示もなく、追加課金もありません。安心して使えます。
❓Q2:音声を途中でカットする方法は?
ドラッグで範囲を選択
キーボードの Deleteキー で削除
この操作だけでOK。難しい操作は不要です。
❓Q3:編集後の音が聞こえないのはなぜ?
[表示] → [ミキサー・ツールバー] の確認
ミュート設定や音量ゼロになっていないか確認
スピーカー設定などPC側の確認も大切です。
❓Q4:ノイズ除去したのに変な音になる…
ノイズ除去は強すぎると音質が劣化します。
「ノイズのプロファイルを取得」→「軽めの除去設定」を試してみてください。
❓Q5:Whisperで使うならWAV・MP3どっちがいい?
音質重視 ➡ WAV
軽さ重視 ➡ MP3(192kbps以上)
Whisperはどちらにも対応していますが、迷ったらWAVが無難です。
🟩まとめ|Audacityで音声編集がラクになる!
Audacityは「無料なのに高機能」で、
音声のカット・保存・ノイズ除去・音量調整までひととおり対応できます。
Whisperなどの文字起こしツールと組み合わせると、
作業効率も精度もグッと上がるのが大きな魅力です。

Audacityは音声のカット・保存・ノイズ除去・音量調整までひととおりできますよ!
✅この記事のまとめ
Audacityとは?:誰でも無料で使える音声編集ソフト
カット方法:選択→Deleteキーで簡単
ノイズ除去や音量調整:プロ仕様に近い処理も可能
保存形式:WAV・MP3両対応でWhisperとも相性◎
作業の流れが直感的で、PCが苦手な人にもおすすめ!
🎧今すぐできる!1ステップアクション
まずはAudacityをインストールして、
スマホのボイスメモやZoom録音を取り込んでカットしてみましょう!
一度試せば、「もう手放せない」と感じるはずです✨
🔗 関連リンク・おすすめ記事
📌 Whisperと連携したい人におすすめ
👉 Whisper Web UIで長時間の音声を文字起こしする方法|分割・最新ツール活用まとめ
┗ Whisperを使った長時間音声の処理方法をまとめた完全ガイドです。
📌 Whisperの基本を知りたい方はこちら
👉 Whisper Web UIで文字起こし|無料で使えるOpenAIの高精度ツールの使い方まとめ【2025年版】
┗ 初心者にも分かりやすく、Whisper Web UIの使い方を解説しています。
📌 さらに効率UPしたい人へ
👉 Whisper作業がラクになる無料アシストツール10選|音声分割・変換・文字起こし支援
┗ Whisperと一緒に使いたい補助ツールを厳選して紹介!
✨最後にひとこと

ウィスぴーくん
WhisperとAudacityをうまく組み合わせれば、あなたの音声作業もぐっと快適に!
またひとつ、新しいやり方を覚えましたね📝
ではまた次の記事でお会いしましょう!
👋 ウィスぴーくんも手をふって応援しています!