要点3・決定事項・依頼文の型(先輩たけるの現場ワザつき)
この記事でできること
・議事録を“入力”に、最短で社内周知を作る
・要点3 → 決定事項 → 依頼の“型”を会話で体得
・メール/Slack/Teamsを、状況に合わせて言い回し変換
・件名テンプレ20、送信前チェック、つまずき対処つき
目次
シーン0:昼休み、窓ぎわテーブル

陽菜がiPadを抱えてため息
「議事録はまとまったんだけど、周知の本文で毎回つまずくんだよね…」陽菜がiPadを抱えてため息。
「型で流せば迷わないよ。」と、ひろと。そこへ、背後から先輩・たけるが登場。
「ふたりとも、昼にちょうどいいテーマだね。“要点3 → 決定事項 → 依頼”をiPad × ChatGPTで整えれば、午後の作業時間が増えるよ。」
たけるの結論(先出し)
文章は毎回ひねらない。順番を固定する。
生成はプロンプトAに流し込む。
配布はメールを本線、Slack/Teamsは短縮告知で補完。
“要点3 → 決定事項 → 依頼”の理由(ストーリーで理解)

たけるが要点3→決定→依頼をホワイトボード解説
たける「まず、“読者の目の動き”を想像して。件名を見て、最初の3行で全体像を掴みたい。だから要点3が先頭。次に“自分が何をするか”が知りたいので決定事項。最後に依頼で動機づけだ。」
ひろと「逆に書くと、途中で離脱されることが多い…と。」
陽菜「要点3、60文字以内だと読みやすいね。」
このまま使って:Aテンプレ(貼るだけでOK)
ChatGPTに次の文を投げ、議事録を続けて貼り付けます。
# 目的 会議後の周知文を「要点3→決定事項→依頼」の順に整えてください。 # 入力(議事録) <<<ここに議事録>>> # 出力要件(順番固定) 1) 要点3(各1行・最大60文字) 2) 決定事項(担当・期限を必ず付記/表形式→後で箇条書きにも出力) 3) 依頼文(対象・期限・フォロー条件を短く) # 併産出 - 件名候補を5本([会議名][日付][アクション]の順) - Slack/Teams用の短文(300字以内) - 文体:ビジネス日本語/主語は省略しない/箇条書きは「・」
- 議事録を長押し→コピー
- ChatGPTへ貼り付け
- 生成を確認(要点3→決定事項→依頼)
- 右上の「共有」→コピー
- Gmail/Outlook か Slack/Teams に貼り付けて送信
シーン1:出力サンプルにツッコミを入れる
ひろと「出た。要点3が一行ずつで見やすい。」
陽菜「“CSの応答をテンプレ化”ってところ、“20%短縮”みたいな数字があると判断しやすいかも。」
たける「そう、“数字”は読み手を動かすスイッチ。生成の後に1数値だけ加筆してから送るのがコツ。」
追記のコツ(30秒で改善)
要点に数値/日付を1つ足す
決定事項の担当と期限を目で追えるよう横並びで
依頼文は60字前後の1文に
依頼文は“1文で決着”させる(会話→すぐ使える型)

ひなはApple Pencilを使ってiPadで依頼文を挑戦。
陽菜「依頼文って、つい長くなる…」
たける「“誰が・何を・いつまでに・未着時どうするか”を1文に圧縮しよう。60字前後が読みやすい。」
- レビュー依頼:「○○のレビューを[日付][時刻]までにお願いします。未着の場合、[担当]が[時刻]に確認します。」
- 提出依頼:「[資料名]を[格納先]へ[期限]までにアップしてください。差分は[担当]宛コメントで。」
- 承認依頼:「[申請名]の承認可否をご回答ください。[期限]までに返信がない場合、[既定方針]で進めます。」
整形ミニプロンプト
次の依頼文を、主語・期限・フォロー条件を明確にして60字前後1文に整えて:<<<依頼文>>>
シーン2:配布チャネル、どれで流す?

ヒロトはメール、ヒナはチャット、タケルは両方を検討
ひろと「正式さが必要ならメール、すぐ回したいならSlack?」
たける「基本はメールが台帳。Slack/Teamsは“要点+リンク”の短縮告知で追従が便利。」
メール本文(本文ごと貼るだけ)
会議の要点と決定事項を共有します。本文に「要点3」「決定事項(担当・期限)」「依頼」をまとめました。 資料は[リンク]に保存済みです。CCは関係部署のみ。質問は本メールへご返信ください。 【要点3】 ・ ・ ・ 【決定事項(担当・期限)】 ・ ・ ・ 【依頼】 ・対象: ・内容: ・期限: ・フォロー条件: 【資料・リンク】 ・ (ご不明点は本メール宛にご返信ください)
Slack短縮(300字)
【会議共有】要点3/決定事項/依頼 → [リンク] 依頼:○○を[期限]までに。未着時は[担当]よりフォローします。 @(担当) ご確認お願いします。
※ Slack整形/Planner連携の基本 出典:Microsoft公式
Teams向け(タスク連携前提)
会議共有:要点3・決定事項・依頼をアップ(ファイル → 会議/2025-10-XX)。 Planner / To Do にタスクを割り当て済みです。期限は[期限]です。 進捗はタスク側に記録をお願いします。
ポイント:Teamsでは「ファイル」や「Planner/To Do」への導線を一文で書き切ると迷いません。
期日の明記+「記録先」をセットで示すのがコツです。
📃 会議の議事録作成に役立つこちらも参考に: 議事録テンプレ配布(第3弾)
シーン3:件名のワークショップ(3人で出し合って選ぶ)
たける「件名で“読む/読まない”が決まる。[会議名][日付][アクション]+期限が鉄板。」
陽菜「“至急”は本当に急ぎの時だけにしたい…」
ひろと「“要点3”って言い切るの、いいね。」

読み手に届く件名テンプレ20
- 【○○会議 10/7】要点3・決定事項・対応依頼(10/9正午)
- 【○○PJ定例 10/7】決定事項まとめ/レビュー依頼あり
- 【販売戦略 10/7】A/B案検証の次アクション(期限あり)
- 【在庫連携 10/7】B社API確認と稟議準備のお願い
- 【CS改善 10/7】一次応答テンプレ案のフィードバック希望
- 【○○会議】本日の要点3+依頼(10/9 12:00)
- 【○○定例】決定事項の共有/担当割当済み
- 【至急】承認依頼:○○申請(10/8 17:00まで)
- 【確認希望】○○ドラフトレビュー(10/9正午)
- 【共有】議事要約+次のアクション
- 【要対応】○○の提出(格納先:□□/期限:10/10)
- 【連絡】次回までの宿題一覧(担当・期限あり)
- 【資料あり】○○会議まとめ(リンク先:社内共有)
- 【周知】○○方針の決定と手順
- 【フォロー】未提出の方へ:提出期限の再案内
- 【進捗共有】○○案件の対応状況(10/7時点)
- 【確認】○○の要件定義ブレストまとめ
- 【調整依頼】○○打合せ候補(10/9–10/11)
- 【変更あり】スケジュール更新(最新版添付)
- 【完了報告】○○の対応完了と次のタスク
たけるの一言
数字と期限が“受け手の行動”を引き出す。数字1つで伝わり方が変わる。
Q&A(機密/CC/差出人名義/ミス予防)を会話で解決

盾のアイコン(許可に関する情報を示す)と小さなリンクマーク(CCライセンスを示す)、そして2つの小さな人物のシルエット(クリエイターを表す)を組み合わせたデザイン。
📝 リンク権限の直し方(Drive)出典:Google ヘルプ
Q:機密度が高い。どう配る?
たける「個別送信+閲覧権限リンク。固有名詞は社内コードに置換。」
Q:CCの線引き?
ひろと「“記録CC”が増えがちで…」
たける「責任者/事務局に絞ろう。本文に返信先も明記。」
Q:差出人名義を部署代表にしたい
陽菜「統一感が欲しい時に便利だね。」
たける「代表アドレス/別名送信を使おう。“誰が送るか”運用ルールは一枚にまとめて。」
Q:誤送信の不安
たける「下書き→再読→送信をルーチン化。送信取り消しの待機時間を延長しておくと安心。添付とリンクはタップ実確認ね。」
Q:Slack/Teamsだけで完結してもいい?
たける「公式アナウンス/稟議はメールで記録。速報はSlack/Teamsで短縮告知、が使い分け。」
シーン4:ありがちミスを“3人で”チェック

たけるが「賢明・大胆・寛容・権限」のチェックリストを見せている。
陽菜「あ…これ、私やりがち。件名に期限を書き忘れるやつ。」
たける「“今日送ったもの”は覚えていても、受け手は明日以降に開くこともある。だから件名に日付とアクション、できれば期限も。」
ひろと「本文にも担当と期限が抜けてる行があるね。ここ、“担当:— 期限:—”って空欄のままになってる。」
陽菜「ぎゃー! それ、相手が自分で考えちゃうやつ…。忙しい人ほど“わからない→後回し”になるんだよね。」
たける「そう。決定事項は『担当+期限』の2点セット。どちらか片方でも欠けると“責任が拡散”する。」
ひろと「依頼文が長いのも気になるな。“背景→補足→詳細→お願い”の順で4文になってる。」
陽菜「わかる…“背景”を丁寧に書きたくなる…」
たける「背景は別添リンクでOK。本体は60字前後の1文で〆よう。あと、リンク権限は💥地雷。送る前に自分でタップして開けるかチェック。」
ひろと「返信が分散するのも痛い。スレッドが乱立して回収不能になる…。」
たける「本文で『返信はこのメールへ』と明記して、CCは最小に絞る。Slackでリマインドするときもリンク先をひとつに。」
- ✅ 件名:会議名+日付+アクション+期限
- ✅ 順番:要点3 → 決定事項(担当・期限) → 依頼
- ✅ 依頼1文:誰が・何を・いつまで・未着時どうする
- ✅ リンク権限:自分でタップ確認済み
- ✅ 返信先の一本化+CC最小
- ✅ 固有名詞・数字の表記ゆれなし
🖊️ レポート作成にはこちらも: レポート作成の最短ルート(第4弾)
貼るだけテンプレ&プロンプト集(ひろとのメモ帳)

ひろとが3つのチェック項目(「要点3/決定事項/依頼」)を見せている。
ひろとメモ「ここだけ見れば“今日の配布”は走り切れる。余白には“誰が読むか”を書いとくと、言い回しの迷いが減る。」
メール本文の骨格(ひろと注釈つき)
- (例)来期販促はA/B両案で試行:初回検証は10/15週
- (例)在庫連携はB社APIで進行(要稟議)
- (例)CS一次応答のテンプレ化で平均応答20%短縮
- 販促A案ドラフト:担当=田中/期限=10/08
- B社API仕様確認:担当=鈴木/期限=10/10
- CSテンプレ案:担当=佐藤/期限=10/11
- 対象:販促A案ドラフトのレビュー
- 内容:コメントで指摘/体裁は自由
- 期限:10/09(木)12:00
- フォロー条件:未着は当日午後にこちらから確認
(例の1文) 販促A案ドラフトのレビューを10/09(木)12:00までにお願いします。未着の場合は午後こちらからフォローします。
ご不明点は本メール宛にご返信ください。
(返信先の一本化)
【会議共有】要点3/決定事項/依頼 → [リンク] 依頼:○○を[期限]までに。未着時は[担当]よりフォローします。 @(担当) ご確認お願いします。
ひろと:「Slackは“読んですぐ動ける”が勝ち。1画面で完結+リンク1つで迷子を防ぐ。」
変換ボタン用プロンプト(ひろと的・最少タッチ)
箇条書き→メール本文
「次の箇条書きを“要点3→決定事項→依頼”に整えて、メール本文として自然に:<<<箇条書き>>>」冗長→60字1文
「次の依頼文を主語・期限・フォロー条件を入れて60字前後の1文に:<<<依頼文>>>」Slack短縮(300字)
「次の本文をSlack用に300字以内で短縮。重要語を先頭に、リンクは1つに:<<<本文>>>」
陽菜「“プロンプトを置き石にする”って便利。同じ手を毎回再現できるの、助かる。」
🤔 ChatGPT無料・有料で悩んだら👉 ChatGPT Plusの解説(第1弾)
シーン5:送信の瞬間

ヒナが送信ボタンアイコンをタップすると、小さなメールアイコンに小さな回転アイコン(ローディング表示)が表示される。
📝 送信取り消しの可否(Gmail/Apple Mail/Outlookモバイル(英語))出典:(Google公式ヘルプ)Apple公式)(Microsoft公式Q&A)
陽菜「…送るよ。」
ひろと「うん。」
ポン。送信。
数分後。
陽菜「あれ、スレッドが2つ立ってる? あ、私、ドラフト試作のほうで送っちゃった…。」
ひろと「どんまい。送信取り消しの待機時間、伸ばしてたよね?」
陽菜「うん、『10秒→20秒』にしてたから、間に合った…! ふー。」
たける「“人間は必ずミスる”。だから二重化しておくのが現場の流儀。件名の先頭や本文1行目に“[最新版]”と日付を入れる運用も効く。」
別の小事件:
ひろと「あっ、Gmail送信の順番待ちに入ってる。昼の回線混んでるな…。」
陽菜「うちのWi-Fi、正午すぎは重いんだよね。Slack先行で“共有済み→メールは後で飛ぶ”って書いておく?」
たける「それでOK。Slack短縮+リンクを先に出して、メールは記録。順番待ちで焦らず、1本の“公式”を決めるのが大事。」
さらに:
陽菜「リンク権限エラーのDM来た…! さっき“社内全員閲覧”にしたと思ったのに…。」
ひろと「リンクを自分のiPadでタップ確認、忘れてたね。」
たける「あるある。リカバリ文、用意しておこう。」
陽菜(即・再送)「【更新】リンク権限を修正しました。開けない場合は返信でお知らせください」
たける「ナイス。再送の一言は短く、“読者の手を止めない”のがコツ。」
iPadワザで“もう一歩だけ”効率化(3人の心の声入り)

iPadワザ:Split View/ユーザ辞書/ショートカット
ひろと「ユーザ辞書って、地味だけど効く。;y3
で【要点3】呼び出せるの、快感。」
陽菜「Split ViewでChatGPTとGmailを並べたら、“コピペの行き来”が減って頭の迷子がなくなった感じ。」
たける「“うまくいく理由”は操作の往復が減るから。人間は画面が変わるたびに文脈が抜け落ちる。並べておくと短期記憶の落ちが起きにくい。」
ひろと「わかる。片側で“要点3”を見ながら、反対側で件名を書くと“同じ語”を自然に使える。」
陽菜「ショートカットAppで“クリップボード→ChatGPT→先頭ブロックコピー→Gmail新規”の半自動、ちょっとワクワクする。」
たける「作業の決まった連鎖は自動化と相性が良い。しかも“人間が判断する場所だけ”を残せる。ここでは“数値を1つ足す・期限を確定する”が判断ポイントだね。」
裏ノート(なぜ効くのか・短評)
ユーザ辞書:固定文を手打ちしない→誤字減/速度一定化。
Split View:文脈保持で“言い回しのブレ”を防止。
ショートカット:反復の短縮で“やる気の摩耗”を抑える(心理的ハードルを下げる)。
ユーザ辞書(設定→一般→キーボード→ユーザ辞書)
;y3
→ 「【要点3】・ ・ ・」;dec
→ 「【決定事項(担当・期限)】」
Split ViewでChatGPT × Gmail並列、ドラッグ&ドロップで貼り付け速度アップ
ショートカットApp
クリップボード→ChatGPT起動→先頭ブロックコピー→Gmail新規、をワンタップに
📝 詳しい操作は→ Split View/テキスト置換/ショートカット 出典:Apple公式
まとめ:物語みたいに“順番”が決まっていると、迷わない

物語みたいに“順番”が決まっていると、迷わないよ。頑張ってね。
要点3 → 決定事項 → 依頼の順番固定で、読む側が迷わない
数字と期限を1つ足すだけで、行動に変わる
メールで記録/Slack・Teamsで短縮の二段構え
送信前チェックが“ミスの壁”を越える最後のひと押し
今日のストーリーみたいに、順番(要点3→決定事項→依頼)が決まっているだけで、書く前の迷いが小さくなります。
数字を1つ、期限を1つ加えるだけで、読み手の行動が変わります。
そして、メールで記録、Slack/Teamsで短縮告知という二段構えなら、配布の不安も減らせます。
まずはAテンプレをChatGPTに貼って、今日の会議で1本だけ試してください。
送信前チェックで誤送信の壁を越えて、リンクは自分でタップ確認。
もしつまずいても、再送の一言を短く添えれば大丈夫。
どうでしたか? うまくいきましたか?最初からうまくいかなくても大丈夫。何度か挑戦するとだんだん上手になっていきますよ。
「よし、やってみるか」と思えた今がチャンス。iPadを開いて、最初の1本を一緒に仕上げましょう。📨✨
ひろとと陽菜がiPadを使ってChatGPTを使いこなす?iPad+ChatGPTシリーズもご覧ください👉

またねー。