「iPadでも低電力モードってあるのかな?」
iPhoneではバッテリーが減ると「低電力モードにしますか?」と表示が出ますが、iPadでは見当たらず戸惑った方も多いのではないでしょうか。
実は、以前のiPadOSではこの機能は搭載されていませんでしたが、iPadOS15以降では設定から低電力モードを有効化できるようになりました。
ただし、Apple公式の案内ページでもこの点がはっきり書かれていないため、わかりにくいのが実情です。
このページでは、
お使いのiPadに低電力モードがあるか確認する方法
有効化・解除の手順
もし対応していない場合の代わりの省エネ設定
を分かりやすく解説します。

今から低電力モードも覚えるよ
「これならできそう」と思えるポイントを一つずつお伝えしますので、安心して読み進めてみてくださいね。
目次
🟢 iPadに低電力モードがあるか確認しよう
「うちのiPadには低電力モードって付いてるのかな?」と気になったら、まずは設定画面を開いてみましょう。バージョンや機種によって、表示される項目が違う場合があります。

自分のiPadには低電力モードはあるかな?
以下の手順で確認できます。
✅ 確認の手順
iPadの「設定」アプリを開きます。
左側のメニューから「バッテリー」をタップします。
「低電力モード」というスイッチが表示されていれば、利用できます。
もし表示されていない場合は、iPadOSが古い可能性があります。
iPadOS 15以降のバージョンで搭載されたため、最新バージョンにアップデートすることで使える場合もあります。
✅ iPadOSのバージョンを調べる方法
「設定 > 一般 > 情報」と進むと、画面の上の方に「ソフトウェアバージョン」が表示されています。
例:iPadOS 15.8.4
このように「15」以上の数字が書かれていれば、低電力モードが使える可能性が高いです。
⚠️ 注意
・一部の古いモデルではiPadOS15に対応していない場合があります。
・「バッテリー」項目にスイッチがないときは、その機種では利用できない可能性もあります。
💡 操作のイメージ

低電力モードの設定があればOK
🟢 低電力モードの使い方と設定手順
「低電力モード」が表示されていたら、実際に使ってみましょう。
この機能をONにすると、iPadが消費電力を抑える動作になります。

低電力モードをオンにする
✅ 低電力モードでできること
低電力モードをONにすると、次のような動きが変わります。
メールやアプリのデータ取得が少し遅くなる
一部のビジュアル効果が減る
自動ダウンロードが一時停止する
バックグラウンドでの更新が控えめになる
その分、バッテリーが長持ちします。
「今日はあまり使わないけど、できるだけ電池を減らしたくないな」というときに便利です。
✅ ON/OFFの手順
「設定」を開きます。
左のメニューから「バッテリー」をタップ。
「低電力モード」のスイッチをONにします。
スイッチが緑色になれば有効です。
オフにしたいときは同じ場所でスイッチを戻します。

iPadの低電力モードON・OFF
💡 ポイント
低電力モードをONにしていても、必要なときにいつでもOFFにできます。
充電が100%まで終わると、自動的にOFFになる仕組みです。
🟢 ① コントロールセンターを開いて直接追加する方法
画面右上から下にスワイプ(コントロールセンターを表示)
「+」をタップして編集モードに
追加できる一覧から「低電力モード」を探してタップ
画面のどこかをタップして編集を終了
これで、画面の右上から下にスワイプするだけで、すぐ切り替えられます。

コントロールセンターから低電力モードを追加
🟢 ② 設定アプリから追加する方法
「設定」を開く
左メニューから「コントロールセンター」をタップ
「コントロールをカスタマイズ」で「低電力モード」を探す
「+」をタップ
コントロールセンターに追加される

設定からコントロールセンターに低電力モードを追加
📝 補足:設定画面の違いについて
お使いのiPadのバージョンによって、低電力モードを追加する方法が大きく異なります。
✅ iPadOS15の場合
設定アプリの「コントロールセンター」からのみ操作できます。
コントロールセンターを直接開いて「+」ボタンで追加する方法はありません。
✅ iPadOS18の場合
コントロールセンターを開いて「+」ボタンで編集・追加します。
設定アプリからは追加できません。
このため、どちらのバージョンかを確認してから操作してくださいね。
✅ 使うときのヒント
外出先や旅行先など、充電できる場所が少ないときにONにすると安心です。
iPadを動画視聴や読書に使う場合も、省電力を意識しておくと電池持ちがよくなります。
🟢 対応していない場合の省エネ設定
「バッテリー」の中に「低電力モード」が見つからなかった場合でも大丈夫です。
iPadはもともとバッテリーの持ちが比較的良い機種ですが、設定を少し工夫するだけでさらに長く使えます。

できることからやってみよう
ここでは、低電力モードが使えない場合でもすぐできる省エネの方法をまとめました。
✅ 1. 画面の明るさを下げる
画面が明るいとバッテリー消費が早くなります。
以下の手順で明るさを調整しましょう。
「設定」を開く
「画面表示と明るさ」を選ぶ
「明るさ」のバーを左にスライドする

画面の明るさを調整する
💡 ヒント
明るさを自動調整にしておくと、周囲の光に合わせて最適な明るさになります。
✅ 2. バックグラウンド更新をオフにする
アプリが見えないところで情報を更新し続けると、電池が減りやすくなります。
「設定」を開く
「一般」を選ぶ
「Appのバックグラウンド更新」をタップ
「オフ」を選ぶ(または必要なアプリだけオンにする)

Appのバックグラウンドの設定を変更
✅ 3. メールの取得方法を手動にする
自動でメールを確認すると、その分バッテリーを使います。
「設定」→「メール」→「アカウント」を開く
「データの取得方法」を選ぶ
「手動」を選ぶ
これで、手動でアプリを開いたときだけメールを更新します。

メールの取得方法を手動に
✅ 4. 位置情報サービスを最小限にする
常に位置情報を使うアプリは電池を消耗しがちです。
「設定」→「プライバシーとセキュリティ」→「位置情報サービス」を開く
不要なアプリを「オフ」にするか「使用中のみ」に変更

位置情報サービスを最小限に
✅ 5. Wi-Fi・Bluetoothを使わないときはオフにする
外出中にWi-FiやBluetoothを使わない場合はオフにしましょう。
コントロールセンターから簡単に切り替えられます。
(画面右上から下にスワイプ)
✅ 6. スリープ時間を短くする
画面がついている時間を短くすると省エネに繋がります。
「設定」→「画面表示と明るさ」
「自動ロック」をタップ
「2分」など短い時間を選ぶ
🌿 関連記事
画面が暗くなるまでの時間を調整する詳しい方法はこちら👇
👉 iPadのスリープ時間完全ガイド:バッテリー節約と快適な使い方のコツ
これらを組み合わせるだけでも、iPadの電池はしっかり長持ちしますよ。
🟢 Q&A よくある疑問
ここでは、iPadの省エネや低電力モードについてよくある質問をまとめました。
「これってどうなんだろう?」と気になることがあれば、参考にしてみてくださいね。

これってどうなんだろうってありますよね
✅ Q1:低電力モードにすると何が変わるんですか?
A:
低電力モードをONにすると、メールの自動取得や一部のアニメーションが減り、バッテリー消費を抑えられます。
画面の明るさも少し暗くなりますが、操作にはほとんど影響がありません。
✅ Q2:充電しながら使っても大丈夫ですか?
A:
基本的に問題ありません。ただし長時間充電しながら高負荷のアプリを使うと、本体が熱くなりやすく、バッテリーの劣化が進む場合があります。
ゲームや動画視聴など負荷の高い使い方は、なるべく充電が終わってからにしましょう。
✅ Q3:アプリを全部閉じると省エネになりますか?
A:
すべてのアプリを閉じても、大きな節約にはならない場合が多いです。
むしろ必要なアプリをまた立ち上げるときに電池を使うことがあります。
気になるときだけ、バックグラウンドで更新するアプリを「設定」でオフにするほうが効果的です。
✅ Q4:低電力モードをずっとONにしていてもいいですか?
A:
常にONにしていても問題ありません。
ただし、アプリの自動更新や一部の動作が制限されるため、「あれ?動きが遅いかも?」と思ったらOFFに戻すと快適に使えます。
✅ Q5:低電力モードとバッテリーの寿命は関係ありますか?
A:
低電力モードは一時的に消費電力を抑える機能で、バッテリーの寿命を縮めるものではありません。
むしろ過充電や高温状態のほうが劣化を早めるので、熱くなりすぎないように気をつけると安心です。
「他にも気になることがあれば、設定を確認したりサポートに相談してみてくださいね。」
🟢 バッテリーを長持ちさせる毎日のコツ
ここでは、設定だけでなく普段の使い方でできるバッテリー長持ちの工夫をまとめました。
ちょっと意識するだけで電池の減り方が変わりますので、できることから試してみてくださいね。

無理せず、暮らしに合った使い方をしよう
✅ 1. 高温・低温を避ける
iPadは暑さや寒さに弱い機械です。
特に夏の車内や直射日光の当たる場所では、すぐに本体が熱くなり、バッテリーに負担がかかります。
🌿 ポイント
直射日光を避ける
長時間カバーを閉じたまま充電しない
冷房の風が直接当たるのもNG
✅ 2. こまめに充電しない
「まだ電池が残っているのに毎回充電する」のは、バッテリーにとってあまり良くありません。
残量が20%くらいになったタイミングで充電を始めるのが目安です。
✅ 3. 充電しながら負荷の高い操作を避ける
充電中に動画編集や3Dゲームなど重たいアプリを使うと、本体が熱くなりやすいです。
充電が終わってから使う方が安心です。
✅ 4. 長く使わないときは半分くらい充電して保管する
旅行などでしばらく使わないときは、50%くらい充電してから電源を切りましょう。
バッテリーのコンディションを保ちやすくなります。
✅ 5. アップデートはできるだけ最新に
iPadOSは、更新でバッテリー管理が改善されることも多いです。
「設定」→「一般」→「ソフトウェア・アップデート」をこまめにチェックしてみてください。
✅ 6. 不要な通知を減らす
たくさんのアプリ通知があると、そのたびに画面がついて電池を消費します。
「設定」→「通知」で、あまり使わないアプリの通知をオフにするとスッキリします。
ちょっとした積み重ねが、毎日のバッテリー持ちをぐっと良くしてくれますよ。
🟢 まとめ
iPadのバッテリーを少しでも長持ちさせたいと思ったとき、
「低電力モードってあるのかな?」「どうやって設定するんだろう?」と迷う方は多いものです。
今回の記事では、
✅ iPadOSのバージョンで低電力モードの有無が変わること
✅ 設定の確認方法と使い方
✅ 低電力モードがない場合の省エネ設定
✅ 毎日の使い方でできるバッテリー長持ちのコツ
をまとめてご紹介しました。
もし「うちのiPadには低電力モードがないかも?」と思っても大丈夫です。他の設定や使い方を工夫するだけでも、十分に電池を節約できます。
どれも一度試せばすぐに覚えられるものばかりです。
「これならできそう」と思えることから、ぜひ少しずつ取り入れてみてくださいね。

少しずつやってみてね
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