議事録テンプレ配布|iPad × ChatGPTで会議メモ→要約→決定事項・宿題まで一気通貫【2025年版】

Split Viewで左ChatGPT・右メモを開く|会議メモをその場で議事録にする

生メモが“配れる議事録”になる瞬間

会議直後のテラス席。紙コップのコーヒーから湯気が立つ。
陽菜「メモは取ったのに、ここから要約→決定事項→宿題に整えるところで毎回止まるんだよね…」
ひろとはiPadを立て、DockからChatGPTを呼び出す。
ひろと貼る→要約→表化Split Viewで一筆書きにしよう。左:ChatGPT/右:メモを固定。“Aプロンプト”で3要点+決定事項/宿題(担当・期限)まで一気に出す。PDFがある日は“B”、ホワイトボード写真なら“C”。」

二人は席を詰めて画面をのぞき込む。右側のメモに、さっきの会議の生メモをそのまま貼り付け。左側のChatGPTに短い指示を打ち込むと、数秒で要点3つが並び、その下に決定事項宿題の表が現れた。
陽菜「え、もう“担当・期限”の列まである。これならあと回しにしなくていいね」
ひろと「今日はこの流れを“型”として固定しよう。次回からは、会議が終わる頃には議事録の骨組みまで出来上がってるはず」

iPadをのぞき込んでいるひろとと陽菜

iPadをのぞき込んでいるひろとと陽菜

この記事でやること(3ステップ)

  1. 生メモを貼る(テキスト/PDF/写真のどれでも)

  2. プロンプトで要約3点+表化(決定事項/宿題:担当・期限)

  3. Numbers/HTMLテンプレに貼り戻して配布

目次

iPadで会議メモを回す準備(Safari/アプリ/Split View)

ひろと「まず“入口”を決めよう。SafariでもアプリでもOK。同じアカウントなら履歴はつながるよ。」
陽菜「私はホーム画面から1タップで開きたい派。Safariでいける?」
ひろと「いける。chatgpt.com にサインイン→共有ホーム画面に追加。それをDockに入れとくと、会議中でも呼び出しやすい。」

1)入口を用意:Safari/アプリ

Safari派(1タップ起動にする)

  1. chatgpt.com にサインイン。

  2. 共有メニュー → 「ホーム画面に追加」

  3. 追加したアイコンを長押し→Dockへ
    陽菜「Dockの右端に置いた。親指で届く位置って大事だね。」

アプリ派(音声・画像投下がスムーズ)

  1. App StoreでChatGPT公式アプリを入手。

  2. Apple/Google/Microsoftでサインイン。

  3. 初回の通知・マイク・写真許可
    ひろと「アプリだと写真アップロード音声が安定。PDFを投げる日も楽。」

権限の初期設定(あとで詰まらないためのひと手間)

  • マイク:設定 → プライバシーとセキュリティ → マイク → ChatGPTをオン。

  • 写真:設定 → ChatGPT → 写真 → 追加のみ(またはすべての写真)。

  • ファイル共有:共有シートにChatGPTが出ない時は「その他」から追加。
    陽菜「よし、権限そろった。これで音声もPDFもいける。」

共有からホーム画面に追加を選ぶ|1タップで起動する

共有からホーム画面に追加を選ぶ|1タップで起動する

2)Split View:左ChatGPT/右メモを固定化

陽菜「分割の幅、どのくらいが見やすい?」
ひろと左を大きめ(約2/3)/右を小さめ(約1/3)が見やすいかな。真ん中の黒い仕切りバーをドラッグすれば、等分⇄大きめで切り替えられるよ。左でやり取り、右で転記&保存。じゃあ並べよう。」

方法A:三点ボタン(…)で分割

  1. メモ(Appleメモなど)を開く。

  2. 画面上の …(三点)Split View

  3. DockからChatGPTを選びへ配置。

  4. 黒い仕切りバーをドラッグして調整。
    陽菜「あ、Slide Overになっちゃった。」
    ひろと「その小窓の…からSplit Viewに切り替えればOK。」

方法B:Dockからドラッグ

  1. メモを開いたまま下端からスワイプ→Dock表示。

  2. ChatGPTアイコン長押し→画面左端へドラッグして放す。

  3. 仕切りで幅を整える。
    陽菜「できた。左右同時で見比べられるの、気持ちいい。」

TIPS

  • 片方だけ全画面に戻す:仕切りバーを端までドラッグ

  • Split Viewが出ない:設定 → マルチタスクを確認。

  • 文字選択→ドラッグ&ドロップで、左→右へ直接貼り付けできる。
    ひろと「表だけドラッグで持っていくの、地味に時短になるよ。」

Split Viewで幅を調整する|左チャット・右メモの作業スペースを作る

左にChatGPT、右にメモ。中央の仕切りバーを指でドラッグ

3)会議直後の“運用フォーマット”を決める

ひろと「今日からは3アクションで固定ね。」

  1. 右のメモに“生メモ”を貼る(箇条書きでOK)。

  2. 左のChatGPTへAプロンプト(後半で配布)→要点3つ+決定事項/宿題の表を出す。

  3. 結果を右へ貼り戻して保存(Numbersや社内フォーマットへ)。
    陽菜「“担当・期限”の列まで出るのが助かる。私は状態も入れて“進行中/確定”って付けたい。」
    ひろと「いいね。4列版(項目/担当/期限/状態)で回そう。」

4)音声を使う日のチェックポイント(会話で確認)

陽菜「口頭で要約してもらう時、うまく入らない日ってあるよね。」
ひろとマイク許可サイト別のマイク設定(Safari)は要チェック。騒がしい所ならAirPodsや外部マイク。」
陽菜「話すときは?」
ひろと短く区切る。句点の代わりに1呼吸。その方が構造化がきれいに返る。」

5)“今日から”の準備リスト(1分で完了)

  • ChatGPTのアイコンDockへ。

  • マイク/写真の許可を確認。

  • Split View1回リハ。

  • 保存先を決める(Appleメモ/Numbers/社内テンプレ)。

  • PDF/写真の共有ルート(Files→共有→ChatGPT)を試しておく。
    陽菜「準備完了。じゃあ次は“メモ→要約→表化”の実演だね。」
    ひろと「うん。A(テキスト)、B(PDF)、C(写真)……この3本でどんな会議でも回せるようにしよう。」

ケース① テキストメモ→要約→表化(決定事項・宿題)

陽菜「じゃあ、まずは“生メモ”からやってみよう。」
ひろと「うん。右:メモ/左:ChatGPTのSplit Viewはもう作ってあるから、このまま流すよ。」

実演:メモを貼る → Aプロンプト → 3要点+表を受け取る

メモを貼ってプロンプトを送る|3要点と表を自動生成する

メモを貼ってプロンプトを送る|3要点と表を自動生成する

  1. 右のメモに会議直後の生メモを並べる(1行1トピックでOK)。
    例)

    • 新料金ページの公開日を9/22で確定

    • FAQ改訂の初稿は陽菜が担当、締切9/19

    • 営業・開発間の連携手順をドキュメント化

  2. 左のChatGPTに下のAプロンプトをコピペ。続けて、生メモ全文を貼り付けて送信。

  3. 返ってきた「要約3点」+「決定事項/宿題(担当・期限・状態)」表を右のメモ、またはNumbersへ貼り戻す。

A)メモ→要約→表化(コピペ可)
「以下のメモを3項目で要約し、続けて決定事項宿題(担当・期限・状態)の表を作ってください。
出力は敬体
、表は4列で。
メモ:——(ここに貼り付け)」

陽菜「来た。…3要点2つの表、ちゃんと分かれてる!」
ひろと「このまま担当・期限の抜けを追記して保存すれば、議事録(書き方の型)に擬似的に沿う形になるよ。」

出力イメージ(最小構成の例)

要約(3項目)

  1. 新料金ページの公開日を9/22で確定。

  2. FAQ改訂の初稿を9/19締切で進行。

  3. 営業・開発の連携手順をドキュメント化。

決定事項(例)

項目担当期限状態
新料金ページの公開開発部 田中9/22確定

宿題(例)

タスク担当期限状態
FAQ改訂案の初稿陽菜9/19進行中

陽菜「“担当/期限”が列で出るのが助かる。私は“状態”も、進行中/確認中/確定で運用したい。」
ひろと「OK。列名語尾(敬体/常体)は、後述の修正プロンプトで即差し替えできるよ。」

Numbersでの整形(サッと“配れる”議事録テンプレへ)

生成表をNumbersに移す|担当と期限を整えて保存する

生成表をNumbersに移す|担当と期限を整えて保存する

  • 右のメモから表部分だけ選択→コピーNumbersの空白シートに貼り付け。

  • 列幅は担当<期限<項目の順に広げると読みやすい。

  • 期限の列はセル書式を日付(YYYY-MM-DD)に。

  • 条件付きハイライト:期限が今日より前なら赤(期限超過)、今日ならオレンジ(当日)、空欄はグレー(未設定)。

  • 見出しに「議事録 テンプレ」など検索で引っかかる用語を入れた社内フォーマットに合わせ、最後にPDF書き出しで配布。

ひろと「“例・書き方・テンプレ”を社内に配る時、先にカラム名だけ社内標準に合わせておくと、横展開が速いよ。」
陽菜「“会議 議事録 例”を探す人には、こういう表がまさに答えだよね。」

微調整のための“追いプロンプト”例(そのまま使える)

  • 列名の変更

    決定事項の表の列名を議題/担当者/締切/状態に変更し、敬体のままで出し直してください。」

  • 口調の変更(敬体→常体)

    「要約と表の文体を常体に変更。語尾の丁寧語を省いて再出力してください。」

  • 期限の明文化(yyyy-mm-dd)

    期限の表記をYYYY-MM-DDに統一し、本日以降にないものは“要再設定”と注記してください。」

  • 列の追加/削除

    宿題の表に優先度列(高・中・低)を追加。状態列は削除して再作成してください。」

  • 重複統合

    「重複する内容は最短の表現で統合し、1行にまとめてください。」

陽菜「“常体に変える”とか、指示一行で直せるのが気楽だね。」
ひろと「うん。表の列名を社内標準に合わせるだけでも、配布メールの受け取りがスムーズになる。」

ありがちな“詰まり”とリカバリ

  • 要約が冗長/3点にまとまらない
    → 追いプロンプト:

    「要約は3点厳守。1点は20文字以内で。」

  • 決定と宿題が混ざる
    → 追いプロンプト:

    「“決定事項=確定したこと”、“宿題=未完の作業”として再分類してください。」

  • 期限が空欄の行が多い
    → 追いプロンプト:

    「期限が未記入の行には、担当者が来週の平日で最短の日付を仮置きしてください。」

  • 長文メモで回答が途切れる
    → 2回に分けて投入(前半→要約&表化→後半→“続きとして統合”を指示)。

  • 表として返らない
    → 追いプロンプト:

    Markdownのテーブルで再出力。ヘッダー行(| 項目 | 担当 | 期限 | 状態 |)から開始してください。」

ひろと「“決定宿題の線引き”をはっきりさせると、読み手の理解が一気に速くなるよ。」
陽菜「“期限の仮置き”テクも地味に効く。あとで確定すればいいだけだし。」

ミニチェックリスト(配布直前の最終確認)

  • 要約は3点で簡潔か(20〜40文字目安)

  • 決定事項/宿題の分類が曖昧な行はないか

  • 担当・期限は埋まっているか、形式はYYYY-MM-DD

  • 表の列名は社内標準に一致しているか

  • ファイル名は規約どおりか(例:YYYYMMDD_会議名_議事録.xlsx

陽菜「これ、ほんとに“貼る→要約→表化”の一筆書きだね。」
ひろと「次は
ケース②:配布PDF→要点3+注意2→1分台本。当日の資料も、iPad × ChatGPT1分の説明台本まで持っていこう。」

ケース② 配布PDF→要点3つ+注意2つ→1分台本

陽菜「今日は配布PDFが厚め。これも、“あと回し”になりがちなんだよね…」
ひろとBプロンプトでいこう。要点3+注意2+1分台本まで一気に作る。Split Viewは左:ChatGPT/右:PDFの並びで。」

実演:PDFを共有 → Bプロンプト → 要点3+注意2+台本を受け取る

PDFを共有からChatGPTへ送る|要点抽出の下準備をする

Filesの共有パネルで「ChatGPT」をタップする手元(イメージ)

  1. 右側でPDFを開く(Filesアプリ/SafariどちらでもOK)。

  2. 右上の共有 → 共有先にChatGPTを選ぶ

    • 共有先に出ないとき:共有シートの「その他」からChatGPTを追加。

    • Split View中なら、PDFサムネを左側ChatGPTへドラッグ&ドロップでも添付できる。

  3. 左側のChatGPTにBプロンプトを貼って送信。

  4. 返ってきた要点3+注意2+1分台本を右のメモ、または会社フォーマットに貼り戻し

要点3+注意2+1分台本を受け取る|PDFを見比べて貼り戻す

要点3+注意2+1分台本を受け取る|PDFを見比べて貼り戻す

B)PDF→1分台本(コピペ可)
「このPDFの要点を3つ注意点2つにまとめ、最後に1分の口頭台本を作ってください。専門語は一般語で。」

陽菜「おお、要点3が短くて見やすい。注意点も実務っぽい。」
ひろと「台本は60〜75秒を想定してある。朝会や上司への報告で、そのまま読める長さだよ。」

出力イメージ(例)

要点(3)

  1. 新料金の周知方法は「サイト告知+メール配信」で実施。

  2. 営業・開発の連携手順をドキュメント化し、相談窓口を一本化。

  3. FAQの改訂スケジュールを決定(初稿9/19、公開9/22)。

注意点(2)

  • 営業資料とサイト文言の表現ゆれに注意(同じ用語で統一)。

  • FAQ改訂範囲の優先順位を明確に(アクセス上位から着手)。

1分台本(読み上げ用)

「本件は、新料金の周知とFAQ改訂が柱です。まず、サイト告知とメール配信を同時に行い、営業・開発の連携手順は文書化して相談窓口を一本化します。スケジュールは、FAQの初稿が9/19、公開が9/22です。注意点は二つ。資料とサイトの表現をそろえること、そしてFAQの改訂はアクセス上位から優先すること。以上です。進行中の課題は、表現ゆれの洗い出しと、初稿のレビュー体制づくり。このあと担当と期限を表に落として共有します。」

陽菜「“以上です”で締めると、会議でも読み上げやすいね。」
ひろと要点→注意→課題の順で並べておくと、そのまま報告→依頼の流れに乗せやすい。」

追いプロンプト(仕上げの微調整に便利)

  • ページ範囲の指定

    p2–p5のみ対象にして、同じ形式で出力してください。」

  • 用語の平易化レベル

    「一般語の基準を“社内説明向け”に。専門語は例えを1語ずつ補ってください。」

  • 秒数の厳密化

    「台本を60秒以内に短縮。1文は25文字以内で。」

  • 役割別の差し替え

    「営業向けに、見込み客の反応想定Q&Aを3項目追加して出力。」

  • 箇条書きの字数制御

    「要点と注意は、各15〜20文字で端的に。」

陽菜「“ページ範囲”を絞れるの、長いPDFで助かる。」
ひろと用語の平易化秒数の制御も覚えておくと、報告が読みやすくなるよ。」

ありがちな“詰まり”とリカバリ

  • 共有先にChatGPTが出ない
    → 共有シート下部の「その他」ChatGPTをオン。出ない場合は一度“ファイルに保存”→ChatGPTから添付。

  • スキャンPDFで文字認識が弱い
    → 追いプロンプト:

    「画像中心のPDFのため、図表・見出しだけでも拾って要約してください。読めない箇所は“[判別不能]”と明記。」

  • ページ数が多くて応答が切れる
    章単位で分割して投入。最後に

    p1–p5/p6–p10の要約を統合し、重複は統合して3要点+注意2に再構成。」

  • 機密情報が含まれる
    → 共有前にマークアップで塗りつぶし、またはスクショで必要箇所のみ送る。

  • 図表が多くテキスト少なめ
    → 追いプロンプト:

    図表のタイトル・凡例・注記から意味を推定し、要点化してください。数値は“おおよそ”で良い箇所は“約”で示す。」

PDFから“配布物”へ落とす最短ルート

  1. 要点3+注意2+台本を右メモに貼り戻し。

  2. 決定事項/宿題ケース①の表に追記して、担当・期限を確定。

  3. Numbersのテンプレに貼り、PDF書き出しで配布。

  4. 社内周知メールは次回(ケース外伝)のテンプレで一括整形。

陽菜「“要点→注意→台本→表へ落とす”の流れ、クセになりそう。」
ひろと「ここまで来たら、ホワイトボード写真も一緒に回そう。ケース③箇条書き→議事録差し込みまでやるよ。」

陽菜「PDFがない日って、ホワイトボード写真しかないこと多いよね。」
ひろと「大丈夫。写真→箇条書き→決定事項/宿題の2表に落とせば、同じテンプレで配れる。次はケース③で実演しよう。」

ケース③ 写真/ホワイトボード→箇条書き化→議事録差し込み

陽菜「今日はホワイトボードに書き殴っただけ。PDFも議事メモもないんだけど……」
ひろと「大丈夫。Cプロンプト写真→箇条書きに起こして、決定事項/宿題の2表まで一気に整える。仕上げはテンプレに差し込もう。」

実演:撮る → かるく補正 → Cプロンプト → 2表へ差し込み

正面から撮影して反射を避ける|読み取りやすい写真を残す

ホワイトボードを正対で撮影する手元(反射を避けた位置)

  1. 撮る(会議直後が最強)

    • ボードに正対して撮影(斜め撮りは歪みのもと)。

    • 反射を避けて照明に背を向ける/フラッシュOFF

    • 端が切れないよう全体が入る距離で1枚+寄りの補助1枚
      陽菜「寄りの1枚、あとで解読の保険になるのね。」

  2. かるく補正(写真アプリ)

    • 写真を開く → 編集トリミングで余白をカット。

    • 傾き/垂直・水平を微調整(文字が寝ていると認識率が下がる)。

    • 露出とシャドウを少し上げてコントラストを確保。

    • 機密がある場合はマークアップ黒塗り
      ひろと「“読みやすい=コントラスト”って覚えておくと失敗しにくいよ。」

  3. Cプロンプトで箇条書き化
写真から箇条書きと2表を生成する|議事録テンプレへ差し込む

左にChatGPT(写真と箇条書き・2表の出力)、右にメモ(貼り戻し中)

  • 左:ChatGPTを開く → 画像を添付(アプリの+から/または右からドラッグ)。
  • 下のCプロンプトを貼って送信。
  • 返ってきた箇条書き+2表を右のメモ/Numbersへ貼り戻す。

C)写真→箇条書き化(コピペ可)
写真のホワイトボード内容を箇条書きにし、議事録の決定事項宿題に分類。重複は統合して短文化を。
表は4列(項目/担当/期限/状態)、文体は敬体で。」

陽菜「来た。手書きの略語も“正式語”に直してくれてる。」
ひろと「もし怪しい語があれば、追いプロンプトで“[判別不能]は空欄のまま表化して”って頼めばOK。」

💡 2台運用で“撮影→整形”を分けたいときは、iCloud同期を切って別々に使う方法

出力イメージ(写真からの整形例)

箇条書き(統合済み)

  • 新料金ページ:9/22公開で確定/FAQ改訂は優先順位を定義

  • 営業・開発の連携手順をドキュメント化/相談窓口は一本化

  • 次回定例で初稿レビュー(9/19、担当:陽菜)

決定事項

項目担当期限状態
新料金ページの公開開発部 田中2025-09-22確定

宿題

タスク担当期限状態
FAQ改訂案の初稿陽菜2025-09-19進行中
連携手順のドキュメント化営業・開発2025-09-20着手前

陽菜「“重複を統合”してくれるの、読みやすさが段違いだね。」
ひろと「この2表をテンプレに差し込めば、配布の形になる。担当/期限の抜けだけその場で埋めよう。」

追いプロンプト(写真特有の調整に効く)

  • 略語→正式語

    「箇条書き内の略語を正式名称に置換して、同じ形式で再出力。」

  • 図や矢印の言い換え

    「矢印や囲みの関係性を文章で明文化し、要点に統合。」

  • 読みづらい部分の扱い

    「読めない箇所は[判別不能]と記し、表には空欄で残してください。」

  • 表の列名変更/列追加

    決定事項の列名を議題/担当者/締切/状態に変更。備考列を追加して再出力。」

  • 分類の厳格化

    「“確定=決定事項、未完=宿題”の基準で再分類。あいまいな行は宿題に入れてください。」

陽菜「“図の関係を文章で”って頼めるの、ホワイトボードに強いね。」
ひろと「うん。図→文章化→要点統合の順でやると破綻しにくい。」

よくある“詰まり”とリカバリ

  • 反射で文字が飛ぶ/薄い
    → 露出を下げてコントラストを上げる。寄りの補助写真があれば一緒に添付。

  • 斜め撮影で歪む
    → 編集の傾き/垂直/水平を調整。再撮可能なら正対で撮る。

  • 字が小さすぎる
    → 必要部分だけトリミングして別添(2枚投入)。

  • 機密が映り込む
    → 共有前にマークアップで黒塗り/トリミング。

  • 日本語+英語が混在
    → 追いプロンプト:「日本語優先で、英語はかっこ内に訳を添えて再出力。」

  • 表として返らない
    → 追いプロンプト:「Markdown表で再出力。ヘッダーは(| 項目 | 担当 | 期限 | 状態 |)。」

Numbers/テンプレへの差し込み(最短ルート)

  1. 生成された決定事項/宿題の表をコピー→Numbersテンプレに貼付。

  2. 期限は日付形式(YYYY-MM-DD)へ統一。

  3. 条件付きハイライトで期限超過を赤、当日をオレンジ。

  4. PDF書き出し→配布/社内チャットに貼る。
    陽菜「写真スタートでも、最終的な配り方はケース①と同じだね。」
    ひろと「そう。入口が違っても出口は同じ——これが“あと回し”を減らすコツ。」

無料とPlusの使い分け(止めずに回す日はPlus)

陽菜「今日はPDF×3本写真2枚。この量でも無料のまま回せる?」
ひろと「“止めずに回したい日”はPlusが安心。逆に短めテキストの整理単発の表化だけなら無料で十分だよ。」

無料とPlusの使い分けを判断する|素材量と時間を基準にする

天秤に“無料(軽量)”“Plus(ノンストップ)”のカード、iPadは中央でSplit View

判断チェックリスト(5つのYESが多い方に寄せる)

無料でいける日

  • 1つの会議に対して、テキストメモ中心(短め)

  • 表化要約3点など、出力がシンプル

  • 画像は使わない/1枚だけ

  • PDFは数ページ範囲指定して要約

  • 応答が少し遅くてもOK(並行作業できる)

Plusを使う日

  • PDFが多い(複数本)/長い(章ごと処理したい)

  • 写真+長文何セットも回す必要がある

  • テキスト→表→テンプレ貼り」の繰り返し回数が多い

  • 会議後すぐに周知メールまで整形して止めたくない

  • 画像解釈の精度応答速度を重視したい

陽菜「今日みたいにPDF+写真+表化の連続なら、Plusが時短なんだね。」
ひろと「うん。“無料:整える/Plus:止めない”って覚えると迷いにくい。」

実務ルール(コスト最適化)

  1. 重い月だけPlus

    • 繁忙期(月末の定例、期初の方針共有、四半期レビュー)だけ上げる。

  2. 案件単位でON/OFF

    • 大型案件期間だけPlus→完了後に戻す。

  3. 1会議=1スレッドを固定

    • 後日追記や再要約同じコンテキストで回せる(手戻りが減る)。

  4. “画像多めの日”の前に準備

    • 写真の撮影ルール(正対・反射回避)/PDFの章分割を前日に決めておく。

  5. 出口は同じ

    • 入口(無料/Plus)は日替わりでも、テンプレ貼り→PDF配布の出口を固定。

陽菜「“出口を固定”っていい言葉。誰が作っても同じ体裁になる。」
ひろとNumbers/HTMLのテンプレを“共通の終点”にしておくと、負荷分散もしやすいよ。」

シナリオ別・おすすめ運用

  • 短時間ミーティング(15~30分)

    • 無料:Aプロンプトだけで要約3+表化→テンプレへ。

  • 配布資料が厚いレビュー会

    • Plus:Bプロンプトで要点3+注意2+台本→ケース①の表に統合→配布。

  • ホワイトボード中心のブレスト

    • Plus:Cプロンプトの画像処理を多用→略語の標準化→テンプレへ。

  • 直後に“周知メール”まで出す日

    • Plus:速度重視で一気通貫。次回記事(周知メール回)テンプレと相性◎。

迷ったときの“2分チャート”

  1. 素材はテキスト中心? → YESなら無料

  2. 画像やPDFが複数? → YESならPlus

  3. 会議後30分以内に配布したい? → YESならPlus

  4. 出力は要約3+2表だけ? → YESなら無料

  5. 何本も連続で回す? → YESならPlus

陽菜「“30分以内に配布”の条件、分かりやすいね。」
ひろと時間制約がある日は、待ちの少なさ=品質だから。」

小さなコツ(無料運用を快適に)

  • 章分割:PDFは章ごとに投げる→最後に「統合して3要点+2表に再構成」を指示。

  • 画像は要点だけ:写真は要点が写る範囲でトリミングして送る。

  • 出力を短文化

    「各要点20文字以内」「表は4行以内」など字数制御で負荷を下げる。

  • 範囲指定

    該当箇所のみ」や「p3–p5のみ」を明示。

陽菜「無料でも、分割+短文化でかなり回るね。」
ひろと「そう。設計のコツを覚えれば、無料運用でも体感は十分軽い。」

💡重い月だけPlusに上げる運用の考え方

配布:議事録テンプレ(HTML/Numbers)&プロンプト集

ひろと「ここまで来たら、出口(配布フォーマット)を固定しよう。テンプレを使えば、毎回“体裁どうする?”で迷わない。」
陽菜「テンプレ、ちょうだい!HTMLとNumbers
、あとプロンプト集もひとまとめで欲しい。」

1)HTMLテンプレ(社内Wiki・ポータルにコピペして配布)

HTMLテンプレをコピーしてWikiに貼る|体裁をそろえて配布する

SafariでHTMLテンプレを開き、共有→コピーして社内Wikiに貼る手元

  • ダウンロード:議事録テンプレ(HTML)

  • 使い方(iPad)

    1. Safariで上のリンクを開く → 右上の 共有“ファイルに保存”

    2. ファイルを開いて 全選択→コピー

    3. 社内Wiki/ポータルの新規ページに 貼り付け(プレビューで表の幅と見出しを確認)。

  • カスタム例(そのまま差し替え)

    • 見出し「要約(3項目)」→「ハイライト(3点)

    • 列名「項目/担当/期限/状態」→「議題/担当者/締切/状態

陽菜「Wikiに貼るだけで読みやすい体裁になるの、うれしい。」

2)Numbers互換CSV(担当・期限で色が付く“配れる表”)

期限に応じて色分けする|超過は赤・当日はオレンジ

Numbersの表で期限に色がついている画面

  • ダウンロード:議事録テンプレ(CSV/Numbers互換)

  • 使い方(iPad)

    1. ファイルをタップ → Numbersで開く

    2. 決定事項宿題 シートに、ケース①〜③で作った表を そのまま貼り付け

    3. 期限列を選択 → セルデータフォーマット:日付(YYYY-MM-DD)

    4. 条件付きハイライト

      • 期限 < 今日 → (期限超過)

      • 期限 = 今日 → オレンジ(当日)

      • 期限 空欄 → グレー(未設定)

    5. 右上 … → 書き出し → PDF で配布。

  • 列名の一括変更(コピペでOK)

    決定事項の表の列名を 議題/担当者/締切/状態 に変更して再出力。日付は YYYY-MM-DD に統一。」

ひろと色で締切感が出ると、読む人の行動が早くなるよ。」

3)プロンプト集(A/B/C+Bot化+エスカレーション)

  • ダウンロード:プロンプト集(txt)

  • セット内容

    • A:メモ→3要点+決定/宿題(4列表)

    • B:PDF→要点3+注意2+1分台本

    • C:写真→箇条書き→2表(重複統合)

    • D議事録整形Bot(入力形式を問わず一定の出力)

    • E期限超過の抽出(担当者別ToDo化)

  • iPadでの定着ワザ

    • ショートカットアプリで「テキストをクリップボードへ」作成→ホームに追加。

    • テキストスニペット(よく使う冒頭に ;A ;B など)で呼び出し。

陽菜D=Bot化が便利。どんな素材でも同じ出力に整えてくれるのいいね。」

4)“うちの会社用”に合わせるチェックリスト

  • 列名:社内標準(議題/担当者/締切/状態 など)に統一

  • 敬体/常体:ドキュメント文化に合わせる

  • 期限の表記:YYYY-MM-DD 固定

  • 版管理:ファイル名 YYYYMMDD_会議名_議事録

  • 共有先:メール/社内チャット/Wiki のどれで配るか明確化

  • 機密:公開範囲・転送可否を明記(テンプレに注記欄を追加)

ひろと「最後の注記欄、“社外転送不可/社内のみ”みたいに書いておくと安心。」

💡 古いiPadのまま運用する時の注意点

5)よくある質問(テンプレ運用編)

Q1. 列がズレて貼り付く
→ Numbers側で“ペースト時に表のスタイルを保持”をOFF。Markdown表なら “プレーンテキストでペースト”

Q2. 期限に和暦や別形式が混じる
→ 期限列を選択→一括で書式変更→入力規則で日付以外は赤枠に。

Q3. 表が長くてPDFが横に切れる
用紙サイズ:A4縦→A4横に変更/余白を狭く/列幅を調整。進捗の低い行は次回分へ移す。

Q4. 共有後に追記が来る
同一スレッドで追記→Eプロンプトで超過タスク抽出→最新版PDFを上書き配布。

Q5. HTMLを貼ると社内Wikiで崩れる
→ Wiki側のプレーンテキスト貼付HTMLブロックを利用。CSSが強い場合は、表だけMarkdownで再出力させる。

Q&A/トラブル対処

陽菜「実際にやってると、たまに“あれ?”って詰まるんだよね。」
ひろと「よくある“10の詰まり”を症状→原因→対処で並べたよ。順にチェックしよう。」

Q&Aとトラブル対処の画面で、たまに”あれ?”って詰まるんだよねと陽菜が言っていて、ひろとが答えている風景。

よくある“10の詰まり”並べたよ。

Q1. Split Viewが出ない/Slide Overになってしまう/閉じられない

  • 症状:画面が小窓(Slide Over)になる/分割できない/分割をやめたい。

  • 原因:マルチタスク設定/操作手順の混在。

  • 対処

    1. …(三点)→Split Viewを選ぶ(小窓なら…→Split Viewに変更)。

    2. Dockからドラッグして左右に配置。

    3. やめたい時は黒い仕切りバーを端までドラッグ

    4. そもそも出ない→設定 > マルチタスクをONに。

Q2. 共有先に「ChatGPT」が出ない(PDFや画像を送れない)

  • 症状:共有パネルにChatGPTが見当たらない。

  • 原因:共有シートの候補に未追加/アプリ側の権限不足。

  • 対処

    • 共有パネル下部の「その他」ChatGPTをON。

    • いったん“ファイルに保存”→ChatGPTアプリで+(ファイル)から添付。

    • 写真ならドラッグ&ドロップでも添付可(Split View時)。

💡iPhone側の共有周りはこちら 

Q3. マイク入力・音声認識が不安定(要約の口頭指示がうまく通らない)

  • 原因:マイク権限/騒音/距離。

  • 対処

    • 設定 > プライバシーとセキュリティ > マイクでChatGPTをON。

    • Safari利用時はサイト別のマイク許可も確認。

    • 騒がしい場所ではAirPods/外部マイク短く区切って話す

Q4. ホワイトボード写真の読取精度が低い

  • 原因:斜め撮影/反射/コントラスト不足/文字が小さい。

  • 対処

    • 正対で撮る/フラッシュOFF、反射源の位置を変える。

    • 編集 > 傾き補正/露出・シャドウ調整でコントラストUP。

    • 寄りの補助1枚を追加添付。

    • 追いプロンプト:「読めない箇所は[判別不能]で、表は空欄」

Q5. 回答が途中で切れる/表として返らない

  • 原因:投入テキストが長すぎる/形式が曖昧。

  • 対処

    • 章単位・半分ずつ投入 → 最後に「統合」を指示。

    • 追いプロンプト:「Markdownテーブルで再出力。ヘッダーは | 項目 | 担当 | 期限 | 状態 | 」

Q6. 要約が冗長/“3点”にまとまらない

  • 対処

    • 追いプロンプト:「要約は3点厳守。各20文字以内に短文化」

    • 重複統合の指示:「重複内容は最短で1行に統合」。

Q7. 決定事項と宿題が混ざる/線引きが曖昧

  • 対処

    • 追いプロンプト:「決定=確定事項、宿題=未完作業で再分類」

    • あいまいな行は宿題に入れて保留メモを添える。

Q8. 期限の表記がバラバラ(9/1、9月1日、2025-09-01…)

  • 対処

    • 追いプロンプト:「期限はYYYY-MM-DDで統一」

    • Numbersで列を日付形式に一括変更。

    • 未記入が多い→「来週の最短平日を仮置き」と指示して一次整形。

Q9. Numbersに貼ると列がズレる/PDF書き出しで切れる

  • 対処

    • ペースト時はプレーンテキストを優先。

    • 列幅を項目>期限>担当の順で広げる。

    • PDFはA4横+余白狭め、長い表は次回分へ分割

Q10. 「使用制限に達しました」が出る(連投や重い処理のとき)

  • 対処(応急)

    • 数分置いて再試行/分割投入/短文化

    • 画像・PDFは枚数を減らす/章分け

    • Safari↔アプリ切替/Wi-Fi↔セルラーで再実行。

  • 予告:詳しいチェックリストは別記事(第12弾)で深掘りします。

ミニ診断チャート(30秒)

  1. 画面の並べ方? → Split View手順を再確認(Q1)

  2. 素材の送り方? → 共有先と権限(Q2/Q3)

  3. 素材の質? → 写真補正・PDF分割(Q4/Q5)

  4. 出力の型? → 追いプロンプトの型指定(Q5/Q6/Q7/Q8)

  5. 配布体裁? → Numbers/HTMLテンプレ運用(Q9)

陽菜「“症状→原因→対処”の並び、すぐ引けて助かる。」
ひろと「困ったら追いプロンプト。“型の指示”を短くはっきり出すのがコツだよ。」

まとめ(ひろと・陽菜の所感)

ひろとと陽菜はipadを前に、笑顔で、喜びの手タッチをしている様子。

うまく進んでよかったね。

陽菜「今日の流れ、すごくクリアになった。“貼る→要約→表化”、それから“PDF→要点3+注意2+1分台本”“写真→箇条書き→2表”。入口は違っても出口(テンプレ)が同じだから、配布まで迷わない。」
ひろと「iPad × ChatGPTで、会議メモから
議事録(決定事項/宿題)まで一筆書き。無料で整えて、止めずに回す日だけPlusに上げる。Split Viewショートプロンプトを覚えたら、あとは日常運転だね。」
陽菜「“あと回し仕事”が、その場のリズムで終わるのがいちばん嬉しい。テンプレはDockに置いておくね。」
ひろと「うん。次は周知メールの型も作ろう。要点3→決定事項→依頼文まで自動整形して、Numbers→PDFと同じように“出口を固定”。」

今日のチェックポイント

  • Split View:左ChatGPT/右メモ(またはPDF)

  • A/B/Cプロンプト:素材別に“型”で投下

  • 表は4列(項目/担当/期限/状態)で統一

  • テンプレ(HTML/Numbers)に貼り戻して配布

  • 無料/Plus素材量と時間制約で判断

陽菜「よし、次回は“メール草稿→社内周知”の回だね。」
ひろと「任せて。件名テンプレ依頼文の型、準備しておくよ。」

次回予告
iPad × ChatGPTで“メール草稿→社内周知”を一気通貫。
要点3 → 決定事項 → 依頼文の型をテンプレ化して、会議後30分で配れる運用にします。

読者に感謝

またねー