iPad × ChatGPTで英語学習はここまでできる|音声・ロールプレイ・添削の時短ワザ【2025年版】

iPadでChatGPTを使い、発音と会話を練習する陽菜のイラスト

毎日10分、iPad×ChatGPTで英語“話す力”を底上げ

昼休み。ビルのテラス席にやわらかい風。
紙コップのコーヒーを両手で包みながら、陽菜がぽつりとこぼします。
発音とスピーキングが、どうしても伸びないんだよね…。アプリをいくつか入れてみたけど、設定が多くて続かなくて」

向かいの席でひろとはうなずき、カバンからiPad Air(13インチ)を取り出します。
「じゃあ、iPad+ChatGPTで“毎日10分”にしよう。シャドーイング、面接のロールプレイ、英作文の添削まで、1台で完結できるよ。最初は無料
でも十分回る」

「ほんとに?途中で止まったり、むずかしい指示が要るとか…」
「大丈夫。設定 → 練習の順番 → 続けるコツまで、段取りは任せて。今日はSplit Viewで左にChatGPT、右にメモを並べて、貼る→直す→保存の一筆書きにしていこう」

ひろとは画面下からスワイプしてDockを出し、メモアプリを横にドラッグ。
「まずは発音から。英文を投げて“ゆっくり版+/区切り”を作ってもらう。
次に面接ロールプレイ。1問30〜60秒で答えて、フィードバック模範の骨子をメモに保存。
最後に語彙。職場の会話で使える短文例を作って、穴埋めクイズで締める。これで10分

陽菜の目が少し輝きます。
「10分なら続けられそう。PDFの資料もあるんだけど、それは?」
「PDFは必要部分だけをコピペして“要点3つ+1分台本”にしてもらえばOK。Plusがなくても回るけど、平日昼に重い作業を止めずに回したい月だけPlusにすればコスパはいい」

「なるほど…今日から始められそう」
「うん。iPadだけで完結する形にしておくと、家でも通勤でも同じ手順で回せる。じゃあ準備からいこう」

テラス席でiPadのSplit Viewを見ながら、英語の発音練習をする陽菜と見守るひろと

「10分なら、続けられそう。」——コーヒー片手に“話す力”をコツコツ。

このあと本記事では、

  • 入口づくり(Safari/アプリ/権限)

  • 学習メニュー(発音・面接・添削・要約・語彙)

  • 無料とPlusの使い分け

  • 毎日のルーティン化(10分テンプレ&ショートカット)

  • Q&Aとつまずき対処
    の順で、スマホ操作に慣れていなくても迷わない手順を丁寧に解説します。

端末選びの参考はこちら👉iPad 無印/mini/ Air 比較

iPadで英語学習を始める準備(Safari/アプリ/音声許可/Split View)

iPadのSplit ViewでChatGPTとメモを並べる概念イラスト

iPadのSplit ViewでChatGPTとメモを並べる

陽菜「最初のつまずきポイントって、どこ?」
ひろと「入口づくり・権限オン・Split View。この3つだけ通せば、今日から10分回せるよ」

1)まずは入口を作る(SafariでもアプリでもOK)

陽菜「ブラウザ派とアプリ派、どっちがいいかな?」
ひろとすぐ試すならSafari音声や画像の出し入れが多いならアプリ。どっちも同じアカウントなら履歴はつながるよ」

  • Safari派chatgpt.comにアクセス → 共有ホーム画面に追加でアイコン作成。

  • アプリ派:App Storeで公式アプリを入れてサインイン(Apple/Google/MicrosoftのいずれかでOK)。

  • ポイント:どちらも同じアカウントで使えば履歴がつながるので、途中からアプリ⇄Safariを切り替えても困りません。

📷キャプション

図1:SafariでChatGPTにログイン

iPadのSafariでChatGPTのログイン画面を開く操作

SafariでChatGPTにログイン
Apple/Google/Microsoftのいずれかを選び、まずはサインインします。

図2:「ホーム画面に追加」で1タップ起動

iPadの共有メニューからChatGPTをホーム画面に追加する操作

共有メニューからホーム画面に追加を選ぶと、次回以降の起動がスムーズです。

図3:Split ViewでChatGPT+メモを横並び

iPadのSplit ViewでChatGPTとメモを並べて作業する手順

Dockからメモをドラッグ→Split Viewを選び、要約→貼り戻しの往復が一筆書きに。

2)音声・写真・ファイルの権限をオン

陽菜「マイクが反応しない日があったんだよね…」
ひろと「最初に権限を全部ONにしよう。あとで“読み上げが出ない”って迷わないように」

  • 設定 → プライバシー → マイク/写真/ファイルで、ChatGPTのアクセスを許可

  • 音声練習(シャドーイング/面接ロールプレイ)や、PDF教材の要約スクショの解説まで使うなら最初にやっておくとスムーズです。

💡古い機種の人へ
  うまくできないと思ったら、「対応機種と新機能の確認」もしてください。

3)Split Viewで“書き戻し”を一筆書き

陽菜「Dockが出せないときがある…」
ひろと画面下からスッと上に。出てきたらメモを長押し→端にドラッグ。仕切りバーで幅調整だよ」

  • 画面下からスワイプしてDockを出す

  • メモ(またはNumbers)を長押し → 画面端へドラッグ

  • 仕切りバーで幅調整(左:ChatGPT/右:メモがおすすめ)

ねらい:左で質問→修正→再出力、右で写経・保存単語帳台本がそのまま貯まります。
代替:メモの代わりにGoodNotes/NotabilityでもOK(手書き派ならこちらが楽)。

iPad 2台運用(iCloud同期オフ)
2台使い分けのコツはこちら

英語学習を始める準備

英語学習の準備を楽しんでいるひろとと陽菜

4)便利テンプレ(コピペで即使える)

陽菜「メモは毎回どう書き始めればいい?」
ひろとテンプレ固定が一番ラク。“10分セット”にしておくと迷わないよ」

学習ノートの見出し

今日の学習(10分)
今日のフレーズ 

明日の予約 

※使い方:上のチェックを付けながら進め、フレーズと明日の予定だけ埋めればOK(チェックはページ再読込でリセットされます)。

“英語学習・会話相手”を作る初期プロンプト

「これから毎日10分、英語を練習します。
役割:丁寧な英会話コーチ。
ルール:①日本語の指示OK ②英語の返答はB1レベル ③最後に“今日の一言”を提案 ④必要なら音声も。
出力:最初に3メニュー(発音/会話/要約)を提示し、私に選ばせてください。」

陽菜「“今日のフレーズ”を1個だけ決めるの、達成感あるね」
ひろと「うん。“明日の予約”欄に次のメニューを書いておくと、次回が始めやすいよ」

5)無料で始める?Plusを使う?(この章のまとめ)

陽菜「まずは無料で回して、重い日はPlusって感じ?」
ひろと「そう。夜や早朝の軽い練習=無料平日昼にPDF長文や連続ロールプレイ=Plus。必要な月だけ切り替えればムダがないよ」

  • 無料:夜や早朝の軽い練習(発音の下準備・短文添削・確認クイズ)に向く。

  • Plus平日昼の安定音声の連続PDF長文の要約が必要な人に向く(※詳細は後半の比較章で)。

  • 共通Split Viewマイク許可さえあれば、まずは今日から10分始められます。

💡詳しい無料とPlusの選び方は『iPadでChatGPT Plusは必要?』で解説

学習メニュー別の使い方(会話つき)

昼休みのテーブルにiPadを置いて、左にChatGPT・右にメモ。
ふたりは「10分で回せるメニュー」をひとつずつ試していきます。

シャドーイング(発音&リズムを整える)

英文をスラッシュで区切り、ゆっくり音読する練習のイラスト

英文をスラッシュで区切り、ゆっくり音読する練習中

シーン
陽菜「発音、ゆっくりの方が入りやすいんだよね…区切りがあると助かる」
ひろと「じゃあ“ゆっくり版+スラッシュ(/)区切り+短い要約”で出してもらおう。音声が使えるときは読み上げもセットで」

iPadだけの手順

  1. 英文をコピー(教科書PDFやニュースの一部でOK)→ ChatGPTへ貼り付け。

  2. 返ってきた“ゆっくり版”を右のメモに貼る。

  3. 1回目は音声を聴く→黙読、2回目は追いかけ読み、3回目は見ずにシャドー

  4. 最後に“今日覚える1フレーズ”だけ色を付けて保存。

プロンプト(コピペ)

「この英文をゆっくり音読用に整えてください。
スラッシュリーディングの区切り(/)を入れる
句読点ごとに改行
・最後に2文の要約重要語5つ(発音カタカナつき)
・音声が使える場合は読み上げもお願いします」

ふたりの会話(抜粋)
陽菜「/ が入ると息継ぎの位置が見える! “take advantage of”は“テイカドヴァンティッジ”か…言える気がしてきた」
ひろと「要約が2文だけなのもいいね。覚えるターゲットが絞れる」

小ワザ

  • 苦手な音は「/r/をゆっくり誇張して」など指示を追加。

  • 1分で終える日=“1段落だけ”。続ける方が勝ち。

面接ロールプレイ(IELTS/TOEIC SW)

面接ロールプレイ

面接ロールプレイをやってもらうおう

シーン
陽菜「面接、本番になるとあがっちゃう…」
ひろと「じゃあ“質問5つ→回答→フィードバック→模範骨子”の1セットで回そう。レベルはB1から」

iPadだけの手順

  1. ChatGPTに面接官役を頼む(レベル指定・質問数も)。

  2. 質問ごとに30〜60秒で答える(音声でも文字でもOK)。

  3. 各問のフィードバック模範骨子をメモに保存。

  4. 最後に「言い換え3種」を追加でもらって表現を増やす。

プロンプト(コピペ)

「あなたはIELTS Speakingの面接官です。
CEFR B1レベルで5問
・各問の後に、私の回答を30秒以内で評価(発音/語彙/文法/流暢さの4点)
・最後に模範解答の骨子言い換え表現3つを提示
・質問は1問ずつ出して、次の準備ができたら“Ready”と言います」

ふたりの会話(抜粋)
陽菜「“Could you elaborate on that?”って返された。広げる問いね…」
ひろと「これ、追い質問も練習になる。骨子だけ見て“自分の言葉で言い直す”のが一番効くよ」

小ワザ

  • Please timebox to 60 seconds”を入れると、答える長さの感覚が養える。

  • 最後に「弱点だけまとめて」と依頼 → 次回の最初に復習できる。

💡IELTS Speakingについてはこちら 出典:IELTS Speaking (公式)

英作文の添削(トーン・語数・言い換え)

英作文添削:A/B文面カード

英作文添削:A/B文面カード

シーン
陽菜「社内の英語メール、堅くなりすぎちゃう」
ひろと「“ビジネスカジュアル/語数±10%/理由つき”で添削してもらおう」

iPadだけの手順

  1. 下書きをChatGPTへ貼る(固有名詞は仮名に置換)。

  2. トーン・語数・読み手を指定して添削。

  3. 返答の“修正理由と代替表現”をメモに収集。

  4. 最後に「件名候補3つ」を出してもらう。

プロンプト(コピペ)

「以下の英文をビジネスカジュアルに整えてください。
語数は±10%以内
修正理由を日本語で3点
代替表現を2つ
・最後に件名候補を3つ
文章:——(ここに下書き)」

ふたりの会話(抜粋)
陽菜「“appreciate it if you could…”の方が柔らかいんだ」
ひろと「“Please kindly”は重複っぽいから避ける、と。こういう癖の矯正は早い段階で直しておくと楽」

小ワザ

  • 定番の社内表現はひな形としてメモに残し、次回は冒頭だけ差し替える。

  • 固有名詞はX社/Y部のように匿名化してから投げる。

読解要約(ニュースやPDFから“3点だけ”)

7) PDF資料 → 要点サマリー

PDF資料 → 要点サマリー

シーン
陽菜「資料が長いと、どこから読めばいいのか…」
ひろと「“要点3つ+注意点2つ+用語10”に畳もう。台本化もできるよ」

iPadだけの手順

  1. 記事URLの本文or PDFから必要箇所だけコピー→ChatGPTへ。

  2. 要点3つ/注意2つ/用語10(品詞・意味・例文)を出してもらう。

  3. ミーティング向けなら“1分の口頭台本”もセットで。

  4. 単語は右のメモに表(単語/品詞/意味/例文/今日の日付)で保存。

プロンプト(コピペ)

「本文を要点3つ注意点2つにまとめ、重要語10個(品詞・意味・例文)を表にしてください。
さらに、冒頭説明用の1分台本もください。
対象:社内共有。専門用語は一般語に言い換えて。」

ふたりの会話(抜粋)
陽菜「“この注意点は来期に影響”って書いてある。言い換えがやさしいから、すっと入る」
ひろと「“1分台本”は朝会の口慣らしにも効くね」

小ワザ

  • 1ページが大きいPDFは抜粋して分割投入

  • 専門度を明示(例:対象=新入社員)すると言い換え精度が上がる。

語彙暗記(例文量産→小テスト)

8) 語彙暗記(単語カード+小テスト)

8) 語彙暗記(単語カード+小テスト)

シーン
陽菜「単語だけ覚えても、すぐ忘れちゃう」
ひろと「“職場あるある”の短文で複数例文を量産→最後にクイズにしよう」

iPadだけの手順

  1. 単語を3〜5個列挙→例文を各3つ生成(職場の文脈で)。

  2. 出来上がった例文をメモの単語帳表に貼る。

  3. 最後に5問の穴埋めクイズを出してもらい、今日の仕上げに。

  4. 覚えにくい語は「語源ヒント」を追加でもらう。

プロンプト(コピペ)

「単語『leverage, mitigate, feasible』を職場の会話で使う短文を各3つ作ってください。
レベルはCEFR B2
最後に穴埋めクイズ5問(答え別出力)をお願いします。」

ふたりの会話(抜粋)
陽菜「“feasible timeline”って実務っぽい。会議でそのまま言える」
ひろと「クイズの正答率はメモに残して、来週の復習リストに回そう」

小ワザ

  • 表の列は「単語/品詞/意味/例文/今日の日付/定着度」。

  • “定着度”は★を手で足していくと達成感が出る。

無料とPlusの違い(英語学習で差が出る場面)

iPadの画面で無料とPlusの違いを色カードとアイコンで見比べる陽菜のイラスト

「迷ったら“何をしたいか”で比べる。」速度・連続音声・長文処理が分かれ目。

要点だけ先に

  • 無料:短文の添削・軽い要約・夜の練習に相性◎。

  • Plus音声の連続ロールプレイ/PDF長文の要約→台本化/パターン出しの連打で差が出る。

  • 使い分け:平日昼に止めずに回したい月だけPlus、他の月は無料でOK。

会話のワンシーン
陽菜「今日はPDFの台本まで一気にできた。昼休み内で終わるの、助かる…」
ひろと「負荷がかかる日はPlusの“止まらない”が効く。必要月だけオンにすればムダもないよ」

チェックリスト

  • 平日昼に使う/PDFや音声を連続で回す → Plus寄り

  • 夜に10分だけ/短文中心 → 無料寄り

💡詳しい無料とPlusの選び方は『iPadでChatGPT Plusは必要?』で解説

毎日のルーティン化(1タップで録音→添削→単語抽出)

iPadのショートカットを1タップして「録音→添削→単語抽出」の流れを起動する概念イラスト

「1タップで始まる10分英語。」録音→添削→語彙カードまで自動でつながる。

10分メニュー(保存用テンプレ)

  1. 発音 4分:ゆっくり版→スラッシュ読み→1フレーズ録音

  2. 会話 3分:B1ロールプレイ1問→フィードバック

  3. 語彙 3分:例文→穴埋めクイズ→“今日の1語”を単語帳に追記

会話のワンシーン
陽菜「10分なら、帰宅後でも続けられそう」
ひろと「“今日の1語”だけは必ず書いておこう。1か月後に30語のリストになる」

ミニTIPS

  • メモの上に“今日の学習テンプレ”を常設。

  • 週末は5日分の要約だけ読み返し→できなかった日があっても気にしない。

この章までのまとめ(一段落)

  • メニューは5つ:シャドーイング/面接ロールプレイ/添削/要約/語彙。

  • iPadだけで完結:Split Viewで貼る→直す→保存が一直線。

  • 会話を混ぜると、操作の意図が自然に腹落ちする。

  • 無料で十分に回せる場面が多く、重い月だけPlusで効率化。

Q&A(よくある疑問と、つまずき対処)

ホワイトボードのアイコンを使って疑問点と対処を確認するひろとと陽菜のイラスト

「詰まる前に“あるある”を知っておく。」Wi-Fi/マイク/権限は先にチェック。

Q1:マイクが反応しない/音声が使えない
A:設定→プライバシー→マイクでChatGPTをONにします。消音スイッチ・音量・Bluetooth先(イヤホン)も確認。アプリ版なら最初の権限ポップアップで許可を付け直すと解決が早いです。
ひろと「Bluetoothに音が逃げてるだけ、ってあるあるだよね」
陽菜「たしかに…イヤホン外したら聞こえた!」

Q2:相手(ChatGPT)の英語が速すぎる
A:「Speak slowly and clearly. Pause after each sentence.」と指示し、ゆっくり版+区切り表示をお願いしましょう。
補足:「CEFR B1で」「語彙は日常会話レベルで」の指定も有効です。

Q3:読み上げ音声が出ない/小さい
A:本体の音量、コントロールセンターの出力先(AirPods等)、おやすみモードの有無を確認。アプリ再起動で直ることも多いです。

Q4:PDFを送るとエラーになる
A:必要箇所だけ抜粋して分割投入。目次・見出し・結論から入れると精度が上がります。Plusだと比較的途切れにくく、「要点→台本→配布用の箇条書き」まで一気に回しやすいです。

Q5:会社の資料をそのまま入れて大丈夫?
A:匿名化・要点化が基本。企業名・個人名は仮名化、内部数値は範囲表現に。語尾調整や要約など“形だけ整える作業”に絞るのが安全です。
陽菜「“X社/Y部/売上は二桁成長”って置き換えてから貼る、だね」
ひろと「うん。あとで人の目で最終チェックは必ず」

Q6:家族でアカウントを共有しても大丈夫?
A:おすすめしません。履歴やファイルが混ざって誤送信のリスク。家族でもアカウントは分けた方が安心です。

Q7:無料のまま快適に使うコツは?
A:夜/早朝など混雑しにくい時間帯を選ぶ、短い塊で投げる、再生成はまとめて指示する(「A/B案も」など)。定型プロンプトを作っておくと回数が減ります。

Q8:続かない…習慣化のコツは?
A:“毎日10分”の固定メニューにして、メモにチェックボックスを置くのが最短。曜日ごとのテーマ(月=発音、火=面接1問…)にすると迷わず始められます。
陽菜「私は“コーヒーいれる→10分英語”のセットにするね」

Q9:発音の癖が取れない
A:ミニマルペア(light/right、ship/sheep 等)を指定して練習。「口の形と舌の位置の説明」をお願いし、ゆっくり音声+区切りで反復します。録音して自分の音を聞き返すと改善が早いです。

Q10:ロールプレイの難易度が合わない
A:「Start from easier prompts at CEFR A2, and gradually move to B1/B2」と段階指定。1問正解=1段階アップのゲーム化も効果的。

仕上げのチェックリスト(毎日10分を“自動で始める”)

iPadのチェックリストで“自動開始”トグルをオンにして学習を始めるイラスト

「時間になったら勝手に始まる。」仕組み化で“続く”が標準に。

今日から運用できるチェックリスト(コピペOK)

Safari or アプリでChatGPTをホーム追加

マイク/写真/ファイルの権限ON

Split View(左:ChatGPT/右:メモ)

メモに学習テンプレを固定(発音4分/会話3分/語彙3分)

定型プロンプトを上にピン留め

1日の最後に“今日の1語”を単語帳へ追記

iPadショートカット(かんたん版)

  1. ショートカットApp → → アクションを追加:

    • Appを開く:ChatGPT

    • Appを開く:メモ

    • タイマー 10分」

  2. 名前を「英語10分」にしてホームに追加。
    → 1タップでChatGPT→メモ→10分タイマーが起動し、すぐ練習に入れます。

💡操作の参考
iPadの画面分割(Split View)の使い方|出典: Apple公式

まとめ(ひろと・陽菜のふり返り)

学習のふり返りをしながら進捗を確認するひろとと陽菜のイラスト

「10分×毎日で積み上がる。」小さな前進をいっしょに記録。

練習を始めて1週間。ランチのあと、ふたりはiPadを閉じて顔を見合わせました。

陽菜「“ゆっくり版+区切り”が効いた。面接の追い質問も前より怖くない」
ひろと「台本づくりや添削もiPad一台で完結できたのが良かったね。夜は無料で、平日昼に重い作業がある日はPlusをオンにする運用、合ってると思う」
陽菜「うん。今日の“1語”は feasible でいく。明日は“発音4分→面接1問→語彙3分”の順ね」
ひろと「OK。次回は“英語メールの定型文づくり”をやって、社内の文面をストックしていこう」

この記事の要点

  • メニューは5つ(発音/面接/添削/要約/語彙)を10分で回す

  • Split View貼る→直す→保存が一直線

  • 無料でも十分回る。PDF長文・連続ロールプレイなど重い月だけPlus

次回予告
iPad × ChatGPTで“会議メモ→議事録”が一気通貫。
生メモを貼る → 要点3つに要約 → 「決定事項/宿題(担当・期限)」のまで自動整形。Split Viewとプロンプトだけで“あと回し仕事”を減らします。

エンディング(読者に手を振る)

またねー。