はじめに
iPhoneを一定時間操作しないと、自動的に画面がロックされ、パスワードの入力が求められます。この「パスワードロック時間」は、設定で変更することが可能です。短すぎると頻繁にパスワードを入力する必要があり面倒ですが、長すぎるとセキュリティリスクが高まります。
「パスワードは不要」「盗まれる情報などない」と考える方もいますが、本当にそうでしょうか?
パスワードを設定しないと危険な理由
- 個人情報の流出:メール、SNS、銀行アプリなど、スマホには個人情報が満載です。
- 不正アクセスのリスク:盗難や紛失時、パスワードなしでは簡単に他人に使われてしまいます。
- Apple IDの悪用:iPhoneがロックされていないと、Apple IDが乗っ取られる可能性も。
- 遠隔操作でのリスク:iPhoneをリモートで探す「探す」機能も、パスワードなしでは解除される恐れがあります。

「面倒くさい」と感じるかもしれませんが、万が一のことを考えると、適切なパスワードロックの設定は重要なセキュリティ対策です。
本記事では、iPhoneのパスワードロック時間の変更方法を詳しく解説します。また、Face ID/Touch IDとの関係や、企業・学校での管理設定についても触れていきます。
1. iPhoneのパスワードロック時間を変更する方法
1-1. 設定アプリから変更する方法(一般ユーザー向け)
変更手順
- 「設定」アプリを開く
- 「画面表示と明るさ」をタップ
- 「自動ロック」の項目を見つける
- 希望するロック時間を選択(例:30秒 / 1分 / 2分 / 3分 / 4分 / 5分 / なし)
- 設定完了!
注記: iPhoneをホーム画面のままにして何も操作しないと、自動ロックまでの時間は設定した時間の 半分 になります。
※ iOS 18では、以前の「Face IDとパスコード」内の「パスワードを要求」の設定がなくなり、「自動ロック」と統合された可能性があります。
おすすめの設定時間
- 30秒〜1分:セキュリティ重視
- 2〜5分:利便性とセキュリティのバランスを取りたい場合
1-2. Face ID/Touch IDとの関係
Face IDやTouch IDを利用している場合、パスワードロックの時間が長くても、顔認証や指紋認証で素早く解除できます。ただし、「パスワードを要求」の時間設定によっては、一定時間が経過するとFace ID/Touch IDではなくパスワードを求められることがあります。
注意: Face IDまたはTouch IDを設定していても、以下の状況では 必ずパスコードの入力が必要 になります。
- iPhoneを再起動したとき
- 48時間以上ロック解除されていないとき
- 過去6日半パスコードを使用しておらず、直近4時間にFace ID/Touch IDでロック解除していないとき
- 5回連続でFace IDまたはTouch IDの認証に失敗したとき
- 緊急SOSを作動させたとき など
→ 詳細はApple公式サポートを参照
1-3. 「すぐにロックされる」「変更できない」場合の対処法
考えられる原因と対処法
1.「設定」→「画面表示と明るさ」→「自動ロック」が「なし」になっていないか確認
- これが「30秒」など短い設定になっていると、すぐにロックされる。
2.iOSのバグや不具合の可能性
- iPhoneを再起動する。
- iOSを最新バージョンにアップデートする。
3. 企業・学校の管理設定(MDM)が影響している場合
- 会社や学校から支給されたiPhoneは、管理者がロック時間を制御している可能性がある。
- 設定変更ができない場合はIT管理者に相談。
2. 企業・学校向け:iPhoneのパスワードロック時間の管理方法
企業や学校では、セキュリティ強化のためにモバイルデバイス管理(MDM)を使用して、パスワードロック時間を制御できます。
MDMでのパスワードロック設定方法
- Apple Business Manager / Apple School Manager を活用
- 「デバイスのロック時間」を一括設定
- 社員・生徒に推奨されるロック時間のポリシーを適用
企業向けの推奨ロック時間
- 30秒〜1分:業務用iPhoneの標準設定
- 2〜5分:利便性を考慮した設定(ただしリスクあり)
3. よくある質問(FAQセクション)
「パスワードロック時間が変更できないのはなぜ?」
→ 企業・学校の管理設定や、制限付きモードが有効になっている可能性があります。
「Face ID/Touch IDがあるのにパスワードが求められるのは?」
→ 設定時間を超えた場合、パスワードの入力が必須になる仕様です。
「iPhoneのスリープ時間とロック時間はどう違う?(iOS 18)」
→ iOS 18では、「自動ロック」がスリープ時間とパスワードロック時間を兼ねる設定になっています。 以前のように「パスワードを要求」の時間を別途設定することはできなくなり、スリープ時間(画面が暗くなる時間)とロック時間が同じになっています。
「子供のiPhoneのロック時間を制限したい」
→ 「スクリーンタイム」機能を使うと、子供のiPhoneの利用時間を管理できます。
まとめ
iPhoneのパスワードロック時間を変更することで、セキュリティと利便性のバランスを取ることができます。特にFace IDやTouch IDと組み合わせると、スムーズにロック解除が可能です。
企業や学校のiPhoneでは管理者が設定を変更できない場合もあるため、IT部門に確認するのがベストです。
次回の記事では、「知らなきゃ損!iPhoneのバッテリーを長持ちさせる5つの設定」や「iOSのセキュリティ対策まとめ – iPhoneを安全に使うための必須設定と習慣」について解説しますので、お楽しみに!
この記事は、iPhone15 Pro, iOS18.3.2 で確認しました。