目次
はじめに
iPhone SE(第3世代)は、最新のProモデルに比べるとカメラ機能はシンプルですが、工夫次第で高品質な写真や動画を撮影できます。本記事では、iPhone SE3のカメラ機能を最大限に活かす撮影テクニックと、おすすめのカメラアプリを紹介します。スマホ撮影をレベルアップさせたい方は、ぜひ参考にしてください!
iPhone SE3のカメラ性能をおさらい
iPhone SE3は、1200万画素のシングルカメラを搭載しています。以下の特徴を押さえておきましょう。
- スマートHDR 4 による鮮やかな色表現
- ポートレートモード で背景をぼかした写真が撮影可能
- Deep Fusion による細部まで鮮明な描写
- 4K 60fps対応の動画撮影 で高品質な映像が可能
これらの機能を活かせば、プロ仕様の写真や動画も十分に撮れます。
スマートHDR 4とは
スマートHDR 4 は、AppleがiPhone 13シリーズ以降に採用した最新のHDR(ハイダイナミックレンジ)技術です。iPhone SE(第3世代)にも搭載されており、以下のような特徴があります。
スマートHDR 4の主な特徴
- 複数の被写体を最適化
- 1枚の写真の中で、異なる被写体ごとに明るさやコントラスト、色を最適に調整できます。
- グループ写真などで、全員の肌の色や明るさが均一になりやすい。
- より自然な色表現
- iPhoneのAI(機械学習)がシーンを分析し、被写体の肌の色や周囲の光の状況を考慮して、よりリアルな色を再現。
- 明るい部分と暗い部分のバランスを調整
- 逆光や強い日差しの下でも、白飛びや黒つぶれを抑えて、見た目に近い写真を撮影可能。
スマートHDR 4の活用シーン
- 逆光のシーン → 被写体が暗くならず、背景も綺麗に写る
- グループ写真 → それぞれの顔の明るさを最適化
- 風景撮影 → 空や建物のディテールがしっかり残る
iPhone SE3では、最新のProモデルのような複数カメラはないものの、スマートHDR 4のおかげでシングルカメラでも美しい写真を撮ることができます。
標準カメラアプリを使用すれば、自動的にHDRをONになっています。
HDRを無効化したい場合の対策
完全にスマートHDRをオフにすることはできませんが、以下の方法でHDRの影響を抑えることができます。
- Live Photosをオンにする(写真撮影時)
- Live Photosを使うとHDR効果が抑えられることがあります。
- カメラアプリで「◉(Live)」をオンにする。
- 露出を手動調整する
- カメラアプリで被写体をタップ → 画面右側の「太陽アイコン(露出調整)」をスライドして明るさを調整。
- 写真編集アプリでHDR効果を軽減
- 「写真」アプリで「編集」→ コントラストやハイライトを調整すると、HDRの影響を弱められる。

目盛りを動かして調整する

- サードパーティアプリ(Lightroom, Snapseed など)でさらに細かく調整可能。
iPhone SE3で美しい写真を撮るテクニック
1. 光を意識して撮影する
カメラの性能を引き出すために、光の当たり方を工夫しましょう。
- 自然光を利用する:屋外や窓際の光を活かすと、明るくきれいな写真が撮れます。
- 逆光を避ける:被写体が暗くならないように、順光や斜光で撮影しましょう。
- ゴールデンアワー(朝日・夕日)を狙う:柔らかく温かみのある写真が撮れます。
2. グリッド機能を活用して構図を整える
「設定」→「カメラ」→「グリッドをオン」にすると、撮影時に画面にガイド線が表示されます。

- 三分割法:被写体を画面の1/3の位置に配置するとバランスが良くなります。
- 対角線構図:動きのある印象を与えたいときにおすすめ。
3. ポートレートモードで背景をぼかす
iPhone SE3のポートレートモードは、被写体を際立たせるのに便利です。
- 被写体と背景の距離を十分に取ると、きれいにボケる。
- 「スタジオ照明」や「ステージ照明」を活用して、印象的なポートレート写真に。
4. ライブフォトを活用する
シャッターを押した前後の瞬間を記録する「ライブフォト」を使えば、ベストな表情や動きを選べます。

- 撮影後に「編集」→「キー写真を変更」でベストな瞬間を選択。

このようにしてキー写真に設定ができる。

- 動きのある被写体(ペット・子供)を撮るときに便利。
iPhone SE3で動画を撮影するコツ
1. 手ブレを抑える
SE3には光学式手ブレ補正が搭載されていますが、より滑らかな映像を撮るには以下の方法が効果的。
- 両手でしっかり持つ
- ジンバルや三脚を活用
- スローモーションやタイムラプスを活用
2. フレームレートを設定する
「設定」→「カメラ」→「ビデオ撮影」でフレームレートを変更できます。

- 30fps(標準):一般的な撮影におすすめ。
- 60fps:動きのある被写体をなめらかに撮影。
- 24fps:映画のような雰囲気を出したいとき。

iPhone SE3で動画を撮っているイメージ。
3. 外部マイクを使って音質を向上させる
動画のクオリティを上げるには音声も重要。外部マイクを活用すると、よりクリアな音声が収録できます。
iPhone SE3におすすめのカメラアプリ
標準カメラアプリでも十分に撮影できますが、以下のアプリを活用すると、より多彩な表現が可能になります。
1. Halide Mark II(プロ仕様の写真撮影)
- マニュアルフォーカスやシャッタースピード調整が可能。
- RAW撮影に対応し、編集の幅が広がる。
2. Focos(ポートレート撮影向け)
- 撮影後に背景のボケ具合を調整可能。
- SE3のポートレートモードを強化。
3. FiLMiC Pro(高品質な動画撮影)
- マニュアル設定で映画のような映像が撮れる。
- 音声録音機能も充実。
まとめ
iPhone SE3のカメラは、最新のiPhoneと比べるとシンプルですが、工夫次第で美しい写真や動画を撮影できます。
今回のポイント
- 光を意識して撮影することで画質向上
- グリッド機能を活用し、バランスの良い構図を作る
- ポートレートモードやライブフォトで印象的な写真を撮る
- 手ブレを抑え、フレームレートを調整して高品質な動画を撮る
- おすすめアプリを活用して表現の幅を広げる
iPhone SE3のカメラ機能をフル活用して、素敵な写真や動画を撮影してみてください!

この記事は iPhoneSE3: iOS 18.3.1で確認しました。