「iOS18にしたのに、“クリーンアップ”機能が見当たらない…?」
最近そんな疑問を抱くiPhoneユーザーが増えています。実はこの便利な“消しゴムマジック”機能、すべてのiPhoneで使えるわけではないんです。
今回の記事では、iOS18の新機能「クリーンアップ」がどんな仕組みなのか、対応するiPhoneの条件は何なのかをわかりやすくまとめます。
自分のiPhoneで使えるのかどうか、この記事を読みながらチェックしてみてくださいね。
目次
🧠 「消しゴムマジック」と「Apple Intelligence」の関係とは?
iPhoneの写真編集で話題になっている“クリーンアップ”機能。
これはまさに、Google Pixelで人気だった「マジック消しゴム」に似た機能です。写真の中の不要な人や物をなぞるだけで、背景に溶け込むように自然に消してくれます。
この機能は、iOS18に搭載された「Apple Intelligence」というAI(人工知能)技術の一部です。
AIが画像処理を行うには、かなりの処理能力が必要。そのため、特定のiPhoneモデル(A17 Pro以降)でしか使えないようになっているのです。
🍎 Apple Intelligenceってどんなもの?
Apple Intelligenceは、iOS18・iPadOS18・macOS Sequoiaなどに搭載される予定の、Apple独自のAI機能です。
このAIは、単なるスマートアシスタントというよりも、“日常の操作をもっとスムーズにする頭脳”として設計されています。
たとえば:
メールやメッセージの返信文を自動で提案してくれたり
Safariのページ内容を要約してくれたり
スケジュール調整やリマインダーの整理までサポートしてくれる機能もあります。
その一部として登場したのが「クリーンアップ」などの写真編集系AI機能。
つまり、クリーンアップは“Apple IntelligenceのAI技術を使って、写真の中身を理解して、不要な部分だけを自然に削除する”という、かなり賢い処理をしてくれているんですね。
⚙ なぜ「A17 Pro」が必要なの?
こうしたAI処理は、リアルタイムで画像を解析し、自然な背景を再構成する高度な演算が必要になります。
そのため、Appleはこの機能を最新のA17 Proチップを搭載した端末に限定して提供しています。
A17 Proは、処理速度やメモリ性能が従来のA15やA16よりも大きく向上しており、AI演算に特化したニューラルエンジン(16コア)が搭載されています。
そのため、最初にApple Intelligenceに対応したのはiPhone 15 Pro/Pro Maxでしたが、現在ではiPhone 16シリーズのすべてのモデルでも利用できるようになりました。
🤔 「iOS18なのに使えない」その理由と見分け方
「iOSを18.1にアップデートしたのに、“クリーンアップ”が表示されない…」
このように戸惑う声は実際にとても多く聞かれます。ですが、その理由はとてもシンプルです。
❗クリーンアップ機能は“iOSのバージョン”だけでは使えない
iOS18以降で追加された「クリーンアップ」機能ですが、iOSのバージョンが最新であっても、機種が対応していなければ使えません。
多くの方が「iOS18にしたら全部の機能が使える」と誤解しがちですが、実はこのクリーンアップはApple Intelligenceに含まれる機能のひとつであり、これを使うにはハードウェアの条件が厳しく定められているのです。
🔍 自分のiPhoneが対応しているか確認する方法
以下の手順で、自分の機種とiOSバージョンを確認しましょう。
📱 機種とバージョンの確認手順
「設定」アプリを開く
「一般」→「情報」をタップ
「モデル名」で使用中のiPhoneの機種名を確認
「iOSバージョン」で、18.1以降になっているかチェック
🧠 Apple Intelligenceの設定確認はどうする?
Apple Intelligenceを有効にするための個別の設定メニューは現時点(2025年5月時点)では用意されていません。
対応する機種であれば、Apple Intelligence関連機能は自動的にアクティベートされ、写真アプリにも「クリーンアップ」ボタンが表示される仕組みになっています。
つまり、「ボタンが出てこない=機種非対応 or iOS未更新」である可能性が高いのです。
🔧 出てこない理由まとめ(早見リスト)
出てこない理由 | 確認・対応方法 |
---|---|
iOS18.1未満 | 設定→一般→ソフトウェア・アップデートで最新版にする |
iPhoneが15 Pro / Pro Max または 16シリーズ以外 | モデル名で機種確認(SEや14以前は非対応) |
機能が見つからない | 写真アプリ→編集→「クリーンアップ」が出るか確認 |
Apple Intelligence非搭載端末 | 個別設定はなし。自動適用のため表示がなければ非対応 |
このように、設定でオンにすれば使えるわけではなく、「対応するハードウェア」であることが必須条件になります。
現在、Apple Intelligenceの機能はiPhone 15 Pro/Pro Maxから始まり、iPhone 16シリーズの全モデルにも対応が広がっています。
対応していない旧機種では残念ながら使用できませんが、無料アプリなどで十分に代用することもできます。
📲 対応するiPhoneは?おさらいしておきましょう
ここまで読んで、「じゃあ自分のiPhoneは使えるの?」という方のために、Apple公式情報をもとに対応機種を一覧表でおさらいしておきます。
iPhone機種 | クリーンアップ機能 | 備考 |
---|---|---|
iPhone 16 / 16 Plus / 16 Pro / 16 Pro Max / 16e | ✅ 使える | A18 / A18 Pro搭載・Apple Intelligence対応 |
iPhone 15 Pro / Pro Max | ✅ 使える | A17 Proチップ搭載・Apple Intelligence対応 |
iPhone 15 / 15 Plus | ❌ 非対応 | A16チップ搭載・Apple Intelligence非対応 |
iPhone SE(第3世代) | ❌ 非対応 | A15チップ・非対応 |
iPhone 14以前 | ❌ 非対応 | 処理性能不足で非対応 |
※Apple Intelligenceの利用にはiOS 18.1以降のインストールが必要です。
写真アプリの「編集」内に「クリーンアップ」ボタンが表示されていれば利用可能です。
✅ 詳しい見分け方は、前のパートでくわしく解説していますので参考にしてください。
🔗 参考:Apple公式「写真を編集する」ページ
🤔 「iOS18なのに使えない」その理由と見分け方
iOSを最新にしても「クリーンアップ」ボタンが表示されない場合、それは機種が対応していないことが原因です。
「設定」アプリの中で、自分のモデルとソフトウェアバージョンを確認することで見分けられます。
📱確認手順:
「設定」アプリを開く
一番上の「Apple ID(名前)」の下にある「一般」→「情報」をタップ
「モデル名」→ iPhone 15 Pro など
「iOSバージョン」→ 18.1 以降であることを確認
これでもクリーンアップが出てこない場合は、Apple Intelligenceが無効になっているか、そもそも対応機種ではない可能性があります。
🔁 クリーンアップ機能が使えない時の代替方法は?
使いたいのに自分のiPhoneではクリーンアップが使えない…。
でも大丈夫。無料の編集アプリを使えば、似たような写真加工は十分に可能です。
おすすめアプリ:
Photo Retouch(トライアルあり・なぞるだけで簡単消去)
Magic Eraser Background Editor(背景ごと消せる多機能アプリ)
Google フォト(Pixel以外は有料になる可能性あり)
前回の記事では、これらのアプリを詳しく紹介していますので、まだ読んでいない方はそちらもチェックしてみてくださいね。
🔗 関連記事:iPhoneの消しゴムマジック機能|写真から不要な物を無料で消す方法
📈 iPhone 16とこれからの展開
2025年現在、iPhone 16シリーズはすべてApple Intelligenceに対応しており、
無印モデルを含めて「クリーンアップ」などのAI機能を利用できるようになりました。
このことから、Appleが今後ますますAI機能を全モデルに広げていく方針であることが読み取れます。
今後は、より高度なAI処理が一般化し、写真編集に限らず「要約・音声・メッセージ処理」などもさらに身近になることが期待されます。
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🧺【まとめ】
iOS18に搭載されたクリーンアップ機能は、AppleのAI技術「Apple Intelligence」による新しい写真編集体験です
対応機種はこれまでiPhone 15 Pro/Pro Maxに限られていましたが、2025年発売のiPhone 16シリーズでは全モデルで対応しています
非対応のiPhoneでも、無料の代用アプリやGoogleフォトを使えば似たような編集が可能です
Apple Intelligenceは今後、写真編集だけでなく、要約・音声対応・アシスト機能などiPhoneの使い方をさらに進化させてくれる存在として期待されています
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iPhoneと一緒に、あなたの毎日をもっとスマートにしてくれるはずです。
📌 次回は、「Googleフォトや他のアプリを使った“消しゴムマジック”の代用テクニック」について、より詳しくまとめる予定です。
スマホ1台で写真をもっと楽しく加工したい方は、ぜひ続けてチェックしてくださいね!

この記事は、iPhone15Pro: iOS18.4.1で確認しました。