「写真に写り込んだいらないもの、簡単に消せたらいいのに…」
そんな願いを叶えてくれる機能が、最近よく耳にする「消しゴムマジック」です。
iPhoneユーザーの中には、「Appleのクリーンアップ機能はうちの機種じゃ使えないし…」とがっかりしている方も多いかもしれません。
でも、実は「Googleフォト」を使えば、iPhoneでも“消しゴムマジック”的なことが無料でできるって、ご存じでしたか?
しかもこの機能、もともとはGoogle Pixelにしか使えなかった特別なもの。
それが今では、iPhoneや他のAndroid端末でも使えるようになってきています。
この記事では、iPhone・Pixel両方での使い方を含めて、
Googleフォトの「消しゴムマジック」の魅力や使い方、注意点やトラブル対策までしっかり解説します。
目次
① そもそも「Googleフォトの消しゴムマジック」って?
まず、「消しゴムマジック」ってどんな機能なのか、あらためて簡単にご紹介します。
📌 消しゴムマジックとは?
Googleが開発したAI技術を使って、写真の中から不要な物や人を自然に削除できる編集機能のことです。
写り込んだ通行人や、背景のゴミ、影などを指でなぞるだけでスッと消してくれます。
📱 最初はPixel専用機能だった
この機能はもともと、Google Pixel 6(2021年)に初搭載されたものでした。
Pixelの「特別な写真編集機能」として、多くのユーザーに注目されました。
当時は、「Googleフォトにあるのに他のスマホでは使えない」というもどかしさがあったんです。
🔄 現在はiPhone・他Androidにも提供開始
2024年以降、Googleはこの機能を他のスマートフォンにも段階的に開放しました。
現在は、Googleフォトアプリ+Google One(サブスクリプション)に加入していれば、
iPhoneでもAndroidでもこの機能が利用できます。
🔸ただし、Pixel以外の端末では、無料版だと「月10回まで」保存に制限があります。
より多く使いたい場合は、Google Oneの「2TB以上のプレミアムプラン」への加入が必要です。
🌟 簡単に言うと:
以前:Pixel限定 →
今:Googleフォトアプリがあれば誰でも使える(条件あり)
次は、実際にiPhoneとPixel、それぞれで「消しゴムマジック」をどう使うかをご紹介します。
② iPhone・Google Pixelで「消しゴムマジック」を使う手順
「実際にどうやって使うの?」という疑問にお答えして、ここではiPhoneユーザー・Pixelユーザーそれぞれの使い方をご紹介します。
どちらの端末でも、やることはシンプル。写真を選んで、削除したいものをなぞるだけです。
📱 iPhoneで「消しゴムマジック」を使う方法
【準備編】
App Storeから「Googleフォト」アプリをダウンロード
初めての方は、Googleアカウントでログイン
編集したい写真をGoogleフォトに保存(iPhoneの「写真」アプリから読み込み可)
【使い方】
Googleフォトを開いて、編集したい写真を選択
画面下の「編集」ボタンをタップ
表示されたメニューの中から「ツール」→「消しゴムマジック」を選ぶ
自動で消す候補が表示される or 指でなぞって範囲を選択
消去をタップか自動的に消去される
保存ボタンをタップして、写真アプリに保存されます

Googleフォトでの消しゴムマジック
✅ iPhoneでもしっかり動作します。最新のGoogleフォトにアップデートされていることを確認してください。
🤖 Google Pixelで「消しゴムマジック」を使う方法
Google Pixelシリーズ(Pixel 6以降)では、この機能が最初から標準搭載されています。
つまり、アプリを追加しなくてもすぐに使えます。
【使い方】
「Googleフォト」または「写真」アプリで画像を開く
編集ボタン →「ツール」→「消しゴムマジック」
不要な人や物を自動検出/手動でなぞって削除
編集後はそのまま上書き保存 or コピー保存が可能
💡 Pixelの特徴は、AIによる自動提案が強力で、たとえば「通行人を消しますか?」と自動で提案してくれることも。
このように、iPhoneでもPixelでも“消しゴムマジック”的な操作がスマホだけで完結できるのが嬉しいポイントです。

📱Googleフォトの「消しゴムマジック」はとても便利ですが、実はiPhoneにも同様の機能があるのをご存じですか?
Appleの純正機能については、iPhoneの消しゴムマジック機能|写真から不要な物を無料で消す方法で詳しく紹介しています。
📱対応機種やiOSバージョンによる違いも気になる方は、
iOS18でも使える?iPhoneの消しゴムマジック機能まとめ【対応機種も解説】の記事も参考になります。
③ GoogleフォトとPixelの「消しゴムマジック」比較表
「同じGoogleフォトでも、iPhoneとPixelで違いがあるの?」という疑問にお答えして、
ここでは機能の違いや使い心地を、5つの項目に分けて比較します。
📊 iPhone版 vs Pixel版 機能比較表(2025年時点)
項目 | iPhone版 Googleフォト | Google Pixel版 Googleフォト |
---|---|---|
利用条件 | Googleフォトアプリ+Googleアカウント無料版は月10回まで保存可能※Google One 2TB以上で無制限に | 標準搭載(Pixel 6以降)使用回数制限なし |
操作方法 | 写真を選んで「編集」→「ツール」→「消しゴムマジック」 | カメラアプリ or Googleフォト内から即編集可能 |
精度と処理 | 良好(背景により結果に差あり) | 非常に高精度+処理速度も優秀 |
自動提案 | 基本は手動なぞり中心 | 通行人などを自動で検出・提案 |
保存先 | GoogleフォトまたはiPhone写真アプリに保存可※「保存/コピーを保存」選択あり | Googleフォトに保存。コピー保存や元に戻すも柔軟に対応可能 |
💡 補足:
iPhoneやPixel以外のAndroid端末では、Googleフォトの消しゴムマジックは月10回まで無料で保存可能という仕様があります。
それ以上使いたい場合は、Google Pixel端末を利用するか、Google Oneの2TB以上のプランに加入する必要があります。
📝 一言まとめ:
iPhoneでもGoogleフォトアプリを使えば、消しゴムマジックが利用可能
Pixelは標準搭載+無制限利用可能なため、快適さではやはり一歩リード
iPhoneや他Android端末では「月10回まで無料」という制限があるので、よく使う方はGoogle Oneの加入を検討しても◎
④ Googleフォトの「消しゴムマジック」使用時の注意点
⚠️ ① Google Oneの加入が必要な場合がある
以前はPixel専用だった機能ですが、現在は他の端末にも開放されています。
ただし、Google One(グーグル・ワン)という有料サブスクリプションに加入しないと利用できない場合があります。
🔸iPhoneやAndroidでは、機種やタイミングによって「無料で使える」「要加入」どちらのケースもあります。
さらに、2024年5月15日以降の仕様変更により、以下のような制限が追加されました。
📌【最新情報】無料版での利用は「月10回まで」
Pixel以外のAndroidスマホやiPhoneでは、
Googleフォトの消しゴムマジックで編集した写真を月10回まで無料で保存可能それ以上使いたい場合は、以下のいずれかが必要です:
Google Pixelスマートフォンを使用する
Google Oneの2TB以上のプレミアムプランに加入する
※注意:Googleフォト内に「現在の利用回数を確認する機能」はありません。
ご自身で使用回数を意識しながら使う必要があります。
⚠️ ② 元の写真が上書きされることがある
Googleフォトでは、編集した写真を保存すると元の画像に上書きされることがあります。
🔸保存ボタンを押すときに、「コピーを保存」を選べば、元の写真を残したまま編集内容を新しいファイルにできます。
また、編集履歴のある画像はGoogleフォト内で「元に戻す」ボタンを使えば、後から変更を取り消すことも可能です。
「やっぱり元に戻したい」というときにも安心です。
⚠️ ③ 自動消去がうまくいかないこともある
写真の背景が複雑な場合や、対象が小さすぎると、AIが判断しきれず不自然な仕上がりになることがあります。
🔸その場合は、手動でなぞる/細かく分けて消す/やり直しボタンを使うなどの工夫がおすすめです。
消す範囲を少しずつ調整することで、より自然な仕上がりに近づきます。
📝 一言まとめ:
iPhoneでもGoogleフォトアプリを使えば、消しゴムマジックが利用可能
Pixelは標準搭載+無制限利用可能なため、快適さではやはり一歩リード
iPhoneや他Android端末では「月10回まで無料」という制限があるので、よく使う方はGoogle Oneの加入を検討しても◎
📱また、Googleフォト以外にもiPhoneで使える消しゴムマジック系の無料アプリを知りたい方は、
iPhoneで使える“消しゴムマジック”無料アプリまとめ|Googleフォトや代替アプリを徹底解説もぜひチェックしてみてください。
⑤ Q&A よくある質問
Googleフォトの「消しゴムマジック」について、読者の方がよく気になるポイントを5つのQ&A形式で解説します。
❓Q1. iPhoneでもGoogleフォトの「消しゴムマジック」は使えますか?
→ はい、使えます。
Googleフォトアプリをダウンロードし、編集したい写真を開いて「ツール」→「消しゴムマジック」を選べば利用できます。
ただし、一部の機能はGoogle One(有料)の登録が必要になる場合があります。
❓Q2. 無料で使える範囲はどこまでですか?
→ 2024年5月以降、Pixel以外のスマホでは「月10回まで」無料で編集・保存できます。
それ以上使いたい場合は、Google Pixelの使用またはGoogle One(2TB以上)への加入が必要になります。
編集自体はできても「保存」が制限されるケースがあるため、使いすぎにはご注意を。
❓Q3. Google Pixelじゃないと使えない機能ですか?
→ 昔はそうでしたが、現在はPixel以外のAndroid端末やiPhoneでも使えるようになりました。
ただし、Pixelのほうが処理速度や精度が高い/自動検出が優秀といった違いはあります。
❓Q4. 編集した写真はどこに保存されますか?
→ Googleフォトで編集した写真は、基本的にGoogleフォト内に保存されます。
「保存」をタップした場合:
元の写真に編集が上書きされ、iPhoneの「写真」アプリにも編集済みの写真が表示されます。
「コピーを保存」をタップした場合:
編集後の写真が新しいファイルとしてGoogleフォトに保存され、元の写真は残ります。
iPhoneの「写真」アプリに両方表示されることもあります。
Googleフォトはクラウド保存、iPhoneの写真アプリは本体保存なので、保存場所や挙動に違いがある点にも注意しましょう。
重要な写真は、上書きせずに「コピーを保存」を選ぶと安心です。
❓Q5. 編集がうまくいかず、不自然になったらどうすれば?
→ 「元に戻す」ボタンでいつでもやり直しができます。
また、広い範囲を一度に消そうとせず、少しずつ消す・範囲を細かく調整すると自然に仕上がりやすくなります。
⑥ トラブル対処法|消しゴムマジックが使えない・保存できないときは?
便利な「消しゴムマジック」ですが、使っていると「なぜか出てこない」「保存できない」など、つまずくこともあります。
ここでは、よくあるトラブルとその対処法をまとめました。
🚫 消しゴムマジックが表示されない・使えない
対処法:
Googleフォトアプリが最新版かどうか確認(App Store/Google Playで更新)
Pixel以外のスマホでは「月10回まで」という無料使用回数制限があるため、上限を超えていると表示されない場合あり
編集しようとしている写真がGoogleフォトに完全にバックアップされていない(縮小表示のみ)ことが原因の場合も。いったんローカル保存にしてから編集してみましょう
Google One(2TB以上)に加入していないと表示されない機能も一部存在します
🔍 ポイント:
消しゴムマジックが出てこないときは、「アプリのバージョン」「使用回数の上限」「保存状態」を順にチェックするのがコツです。
💾 編集内容が保存できない/保存先がわからない
対処法:
保存前に「コピーを保存」「オリジナルを上書き」など保存方法の選択肢が表示される場合があります
保存されているのはGoogleフォトアプリ内の「編集済み」フォルダであることが多いです
iPhoneの「写真」アプリに出てこない場合は、共有からダウンロード/保存する操作を行うと表示されやすくなります
🔁 編集が元に戻せない/やり直しができない
対処法:
編集画面上部または下部にある「やり直す」「元に戻す」ボタンを活用
元画像を上書きしてしまった場合、Googleフォトの「元に戻す」機能が有効なうちに操作するのがベスト
安心のため、編集前に必ず写真のコピーを保存してから編集する習慣をつけましょう
📡 インターネット接続が不安定で動作しない
対処法:
Googleフォトの編集機能は、一部がクラウド上のAI処理に依存しています
通信環境が悪いと、ボタンが押せない/処理が途中で止まる場合も
安定したWi-Fiや4G/5G環境で再試行してください
これで、安心してGoogleフォトの消しゴムマジックを使える準備が整いました。
🧺【まとめ】
Googleフォトの「消しゴムマジック」機能は、もともとGoogle Pixel専用だったものが、今ではiPhoneや他のAndroidスマホでも使えるようになりました。
写真に写り込んだ不要なものを、なぞるだけで自然に消せるこの機能は、旅行写真やSNS投稿前のちょっとした調整にもぴったりです。
📌 ただし、Pixel以外のスマホでは「月10回まで」という無料利用回数制限がある点には注意が必要です。
より多く使いたい場合は、Google PixelやGoogle One(2TB以上)のプランを検討しても良いかもしれません。
Googleフォトは、ただのバックアップアプリではありません。
“iPhoneユーザーでも手軽に写真編集を楽しめるツール”としても、とても優秀なんです。
次回の記事では、「写真がうまく消えないときの応用テクニック」や「おすすめの併用アプリ」などをテーマにご紹介する予定です📸✨
どうぞお楽しみに!
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この記事は、iPhone15ProとSE3: iOS18.4.1で確認しました。