無料で文字起こし|Windowsでも使えるWhisper Web UIの始め方&リアル検証【2025年版】

無料で文字起こし|Windowsでも使えるWhisper Web UIの始め方&リアル検証【2025年版】

目次

はじめに|無料で文字起こししたい人へ

「音声をテキストにしたいけど、有料ツールは使いたくない…」 「できればPCやスマホだけで、簡単にできる方法が知りたい!」

書き起こしを無料でするいい方法あるかな?と女の子がPCに向かって考えている。

書き起こしを無料でするいい方法あるかな?

そんな方に向けて、この記事では完全無料&登録不要で使える文字起こしツールをご紹介します。

特に、Windowsユーザーでも安心して使える「Whisper Web UI」を中心に、 実際の使い方・注意点・代替案までやさしくまとめました。

パソコン操作に不慣れな方でもできるよう、画面付きで丁寧に解説していますので、 ぜひご活用ください。

実際の生成例を見てくださいね

画像付きで説明しますね

無料で文字起こしできるツールとは?

最近では、AI技術の進化によって誰でも手軽に音声を文字起こしできる時代になっています。

中でも注目を集めているのが、OpenAIが開発した音声認識モデル「Whisper」を活用した無料ツールです。

Whisperを使えば、

  • 音声ファイル(例:会話、講演、インタビューなど)を自動でテキスト化

  • 日本語を含む多言語に対応

  • 高精度で「えー」などの不要語を省くことも可能

といった特徴があり、使い勝手のよさが人気です。

特におすすめなのが「Whisper Web UI」。 これはブラウザ上で使える無料の文字起こしツールで、ソフトのインストールや登録は一切不要

WindowsでもMacでも、パソコンさえあれば誰でもすぐに使い始めることができます。

次の章では、この「Whisper Web UI」の特徴と具体的な使い方を解説していきます。

Whisper Web UIの特徴と使い方

Whisper Web UIは、ChatGPTを開発したOpenAI社が作った音声認識モデル「Whisper」を使って動いています。

「OpenAIってなに?」と思う方もいるかもしれませんが、あの有名なAIチャット「ChatGPT」を開発したアメリカの企業です。

ChatGPTを使ったことがある方なら、その高い精度や便利さを実感しているかもしれませんね。

このWhisperも同じくOpenAIの技術によるもので、音声をかなり自然にテキスト化してくれる優れたツールです。

Whisper Web UIの使い方(ステップ解説)

Whisper Web UIは、以下の手順で簡単に使い始めることができます。

  1. Whisper Web UIにアクセス

    ⚠ 現在アクセスできない状態について

    2025年6月時点では、Whisper Web UIの提供元であるHugging Faceのページが「Runtime error(実行エラー)」となり、アクセスできない状態が確認されています。

    時間をおいて再度アクセスするか、以降で紹介する代替ツールの利用をご検討ください。

    🔁 うまく動かないときは別バージョンを試してみよう

    もし「Whisper Web UI」がうまく開けない場合は、OpenAIが提供している以下のページもおすすめです。

    どちらも登録不要・無料で使えるので、状況に合わせて切り替えてみてください。

  2. 音声ファイルをアップロード

    • 画面中央の「ここに音声をドロップ-または-クリックしてアップロード」ボタンをクリックし、文字起こししたい音声ファイル(例:.mp3 / .m4a / .wav など)を選びます。

  3. 「Transcribe」ボタンをクリックして送信

    • 数秒~数分ほどで、自動的に文字起こし結果が表示されます。

使い方のポイント

  • 対応ファイル形式:.mp3 / .m4a / .wav など、よくある音声形式ならほとんどOK

  • ファイルの長さ:5分以内がおすすめ。長すぎるとエラーが出る場合があります。

  • 翻訳機能もあり:必要であれば「Translate」にチェックを入れれば、日本語音声を英語に訳すことも可能。

可愛い女の子がパソコン画面を指差して「これならできそう!」と前向きな表情

スマホで読んでも、出来るだけPCで実行してね。

実際に使ってみた画面解説(スクショ付き)

ここでは、実際に「Whisper Web UI」を使って文字起こしを試した際の画面を交えながら、使い方や注意点をわかりやすく解説します。

👉 初心者でも使いやすいこちらで検証(2025年6月):openai/whisper

① 初期画面とファイル選択

Whisper Web UIにアクセスすると、次のようなシンプルな画面が表示されます。

  • 「Upload audio」ボタンから、音声ファイルを選びます。

  • 音声ファイル形式は .mp3.m4a.wav などに対応しています。

Whisper Web UIの初期画面とファイル選択

Whisper Web UIの初期画面とファイル選択(例:ブラウザ:Edge)

② 文字起こしの実行と結果の表示

音声ファイルを選んで「Transcribe」にチェック、「送信」をクリックすると、自動で文字起こしが始まります。数秒~数分で結果が画面に表示されます。

  • 「えー」や「うーん」などの不要なつなぎ言葉は自動で省かれることもあり、精度はかなり高め。

  • 句読点や改行は完璧ではありませんが、読みやすいテキストが得られます。

Whisperの文字起こしの実行と結果の表示

Whisperでの文字起こしの実行と結果の表示

Whisper文字起こしで失敗した理由と再現結果まとめ

Whisper Web UIは基本的に精度の高い文字起こしが可能ですが、実際に使ってみると、エラーや意図しない結果が出るケースもありました

以下では、実際の検証で起こった事例とその原因・対策を紹介します。

✅ 事例1:長すぎる音声ファイルでエラー

最初に3分40秒の音声ファイル(.m4a)をアップロードしたところ、読み込み中に突然エラー画面が表示されて終了しました。

【スクショ:エラー画面】

Whisperで出たエラー

Whisperで出たエラー

▶ 対策:音声ファイルは2分以内に分割して処理すると成功しやすくなります。

ですが今のところ、1~2分以内に音声ファイルを分けるのが確実な方法のようです。

🎧 音声ファイルを分割するなら

  • 手軽にやりたい人 → ブラウザで簡単「MP3Cut
  • しっかり編集したい人 → 高機能な「Audacity

1~2分ごとに分割しておけば、Whisperのエラー対策にも◎

✅ 事例2:ファイルを分けても余分な文字が起こされる

音声を4つのファイルに分けたところ、一部のファイルで文字が重複したり、繰り返されたりする現象が発生。

  • 同じ音声を1分ずつ4分割して順にアップロード → 成功もあったが一部に誤認識や繰り返し発生

【スクショ:ファイル3・ファイル4の不具合】

Whisperで音声を文字起こし成功したかのようだが余分な文字が入る

ファイル3:Whisperでの音声の文字起こしが成功したかのようだが、余分な文字が入る

Whisperで音声を文字起こし成功したかのようだが余分な文字が入る

ファイル4:Whisperでの音声の文字起こしが成功したかのようだが、余分な文字が入る

▶ 対策:

  • Whisper Web UIのセッションが正しくリセットされていなかった可能性あり。

  • リロード(F5)+キャッシュクリア後に再読み込みすると成功することも。(今回は何度やっても成功しない)

  • 時間を変えて再度音声文字起こしを行う

✅ 事例3:時間を空けても再現しない場合も

エラーの場合、時間を1時間以上空けて同じファイルを再度アップしたところ、今度は成功しました。

▶ つまり、Whisper Web UIは一時的なキャッシュやセッションの影響を受けやすいため、安定性にはやや課題があります。(余分な文字起こしはされた)

📝 使ってみた感想

  • 句読点はある程度つくが、つかない部分もある
  • 場所や地名などは漢字+カタカナの変換ミスもあった
  • とはいえ、無料でここまで高精度に文字起こしできるのは驚き
  • 音声からテキスト化する「第一歩」としては十分に使えるレベル
少し疲れた様子で「なんでエラーになるの~💦」と困っている女の子
実際にはエラーになる場合もあります😞

✅ 時間帯によるエラーの可能性にも注意

  • 時間を空けたり、ブラウザを変えても完全には解決しないケースも

実際にWhisper Web UIを使用した結果、夜間(20時以降)はアクセスが集中していたのか、エラーになるケースがありました

その後、平日午前〜午後早め(10〜15時)に再試行したところ、同じファイルで正常に文字起こしが成功するという結果に。(余分な文字起こしはされる)

⏰ エラー回避のためのポイント

  • 夜間(特に20時以降)は避ける
  • 平日の午前中〜午後の早い時間帯(10〜15時)に実行
  • 複数ファイルを連続アップロードする際は、毎回ブラウザをリロード

アクセスが集中する時間帯は読み込みが不安定になることがあるので、できるだけ混雑時間帯を避けるのがコツです。

iPhoneで使うときの注意点

Whisper Web UIはパソコンのブラウザでの使用を前提とした設計になっているため、iPhoneなどのスマホでの使用は正直かなり難しいのが現状です。

なぜiPhoneでは使いづらいの?

  • ファイルのアップロードに制限がある
    SafariやChromeのスマホ版では、音声ファイルの選択・アップロードがうまく動作しないことがあります。

  • 変換が途中で止まる・エラーになることがある
    音声ファイルの変換処理にはそれなりの処理能力が必要なため、スマホでは処理落ちやエラーになることが多いです。

  • 全体のUIがスマホ画面に最適化されていない
    ボタンが小さかったり、入力欄が隠れてしまったりと、スマホで操作するには不便な点が多くあります。

スマホユーザーへのおすすめ対応

  • 一度パソコンで作業するのが安心
    Whisper Web UIは、WindowsやMacなどのパソコンでの利用がおすすめです。家庭にあるパソコンで一度使ってみると、安定して動作する可能性が高くなります。

  • スマホで使える専用アプリの検討も◎
    どうしてもスマホで文字起こしをしたい場合は、「Notta」などのスマホ対応アプリの利用もおすすめです(無料プランあり)。

📱 iPhoneで使うときの注意点まとめ

  • Whisper Web UIは基本的にPC向け。スマホでは動作が不安定なことが多い
  • ファイルのアップロードやボタン操作がスマホではしづらい
  • スマホユーザーはPC利用、または別のアプリ(例:Notta)がおすすめ

ChatGPTと連携してさらに活用する方法

Whisperで音声を文字起こししたあとは、さらにChatGPTを活用することで、文章の「要約」や「整理」、「翻訳」まで効率よく進めることができます。

ChatGPTの画面を見ながら笑顔になる女の子

ChatGPTは文章の「要約」や「整理」、「翻訳」はお得意です。

文字起こし × ChatGPTでできること

以下のような作業が、ChatGPTにコピペするだけで簡単にできます。

  • ✅ 長い文字起こし文を、要約・構成してもらう

  • ✅ 会議やインタビューの内容を、議事録風に整理

  • ✅ 日本語の文字起こしを英語に翻訳

  • ✅ SNS用の短いキャプションや要点抽出にも便利

実際に、Whisperで文字起こしした文章をChatGPTに渡すだけで、驚くほどスムーズに整理・要約してくれます。

Whisperって何?ChatGPTの兄弟AIのような存在

WhisperはChatGPTの兄弟AIのような存在

📸 こんな使い方も!

たとえば、音声で録音したアイデアメモをWhisperで文字化し、ChatGPTで要約して下書きに整えてもらうことも可能です。

スマホのボイスメモ × Whisper × ChatGPTの組み合わせで、話すだけで文章ができる時代がもうすぐそこに。


💡 ChatGPTは無料で使える?


Whisperで書き起こした文章の要約・翻訳・整理などは、ChatGPTの無料プランでも十分に対応可能です。
一部の高度な操作(長文処理・ファイル添付)には有料プランが必要なこともありますが、基本操作は無料で楽しめます!

他に試すなら?代替の無料ツールも紹介

Whisper Web UIはとても優れたツールですが、「エラーが出てしまう」「もう少しシンプルに使いたい」という方もいるかもしれません。
そんな時は、以下の代替の無料ツールを試してみるのもおすすめです。

1. Notta(ノッタ)|ブラウザで使える日本語対応ツール

  • 公式サイトhttps://www.notta.ai/

  • 特徴

    • 登録すればすぐ使える(Googleアカウント連携もOK)

    • 音声をアップロードするだけで、かなり精度の高い文字起こしが可能

    • 無料プランでも月120分まで利用可能(2025年6月現在)

    • 日本語UIなので、初心者でも安心して操作できる

2. Whisper Desktopアプリ(PCインストール型)

  • GitHubなどからダウンロードして使う方法

  • 安定性が高く、Web UIよりも精度が良いケースも

  • インストール作業に少しハードルはあるが、一度設定すれば快適に使える

3. Googleドキュメントの音声入力

  • Google Chromeブラウザで使える機能

  • 「ツール」→「音声入力」で、リアルタイムに話した言葉をテキスト化

  • 音声ファイルの読み上げ再生を使えば、簡易的な文字起こしにも使える

📌 迷ったらコレ!

  • かんたん操作+UIの安心感 → Notta
  • オフラインでも安定して使いたい → Whisper Desktop
  • リアルタイムに喋った内容を文字に → Googleドキュメント音声入力

あなたの目的や環境に合わせて、最適なツールを選んでみてください。

まとめ|おすすめの組み合わせと注意点

✅ この記事のまとめ

  • Whisper Web UIは無料・登録不要で使える高精度な文字起こしツール
  • 1~2分以内の音声ファイルに分けることでエラーを回避しやすい
  • ChatGPTと連携すれば要約・翻訳も簡単にできる
  • うまくいかないときはNottaやGoogleドキュメント音声入力なども代替手段として活用

Whisperは高機能でありながら無料で使える点がとても魅力です。とはいえ、ややクセもあります。
長すぎる音声ファイルは分割する・ブラウザを切り替えるなど、いくつかの工夫で安定して使えるようになります。

また、ChatGPTと組み合わせることで、単なる文字起こしにとどまらず、文章の整理・要約・翻訳などにも活用可能です。

あなたの目的やスキルに応じて、ベストな組み合わせを見つけてみてくださいね✨

📚 次回予告|ChatGPTって何?仕組みと無料プランをやさしく解説

Whisperと同じ「OpenAI」が開発したChatGPT。
名前は知っていても「実際どんなAIなの?」「無料で何ができるの?」と気になっている方も多いのではないでしょうか?
次回は、ChatGPTの基本と無料プランの使い方を、ITに詳しくない方にもわかるように、ていねいにご紹介します✨
「画像を作る」「文章を要約する」など、どんな活用ができるかも具体的に解説します!

また次の記事でお会いしましょうね。がんばるあなたを、応援しています🍀しらたまちゃんが手を振る