この記事は、連載「XRからの乗り換えを考える」シリーズの合間に入れる臨時の速報まとめです。
これまで、iPhone XR→11/12/13/SE3/の検討まで進んできましたが、今回はiPad Pro M5の発表が来たので、先に要点をわかりやすく押さえます。
ここでの会話に登場するのは、Proに興味はあるが即決はしない現実派のひろと、そしてmini派で客観的に見ている陽菜です。
目次
まず結論:今回の“核”はAI×M5。見た目は据え置き、中身は現場向け

iPad Pro M5の発表
新しい iPad Pro(M5) は、外観の大きな変化ではなく中身の加速がテーマ。
M5チップにより、動画レンダリングや画像生成、3D、複数アプリの同時処理で余裕が生まれました。AppleはM5を「待ち時間を最小限に抑える設計」と説明しています(出典:Apple公式)。
Apple Intelligenceが前面に打ち出され、Siri連携・要約・画像のクリーンアップなど日常タスクを自然に短縮できる方向です(出典:Apple公式)。
Ultra Retina XDR(OLED)は1,000ニト(全画面)/ 1,600ニト(HDRピーク)、コントラスト2,000,000:1。HDRや色確認の精度が上がります(出典:Apple公式)。
Wi-Fi 7と、N1ワイヤレスチップによる無線基盤の強化、セルラーモデルのC1Xモデム(モバイルデータが最大50%高速)で、“素材をやりとりしながら作る”ワークが詰まりにくくなりました(出典:Apple公式)。
充電は約30分で最大50%まで回復できると案内(出典:Apple公式)。
ひろと「地味に効く要素が多い。僕は外部SSDで素材を扱うから、Wi-Fi 7+高速充電は刺さる。」
陽菜「Apple Intelligenceが前に出たのも印象的。会議メモの要約や画像のクリーンアップが日常の作業時間を削ってくれる感じだね。」
価格と発売日・ラインナップ(日本)

陽菜が価格表を見て「た、高い…」ひろとが落ち着いて「Proだからね」と説明
11インチ:168,800円〜(Wi-Fi)
13インチ:218,800円〜(Wi-Fi)
セルラーモデルあり
発売日:10月22日(出典:Apple公式)
カラー:スペースブラック/シルバー
Apple Pencil Pro/Magic Keyboard対応(継続)
ひろと「この価格帯は“なんとなく欲しい”で行くと後悔する。目的がはっきりしてる人向けだね。」
陽菜「私はmini派で客観だけど、Proはやりたいことが決まってる人の道具って印象。発売日は10/22、実機を触ってから落ち着いて考えよう。」
何が変わった? 大きく5分野でチェック

変わった5分野チェック
1) 性能とAI(M5+Apple Intelligence)
M5は、CPU/GPU/Neural Engineの総合力でプロワークの待ち時間を短縮する方向。統合メモリ帯域は153GB/sに拡大し、各GPUコアにNeural Acceleratorを備える設計がポイント(出典:Apple公式)。
Apple Intelligenceは、Siri連携、要約、画像の不要物消し(クリーンアップ)など、言葉でお願いすると終わる仕事を増やす狙い。オンデバイス処理を基本に、プライバシー配慮の説明も明記されています(出典:Apple公式)。

陽菜「SiriとChatGPTが混ざった感じ?」ひろとが図解
陽菜「AIって、一般ユーザーにも効く?」
ひろと「“毎日やる面倒”が減るのが効く。要約・下書き・画像のちょい整えとか。プロ用途では生成や重い描画の待ち時間が減るのが大きい。」
2) ディスプレイ(Ultra Retina XDR)
OLED(タンデム構造)で黒の締まりとピーク輝度が高く、HDRの映像確認がやりやすい。
ProMotion(10〜120Hz)・True Toneサポート。
Nano-textureガラスはオプションとして選択可能(構成により選択可/詳細は公式仕様で要確認)。照明環境が厳しい現場ではメリット大(出典:Apple公式)。

Ultra Retina XDRの説明をひろとがしている
陽菜「『Ultra Retina XDR』って、どこが良いの?」
ひろと「暗い部分がちゃんと暗いから、夜景や黒の階調が潰れにくい。HDRの“まぶしい光”と“深い影”がくっきり出る。ProMotionは最大120Hzでぬるっと動き、止まってるときは10Hzまで落として省電力。」
陽菜「『Nano-texture』は?」
ひろと「映り込みを抑えるガラス。窓際や展示会場、作業灯の下で色を見る人に効く。」
3) カメラ・音(制作向けトータル)
LiDAR搭載カメラ、4スピーカー、スタジオ品質マイク。
ProRes 4Kの撮影・編集を前提とした構成で、撮影→編集→共有の“ワンパッケージ化”を狙っています(出典:Apple公式)。

ひろとがカメラを構え、陽菜がマイクで録音テスト
陽菜「iPadで撮るって、本気の現場でも使えるの?」
ひろと「LiDARで奥行き取りやAR計測が速いし、4スピーカー+高品質マイクで、インタビューや仮収録がこれ一台でも行ける。ProRes想定だから、素材取り→カット→色→書き出しまで机を広げずに完結しやすい。」
4) 通信(N1チップ・C1Xモデム)
Wi-Fi 7、N1ワイヤレスチップによるWi-Fi/Bluetooth/Threadの無線強化、セルラーモデルはC1Xモデムでモバイルデータが最大50%高速(出典:Apple公式)。
大容量素材のやりとり、クラウドバックアップ、外部ディスプレイ併用時の安定感に寄与。

陽菜「Wi-Fiって速いと何が得?」→ひろとが雲へ矢印でクラウド説明
陽菜「具体的にどう良くなったの?」
ひろと「帯域とレイテンシが良くなって、クラウド素材を待たされにくい。会議で外部ディスプレイ出力しながら共同編集しても安定する。移動中に素材を上げ下げする人にも効く。」
5) 充電・携帯性
約30分で最大50%まで回復できる高速充電(出典:Apple公式)。
厚みや重量は大きな変更なし。見た目は据え置きながら、中身の基礎体力を磨いた世代。

電源コードをさして「30分で半分だってさ」→陽菜驚き
陽菜「“30分で50%”って、どんな場面で助かる?」
ひろと「朝ごはんの間の急速チャージで午前の会議+軽い編集くらいこなせるとか、イベント現場で昼休憩の30分充電で午後を乗り切るイメージ。」
ひろと×陽菜の会話:M4から買い替える? Airと迷う?
ひろと「描く・書く中心なら、体験はM4と大差ないところもある。Pencil Proは同じだし。」
陽菜「私はmini派だから、軽さと持ち方を優先したい。だけど、動画・3D・AI生成はM5の伸びが効くよね。」
ひろと「うん。Final Cut・3Dを回す人、外部SSD+モニターで作業する人はM5。13インチは編集やマルチウィンドウが快適。」
陽菜「私はminiを借用中で、通勤の合間にノートや資料作りが多いから、Air/mini軸で引き続き検討かな。」
“この人はPro M5が向く”3タイプ

1.クリエイター 2.外部SSD派 3.色確認派 → 陽菜が横で「私は違うな…」
映像/3D/生成AIを業務で回す
レンダリング・書き出し・生成の待ち時間が短くなる恩恵が大。Wi-Fi 7+高速充電で、撮影→編集→納品のワークが詰まりにくい。モニター・外部SSD込みで作業する
帯域・安定性が効く。移動が多い人はセルラー強化とも相性良し。厳しい照明環境で色確認をする
OLED+(必要なら)Nano-textureで映り込み対策。デザインや現場チェックに有利。
ひろと「本気で制作を回す人は、Proで時間を取り戻せると思う。」
陽菜「逆に、学習・ノート・資料作成が中心ならAirがコスパ良好。Pencil/Keyboard込みの総額で必ず比較しようね。」
Q&A:よくある疑問に短く回答

ひろとが質問に答えている
Q1. Pencilは新しくなった?
A. Apple Pencil Pro対応は継続。スクイーズ/バレルロールなどの操作は同等。描き味が目的なら、M4→M5で体験差は小さいケースも。
Q2. プライバシーは大丈夫?
A. オンデバイス処理を土台に、必要に応じてプライベートクラウドを用いる設計(出典:Apple公式)。
Q3. ディスプレイはどれくらい良い?
A. Ultra Retina XDR(OLED)で黒が締まり、HDRピーク1,600ニト。写真・映像の微妙な階調が見やすい(出典:Apple公式)。
Q4. 11と13、どっち?
A. 作業領域>携帯性なら13、持ち運び>画面の広さなら11。メモリやストレージ、Pencil/Keyboardの総額を含めた合計金額で比較を。
予約前チェックリスト(保存推奨)

ふたりがメモ帳に「目的 / サイズ / Pencil / 下取り」書き出し
ひろとのひとこと
iPadは“最強”を選ぶより、“自分に合う”を見つける道具。
Proを選ぶ人が偉いわけじゃないし、Airやminiを選ぶのが妥協でもない。
やりたいことを3つだけ書き出すと、迷いが“判断”に変わります。
目的を3つ書き出す(例:動画編集/図面チェック/授業ノート)
11 or 13インチを仮決め → 店頭や手持ちケースでサイズ感を確認
ストレージは素材の置き場まで含めて選ぶ(外部SSD運用なら512GBでも可)
Pencil Pro/Magic Keyboardの合計金額を先にメモ
セルラーかWi-Fiか(テザリング派か単体回線派か)
いま使っているiPadの下取り or 譲渡計画(初期化・バックアップの段取り)
関連リンク
ChatGPT×iPad活用:
- 英語学習
- レポート作成
- 議事録テンプレ
- Pencil×要点カード化
※本記事の仕様情報は、Apple公式の発表内容をもとに構成しています。
🍎 Apple公式 Newsroom(出典:Apple公式)
まとめ:迷ったら“速くなるか”で選ぼう

ベンチの2人「速さが欲しければPro。迷ってOK。」
iPad Pro M5は、AI・通信・電源・表示の実務に効く更新。
毎日使う人ほど、“作業時間の短縮=生活の余裕”につながります。
一方、描く・書く中心ならAirで満足できる人も多いはず。
やりたいことを3つ書き出して、それが速くなるかで決めてみてください。
陽菜「私は会議メモと資料づくりが中心だから、Airも引き続きチェック。
でもクリーンアップや要約、ProRes編集をガッと使う日は、やっぱりProが頼もしい。」
ひろと「僕は13インチProに一歩前進。次回は実機の使い心地と価格推移を見て、最終判断にいこう。」
——そしてあなたも、少しだけ未来の使い方を思い浮かべてみてください。
憧れからでも、必要からでも。そのはじまりが“ちょうどいい一台”との出会いになります。

見てくれてありがとー。