iPad第10世代は売るべき?まだ使える魅力と中古相場のリアルを解説

iPad第10世代は売るべき?まだ使える魅力と中古相場のリアルを解説

目次

ひろとの迷い「第10世代は売るべき?

iPadを複数台持つひろとの悩み

ひろとは、昼休みにカフェスペースでiPadを手に取りながら、なんだか落ち着かない表情をしていました。
手にしているのは、自分のメイン機として使ってきた iPad 第10世代。鮮やかな

ディスプレイとUSB-C対応で、買った当初は「これで十分」と満足していたのです。

でも、最近はAirやProを調べてしまう自分がいる。
「やっぱりProの13インチっていいなあ…」なんて心が揺れるたびに、頭をよぎるのは——

「じゃあ、この第10世代を売ればいいのかな?」

ひろとが少し困ったような表情で頭を掻いている

やっぱ、どうしようかな。

 

陽菜との会話で見えてくる「売るか残すか」のリアル

ちょうど同僚の陽菜も隣に座っていました。
彼女は第8世代をお母さんに譲り、今は第11世代を愛用中。そんな陽菜は、ひろとの呟きにすぐ気がつきます。

「え、第10世代を売っちゃうの? まだ新しいのに…もったいなくない?」

「いや、でもさ、今ならまだ中古で結構いい値段になるんじゃないかって思って」

陽菜とひろとが会社で休憩中。自分のiPad 第10世代売ろうかなとへへっ顔でひろとが話し掛ける。 陽菜は「え、売っちゃうの!」とびっくり机をたたいて立つ感じ。ひろとはあたまをこすりながら、焦り顔でそうなんだ、という顔。

iPad相棒の会話

そう言いながらも、ひろとは心の中で揺れています。
第10世代を売ってしまえばAirやProへの買い替え資金にできる。
でも、使い続けるならまだまだ現役で頼れる相棒。

ーーそんな気持ちを抱えながら、iPad第10世代を「売るべきか、使い続けるべきか」考え始めるのでした。

ひろと、第10世代を売るか迷う

ひろとはカフェでiPadを閉じると、小さくため息をつきました。
「第10世代を売る…って言っても、ほんとに手放していいのかな」

心の中では何度も考えが行ったり来たりします。
今持っているのは 第10世代と第9世代の2台。第9世代は陽菜に譲る予定だったけれど、もし第10世代も売ってしまったら、自分の手元には何が残るんだろう?

iPadを売るか悩むひろと

iPadを売るか悩むひろと

「第11世代が最新だから、10世代ならまだ高く売れるよね」
そう自分に言い聞かせるようにスマホで中古相場を検索していると、陽菜がカップを置きながら声をかけました。

「ひろとってさ、いつも新しいのに目がいっちゃうでしょ。でも、第10世代だって十分に使えるんだよ?」

「いや、わかるんだけどね…。ProやAirを見ちゃうと、つい比べたくなるんだ」

確かに、A14 BionicチップやUSB-C対応で、第10世代は無印モデルとしては十分な性能。
でも、一度「もっといいもの」を意識してしまうと、今の満足度が少し揺らいでしまうのです。

ーー売れば新しい選択肢が広がる。
ーーでも、持っていればまだまだ活躍できる。

ひろとの迷いは、まるで「読者自身の気持ち」を代弁しているかのようでした。

iPad第10世代の基本スペックと魅力

陽菜の「まだ使えるんだよ?」という言葉に、ひろとは少し考え込むように第10世代を見つめました。

「確かにそうなんだよな…。見た目もスッキリしてるし、使いやすいんだよな」

そう、第10世代には「売ってしまうには惜しい」だけの魅力がまだまだ詰まっています。ここで一度、特徴を整理してみましょう。

iPad第10世代の基本スペックと魅力

iPad第10世代の基本スペックと魅力を伝えているひろと

第9世代から進化したポイント

デザインと画面の進化

第10世代は、ホームボタンがなくなった初めての無印iPad
10.9インチのLiquid Retinaディスプレイは、動画視聴やWebブラウジングでも見やすく、明るさも十分。
陽菜が「画面が広くて気持ちいいね」と言うと、ひろとも頷きます。

A14チップとUSB-C対応でまだ使える実力

性能とチップ

第10世代には A14 Bionicチップ が搭載されています。
同じ無印でも第9世代のA13からはしっかり進化しており、アプリの切り替えやマルチタスクもスムーズ。
「動画編集も少しやってみたけど、普通に使えるよ」とひろとが語る場面も。

USB-C対応で広がる使い方

Lightning端子からUSB-Cへ切り替わったのも大きな変化。
これにより外部ストレージやアクセサリの接続も簡単になり、ProやAirに近い使い方が可能です。
陽菜も「Type-Cの充電ケーブル、スマホと共通で使えるのは便利だね」と実感しています。

Apple Pencil・キーボード対応で広がる活用シーン

Apple Pencilとアクセサリ

第10世代が対応しているのは、Lightning充電式の第1世代ではなく、Apple Pencil(USB-Cモデル) です。
これにより第9世代までの「Apple Pencil(第1世代・Lightning接続)」とは仕様が異なり、既に第1世代を持っている人はそのまま使えない点に注意が必要です。

また、キーボードは Magic Keyboard Folio に対応しており、カバー兼用で外出先の作業や文章入力にも便利です。
第9世代対応の「Smart Keyboard」とは異なるアクセサリが必要になるため、買い替え時は一緒に検討しておくと安心です。

第11世代との違い

最新の無印 iPad第11世代A16 Bionicチップ を搭載しており、第10世代よりも処理性能が向上しています。
対応するApple Pencilは USB-Cモデル ですが、Apple Pencil Proには非対応 です。

価格はやや高くなりますが、「値段と性能のバランス」を考えると、第10世代もまだ十分に実用的な選択肢といえます。
あわせて読みたい 👉 iPad第9世代はまだ買うべき?価格・中古・第11世代との違いまでわかりやすく解説

「こうやって整理すると…確かに売らなくてもいい気がしてくるな」
ひろとは心の中で、売る方向と使い続ける方向の両方が浮かんでいました。

👉 iPad世代ごとの活用や違いを解説した記事もあります

iPad 第10世代の仕様についてはこちら👉 Apple公式iPad(第10世代)仕様 (出典:Apple公式)

中古相場をチェック|第10世代はいくらで売れる?

iPad第10世代の中古情報を見ているひろと

iPad第10世代の中古情報を見ているひろと

「iPad 10世代 中古」で検索されている関連キーワード

「じゃあ、実際に売るとしたらいくらくらいになるんだろう?」
そうつぶやきながら、ひろとはスマホで「iPad 10世代 中古」と検索してみました。

検索候補には、

  • 「iPad 10世代 中古 相場」

  • 「iPad 10世代 中古 ゲオ」

  • 「iPad 10世代 中古 最安値」

といった言葉がずらり。
実際に月間検索数も高く(例:「iPad 10世代 中古」は月間480回以上検索)、中古相場に関心を持つ人が多いことがわかります。

64GB・256GB・セルラーモデルの相場目安(参考)

  • 64GB Wi-Fiモデル(美品):35,000〜40,000円前後

  • 256GB Wi-Fiモデル(美品):50,000円前後

  • セルラーモデル(64GB):45,000円前後

※状態や付属品の有無によって前後します。

「思ったより高いんだね!」と陽菜が目を丸くします。
ひろとも「確かに、今なら売っても悪くないかも」と心が揺れ動きます。

👉 中古・買い替えを考えている人に

参考:中古販売・買取ショップ

売る前に確認したいポイント

中古相場を見て「思ったより高い!」と驚いたひろと。
けれど、売るにはちょっとした準備が必要です。陽菜は心配そうに口をはさみました。

「ひろと、それってデータとか大丈夫なの?そのまま売っちゃったら危ないよ」

「そうだった! iPadを売る前にはやっておくことがあるんだよね」

ここでは、スマホだけでもできる売却準備の手順を整理しておきましょう。

ひろとと一緒に売る前に確認

ひろとと一緒に売る前に確認

①iCloudサインアウトと「iPadを探す」オフ

iPadを売る前に必ず Apple IDのサインアウト をしておきましょう。
これを忘れると「アクティベーションロック」が残り、次の持ち主が使えなくなります。

手順(iPad本体で)

  1. 【設定】アプリを開く

  2. 画面上部の自分の名前をタップ

  3. 「iCloud」→「探す」→「iPadを探す」をオフにする

  4. そのままApple IDからサインアウト

② データのバックアップと初期化手順

大切な写真やアプリのデータは残しておきたいもの。

  • iCloudバックアップをオンにする

  • もしくはPCに接続してバックアップを取る

陽菜も「私、バックアップ忘れて慌てたことあるよ…」と苦笑い。

③ iPadを初期化する

サインアウトしたら、次は すべてのデータを消去 します。

手順(iPad本体で)

  1. 【設定】→「一般」をタップ

  2. 下までスクロールして「転送またはiPadをリセット」

  3. 「すべてのコンテンツと設定を消去」を選ぶ

  4. 画面の案内に従って進める

これで新品のような状態になり、次の人がスムーズに使えます。

④ 外箱・付属品チェックで査定アップ

  • 元箱・充電器・ケーブル・説明書
    これらが揃っていると 買取価格がアップ しやすいです。

ひろとも押し入れから箱を探し出し、「あ、残ってた!」と安心した表情。

⑤ フリマとショップ、どちらで売るのが得?

  • フリマアプリ(メルカリ・ヤフオク)
     → 高く売れる可能性あり。ただし発送ややりとりの手間も。

  • ショップ(ゲオ・イオシス・ブックオフ)
     → 手間が少なく安心。価格はやや下がる傾向。

Q&Aコーナー

Q:箱がなくても売れる?
→ はい、売れます。ただし数千円下がることがあります。

Q:画面に小さな傷があるけど大丈夫?
→ 大きな減額にはならないことが多いです。状態「可」での買取になります。

Q:ケースやフィルム付きで売ったほうがいい?
→ ケースは別売りするほうが得な場合もあります。フィルムは貼ったままでもOK。

「なるほどね、やること結構あるんだな…」
と、ひろとは売る準備の流れをメモに残していました。

👉 データ整理や2台運用など便利な使い方はこちらも参考に

売らずに使い続けるメリット

コーヒをストローでかき回している陽菜

「でもね…」と陽菜がストローをくるくる回しながら言いました。
「売るのもいいけど、やっぱり持っておくと便利なこともあるんだよ」

陽菜は今、会社から借りている iPad mini 第7世代(A17 Pro) を使いつつ、自分の iPad 第11世代 も手元にあります。
「Airも気になるし、miniもいいなあ…」と心は揺れているけれど、今の2台だって十分使える。そんな自分の経験を重ねながら、ひろとに少し“いっちょ前”なアドバイスをしました。

サブ機としての活用(動画・読書・Zoomなど)

「動画とか読書用にもう1台あると、すごく気楽なんだよ」
ひろとも「それは確かに」とうなずきます。
第10世代を手放さずに置いておけば、ZoomやYouTube、電子書籍専用みたいな“分担使い”ができます。

iPadOSアップデートでまだ現役

第10世代は A14チップ 搭載で、しばらくはiPadOSのアップデート対象。
「サポートが続くなら、わざわざ急いで売らなくてもいいのかもね」と陽菜。
ProやAirほどの性能はなくても、日常使いならまったく困らない実力があります。

USB-Cで充電器やアクセサリを共有できる

「私、この前カフェで充電器忘れても、スマホのケーブルでなんとかできたの」
USB-C対応だからこそ、ケーブルや充電器を共用できる安心感があります。
ひろとも「それは便利だよなぁ」と納得。

家族や友人への譲渡という選択肢

「ねえ、ひろとがこの前言ってたでしょ? 第9世代を私に譲ろうかって。ああいうふうに、家族に渡すのもアリだと思うんだ」
売らなくても、第10世代はまだ“誰かの1台目”として十分活躍できます。

ちょっとした実用の工夫

  • サブモニターとして使う

  • 手書きメモ用に使う

  • 子どもや家族の学習用タブレットにする

こうした“もう1つの役割”を与えれば、「売らずに取っておいてよかった」と思えるシーンは少なくありません。

「なんだか私、売るより残して使うほうをおすすめしてるね…」と陽菜は自分で笑いました。
ひろとも「いや、でもその視点も大事だな」と頷き、ますます迷いは深まっていくのでした。

AirやProと比べてみると…

自分のiPad 第10世代とiPad Proを持って見比べる

自分のiPad 第10世代とiPad Proを持って見比べる

「でもさ…やっぱりAirとかProを見ると、気になっちゃうんだよな」
ひろとは第10世代を手にしながら、正直な気持ちを口にしました。

最新の第11世代はもちろん、AirやProに搭載されている M1・M2・M4チップ
「性能の桁が違うんだよなぁ」と、どうしてもスペック比較をしてしまいます。

iPad Airとの違い(M3チップ・13インチの大画面)

  • iPad Air(第7世代/13インチモデルあり)
     →M3チップ搭載Apple Pencil Pro対応、大画面での作業効率が魅力

  • iPad 第10世代
     → A14 Bionic、Apple Pencil(第1世代)まで対応、性能面では差が大きい

ひろと「Airなら画面も広いし、Proほど高くない。コスパを考えるとAirに気持ちが揺れるんだよな」
陽菜も「みさきさん(Airユーザー)も『大画面は正義!』って言ってたもんね」と思い出します。

iPad Proとの違い(M2/M4チップ・ProMotion対応)

  • iPad Pro(第6世代〜M4)
     → M2やM4チップ、ProMotion対応(120Hzのなめらかさ)、Apple Pencil Pro完全対応

  • iPad 第10世代
     → リフレッシュレートは60Hz、描き心地やスクロールの滑らかさで差を感じやすい

「やっぱりProの13インチは魅力的だな。画面の大きさと処理速度…欲しい理由しかない」
そう呟くひろとの目は、すでに“スペックの沼”に足を踏み入れているようでした。

価格差と「コスパ」でどう選ぶ?

もちろん、価格差も無視できません。

  • iPad 第10世代(整備品参考):約57,800円〜

  • iPad Air(第7世代):約98,800円〜

  • iPad Pro(M4・11インチ):約168,800円〜

「うーん、第10世代を売れば資金になるけど…足りないんだよなあ」
そんな現実的な悩みも、ひろとを迷わせる要因です。

「第10世代もいいけど、AirやProはやっぱり“次のステージ”って感じがするよな」
ひろとの心の声に、陽菜は小さくうなずきながらも「結局、答えはまだ出ないんだね」と笑ってみせました。

👉 AirやPro比較記事もあります

第10世代は売ると得?それとももったいない?

ひろとはどっちにしようか思案中、陽菜はどうするの?という顔

ひろとはどっちにしようか思案中。陽菜はどうするといいたげ。

相場的には今が売りどき?

中古相場を調べてみると「今ならまだ高く売れる」ことが分かり、
一方で機能や性能を整理すると「まだまだ現役で使える」ことも見えてきました。

「売ればAirやProの資金になる」
「でも残しておけば、サブ機や家族用として十分活躍できる」

ーー結局、ひろとの結論はすぐには出ません。
「やっぱりもう少し考えてから決めよう」と、今日のところは保留にすることにしました。

ひろとの結論は保留、次は「第9世代」をどうする?

そんな話をひと区切りつけたところで、ひろとがふいに口を開きます。

「ところでさ、陽菜。第9世代…やっぱりいらない?」

「え~!この前『譲ってあげる』って言ったじゃん!」と陽菜は慌て顔。
でも、内心は「第9世代をもらうのもアリかな、でもminiも気になるし…」とまた迷ってしまいます。

ひろとの頭には、今度は 「第9世代を売るならどうなる?」 という考えも浮かんでいました。

ーー次回は「iPad第9世代は売ると損か得か?」について、2人の迷いがさらに続いていくことになりそうです。

読者に感謝

またねー。