iPad miniとiPad Airの違いを徹底比較|サイズ・性能・価格で選ぶ1台

iPad miniとiPad Airの違いを徹底比較|サイズ・性能・価格で選ぶ1台

――昼休み、職場近くのカフェ。
陽菜が借りているiPad miniをテーブルに置き、ひろとと何やら操作を比べていると、隣の席から聞き慣れた声がした。

「おや、陽菜ちゃん?」

顔を上げると、そこにはフリーランスデザイナーのみさきが。
目の前には、どんと大きなiPad Air(13インチ)。画面いっぱいにCanvaのデザイン画面が広がっている。

カフェでみさきがiPad Air(13インチ)でCanvaで画像を生成。プロフェッショナルな雰囲気で。

みさきがiPad Air(13インチ)で画像を生成。

「みさきさん、Air使ってるんですね!」
「うん。広い画面だと、やっぱり作業効率が全然違うのよ」

そこへまなみとたけるも合流。
まなみはおなじみのiPad mini第6世代、たけるは最新のmini第7世代(A17 Pro)を手にしている。

「Airはいいけど、持ち運びならminiの方が楽だよね」
「そうそう。仕事でもバッグにすっと入るし、出張のとき本当に助かる」

ひろとと陽菜は、そんなやりとりを聞きながら心の中で思った。
――miniとAir、結局どっちが自分に合うんだろう?

そこで今回は、iPad miniとiPad Airの最新モデルを比較して、それぞれの特徴や向いている人を一緒に整理していくことにした。

iPad miniとiPad Airの基本スペック比較(最新モデル)

まずは、最新モデルの主なスペックをざっくり確認してみましょう。
ここでは iPad mini 第7世代(A17 Pro)/第6世代 と、 iPad Air 第7世代(M3)/第6世代(M2) を並べて比べます。

モデル画面サイズ重量(Wi-Fiモデル)チップバッテリー駆動時間
iPad mini 第7世代8.3インチ約293gA17 Pro最大10時間
iPad mini 第6世代8.3インチ約293gA15 Bionic最大10時間
iPad Air 第7世代11インチ/13インチ約462g(11″)/約617g(13″)M3最大10時間
iPad Air 第6世代11インチ/13インチ約462g(11″)/約617g(13″)M2最大10時間

詳しいスペックはApple公式サイトでも確認できます➡ Apple公式比較ページ

ストーリー補足

みさき:「見て、この13インチAir。A4ノートと同じくらいで、2つのアプリを並べても広々よ」
まなみ:「でもminiはバッグの中で迷子にならないくらいコンパクト。重さもAirの半分以下だしね」
ひろと:「確かに、この重さとサイズ感の差は大きいな…」

この比較表を見ると、miniは軽くてコンパクト、Airは画面の広さとパワーが強みという特徴が一目でわかります。
次は、この「サイズ感と持ち運びやすさ」の違いを、実際の使い方を交えて見ていきます。

サイズ感と持ち運びやすさの違い

iPad miniとiPad Airの一番大きな違いは、やはりサイズと重量
数字だけを見るとピンとこないかもしれませんが、実際に手に取ると「持ち運びやすさ」がかなり変わります。

  • iPad mini:8.3インチ、約293g(ペットボトル500mlの6割程度の重さ)

  • iPad Air(13インチ):約617g(厚めの単行本2冊ぶん)

  • iPad Air(11インチ):約462g(文庫本1.5冊ぶん)

👉 すでにある「iPad Air第6世代(13インチ)の実力とは?

日本の駅の外に立つ、みさきとまなみの並んだ風景。みさきはiPad Airが入った大きなトートバッグを持ち、落ち着いた表情を見せている。まなみはiPad miniが入った小さなショルダーバッグ

ストーリー

カフェの席で、まなみが自分のminiをバッグからすっと取り出す。
薄いトートバッグの中でも、ほかの荷物とぶつからずにきれいに収まっている。

まなみ:「これくらい軽いと、通勤のときも全然負担じゃないよ」
たける:「出張先で使うときも、ビジネスバッグに立てて入れられるから助かるんだよね」

一方のみさきは、Air 13インチを両手で持って登場。
みさき:「確かに重いけど、この画面サイズがないと私の作業は進まないのよ」
そう言いながら、AirのSplit Viewでデザイン画面とブラウザを同時に開いて見せる。
画面の中でCanvaと参考画像が並び、スクロールなしで一目瞭然。

ひろと:「miniは外でパッと使いやすいけど、Airは机に置いて腰を据えて作業するのに向いてるって感じだな」
陽菜:「どっちも魅力的で、逆に迷うよね…」

実際の使い分け例

  • iPad miniが活躍するシーン

    • 通勤・通学のバッグに常備

    • カフェや電車内での読書、メモ取り

    • キッチンでレシピ表示

    • 片手での持ち替えがラク

  • iPad Airが活躍するシーン

    • 自宅やオフィスで腰を据えた作業

    • イラスト・デザイン制作(Apple Pencil使用)

    • マルチタスク(Split View、Stage Manager)

    • プレゼンやZoom会議の画面共有

このように、miniは“機動力重視”・Airは“作業効率重視”という住み分けがはっきりしています。
次は、この差を生み出すもう一つの要素――チップ性能と処理速度の違いを見ていきましょう。

性能・処理速度の違い(A17 Pro vs M3)

iPad mini第7世代にはA17 Pro、iPad Air第7世代にはM3が搭載されています。
どちらも最新のチップですが、設計思想や得意分野に違いがあります。

  • A17 Pro(mini)

    • 省電力と高性能を両立

    • iPhone 15 Proシリーズにも搭載

    • 軽快なアプリ操作・ゲーム・普段使いに強い

    • 小型デバイス向けに発熱を抑えつつ長時間駆動可能

  • M3(Air)

    • MacBook Airにも採用されるPCクラスのチップ

    • 動画編集・3Dデザイン・高解像度イラスト制作に余裕

    • メモリ管理やマルチタスク処理が高速

    • 大画面と組み合わせてデスクトップに近い作業体験

本棚のある居心地の良いホームオフィスで、美咲はキーボードに接続したiPad Airを使い、集中した表情を見せています。一方、愛美はiPad miniにスタイラスペンを繋いで絵を描きながら、明るい表情を見せています。

みさきはキーボードに接続したiPad Airを使い、集中した表情。まなみはiPad miniでApple Pencilで絵を描いている。

ストーリー

カフェの一角、ひろとがまなみのmini(6世代)とみさきのAir(M3)を交互に操作してみる。
Procreateを立ち上げ、Apple Pencilで軽く線を引く。

ひろと:「miniもサクサクだけど、Airはキャンバスのズームやレイヤー切り替えが一瞬だね」
みさき:「でしょ?M3だと大きなデザインデータを開いてもストレスがないの」
まなみ:「でもminiは発熱も少なくて、外で長時間使っても安心感あるよ」

そこへたけるが、最新miniで動画を再生しながらブラウザで資料を開く。
たける:「A17 Proも十分速いし、ビジネス用途なら全然困らないな」
陽菜:「なるほど、やっぱり性能差よりも“何に使うか”が大事なんだね」

性能差の感じやすい作業例

  • A17 Proで十分な作業

    • Webブラウジング

    • ノートアプリでの手書き

    • 電子書籍・動画視聴

    • 写真の軽い編集

  • M3で差が出る作業

    • 4K動画編集や長時間レンダリング

    • 大容量データを扱うデザイン制作

    • 複数アプリ同時起動(Stage Manager)

    • 高解像度のイラスト制作(レイヤー多数)

このように、性能そのものよりも、求める作業レベルで選ぶのが正解です。
次は、具体的に「用途別のおすすめモデル」をキャラたちの実例を交えて見ていきましょう。

用途別おすすめ(あなたに向いているのはどっち?)

iPad miniとiPad Airは、どちらも万能なタブレットですが、得意分野は大きく異なります
ここでは、実際の使い方を想定しながら、あなたに合うモデルを考えてみましょう。

📌 iPad Airがおすすめな人

  • イラスト・デザイン制作がメイン

    • 大画面で細部まで描ける

    • M3の高性能でレイヤー数が多くても動作が安定

  • 動画編集やマルチタスクを多用

    • 4K動画や長尺動画でも快適

    • Stage Managerで複数アプリを並べても動作が軽い

  • 自宅やオフィスで作業時間が長い

    • 重さはあるが、机上作業で効率アップ

左側は、机でiPad Airを使ってデザインプロジェクトを編集する美咲(みさき)が落ち着いてプロフェッショナルな様子。右側は、ソファに座り、お茶を飲みながらiPad miniでマンガを読む愛美(まなみ)が明るくリラックスした様子。

左側はiPad Airを使ってデザインプロジェクトを編集するみさき。右側ソファに座り、お茶を飲みながらiPad miniでnoteアプリを使うまなみ。

ストーリー(Air派・みさき)

みさきは自宅のデスクにAir 13インチを設置し、朝からProcreateでクライアント用のイラストを描いている。
画面左には参考資料の画像、右には制作中のイラスト――Split Viewで同時表示しても余裕がある。

みさき:「やっぱり画面が広いと作業効率が段違い。ペンのストロークも手元が見やすいしね」

📌 iPad miniがおすすめな人

  • 持ち運び重視でいつでも使いたい

    • 通勤・通学のバッグに常備しても負担が少ない

  • カフェや移動中での作業が多い

    • 片手で持ちながら操作できる

  • 読書・ノート・軽い資料編集がメイン

    • ちょっとした作業なら十分な処理性能

  • 旅行や出張で活躍させたい

    • 地図、時刻表、ホテル情報などをサッと確認できる

まなみはバッグにすっと入るiPad miniを愛用

まなみはバッグにすっと入るiPad miniを愛用

ストーリー(mini派・まなみ&たける)

まなみは休日のカフェで読書アプリを開き、Apple Pencilで本の感想をメモしている。
一方のたけるは新幹線の座席でminiを立て、プレゼン資料を確認。
到着後すぐに取引先で説明できるよう、クラウドに保存しておく。

たける:「この軽さとコンパクトさは出張族にはありがたいよ」
まなみ:「バッグの隙間にスッと入るから、出かけるときも迷わず持っていけるんだよね」

ワンポイント

  • 作業効率優先 → Air

  • 機動力優先 → mini

  • 両方の魅力が捨てられない場合は「2台持ち」も検討(後で詳しく解説)

価格とコストパフォーマンス

iPadを選ぶとき、性能やサイズと同じくらい大事なのが価格です。
特にminiとAirは世代やストレージ容量によって価格差が大きくなるため、予算とのバランスを考えることが重要です。

📊 価格の目安(Wi-Fiモデル・税込)

モデル世代チップ購入方法価格(税込)目安
iPad mini 第7世代最新A17 ProApple公式販売中78,800円〜
iPad Air 第7世代(11″/13″)最新M3Apple公式販売中98,800円〜(11″)/128,800円〜(13″)
iPad mini 第6世代(64GB)型落ちA15 BionicApple公式整備済品58,800円〜
iPad Air 第6世代(11″/13″)型落ちM2Apple公式整備済品76,800円〜(11″)/102,800円〜(13″)
iPad Air 第5世代M1中古市場中心82,800円前後〜

※価格は Apple公式および整備済品ストア(2025年8月時点)、中古は市場相場の目安。

カフェのテーブルに座り、iPadの価格表が書かれたノートを開いたまま見つめるみさきとまなみ。隣にはコーヒーカップが置かれている。みさきは考え込み、まなみは興奮しながらノートのページを指差している。

カフェのテーブルに座り、iPadの価格表が書かれたノートを開いたまま見つめるみさきとまなみ。

ストーリー

カフェのテーブルで、陽菜が価格表を見ながらため息をつく。
陽菜:「うーん…Air 13インチ、やっぱり高いね。でも画面の広さは魅力的だし」
ひろと:「型落ちのAir 5なら安くなるし、mini 6も十分使えるよ」
みさき:「私は仕事で長時間使うから投資したけど、用途によっては型落ちもアリよ」
まなみ:「miniは最新でもAirよりちょっと安いし、持ち運び重視ならコスパいいと思う」

型落ちモデルの魅力

  • iPad mini 第6世代

    • 最新より約14,000円安い

    • A15 Bionicでも日常使いは十分

    • 中古市場も豊富で狙いやすい

  • iPad Air 第5世代

    • M1チップ搭載でまだまだ現役

    • 最新M3より数万円安く手に入る

価格と用途のバランスを考えるポイント

  1. 長期的に使う予定かどうか

    • 高性能モデルは数年先まで余裕を持って使える

  2. 容量は必要最低限にするか

    • iCloudや外部ストレージ活用で節約可能

  3. 型落ちや整備済製品を活用

    • Apple公式の整備済製品は保証付きで安心

miniとAirを両方使うのはアリ?

「どっちにしよう…」と迷ううちに、ふと浮かぶのが「いっそ両方持てば?」という選択肢。
実はこの使い分けスタイル、意外と実用的です。

みさきとまなみがiPad AirとiPad miniを持ち、好奇心旺盛な表情で並べて比較。

みさきとまなみがiPad AirとiPad miniを持ち、好奇心旺盛な表情で並べて比較。

ストーリー

カフェのテーブルに、ひろとのiPad第10世代と第9世代、陽菜の第11世代、そしてみさきのAirとまなみのminiが並ぶ。
みさき:「miniは外出先でサッと使うのに最高。でも家やオフィスで本格作業ならAir」
まなみ:「私もそう思う! miniは移動中のノートや読書用、Airはイラストや動画編集用って感じ」
ひろと:「俺も2台持ちに目覚めたし…miniとAirの組み合わせ、かなりアリだな」
陽菜:「でも管理とかデータ同期って面倒じゃない?」
みさき:「iCloudで同期すれば簡単だし、あえて同期しない使い分けもできるよ」

👉 iPad 2台持ちの便利さはこちらも参考に「iPadは2台持ちが便利?リアルな使い方とは」

mini+Air 2台持ちのメリット

  • 用途ごとに最適化

    • mini → 移動・外出・立ったままメモ

    • Air → 長時間作業・イラスト制作・動画編集

  • バッテリー持ちが倍増

    • 片方を充電中にもう片方を使える

  • 気分で使い分け

    • 集中作業モードとライトモードを切り替え

注意点と工夫

  • 購入コストは倍
    → 型落ちモデルや中古を組み合わせると負担を減らせる

  • アプリの同期設定
    → すべて同期するか、用途別に切り分けるかを決める

  • 持ち運び管理
    → ケースやバッグを2台分に対応させる必要あり

こんな人におすすめ

  • 外では軽く、家ではしっかり作業したい

  • バッテリー切れの不安を減らしたい

  • miniの機動力とAirの作業効率、両方欲しい

Q&Aコーナー:iPad miniとiPad Air、ここが気になる!

iPad Airを持っているみさき、iPad miniを持っているまなみが読者の質問に答えようとこちらを向いて質問どうぞという表情をしている。二人とも大人の女性の貫録。

iPad Airのみさき、iPad miniのまなみが読者の質問に答えます。

Q1. miniとAir、片方だけ買うならどっち?

A. 外出先や移動中での使用が多いならmini、家やオフィスで腰を据えて作業する時間が長いならAirがおすすめです。
ただし、イラスト制作や動画編集など性能を必要とする作業が多いならAir、片手操作や立ったまま使うことが多いならminiが快適です。

Q2. miniとAirの2台持ちは管理が大変じゃない?

A. iCloudで同期すれば、どちらでも同じアプリ・ファイルを扱えます。
逆に、あえて同期を切ると「miniは読書専用」「Airは仕事専用」といった使い分けも可能です。Apple IDは同じでも、アプリの同期だけオフにできます。

同期をオフにするにはこちらも参考に👉 「iPadを2台持っている人必見|iCloud同期をオフにして「別々に使う方法」

Q3. miniの小さい画面でもイラストや動画編集はできる?

A. 可能ですが、画面が小さいぶん作業スペースが限られます。
簡単なスケッチやメモはminiで、細かい調整や本格編集はAirで行う「分業スタイル」が快適です。

Q4. Airは13インチを選んだ方がいい?

A. 大きな画面でマルチタスクや細かい作業をしたい人には13インチが便利です。
ただし持ち運びが増えるなら11インチのほうが負担は少なめです。

Q5. 中古や型落ちモデルでも大丈夫?

A. 型落ちでも性能は十分な場合が多いです。
特にminiは第6世代でも日常利用には十分。AirもM1/M2モデルで快適に使えます。
予算と用途を優先して選ぶとコスパが高まります。

まとめ|miniとAir、あなたのスタイルに合う1台を

まとめの所で、陽菜・ひろと・みさきがカフェでiPad 談義終了、あなたにあう一台をという顔を読者にしている。

あなたに合ったスタイルで選んでね

カフェでの偶然の再会から始まった、陽菜・ひろと・みさきのiPad談義。
コンパクトさで機動力抜群のiPad miniと、広い画面と高性能で作業効率を上げるiPad Air
それぞれの特長を知ることで、自分の生活に合う1台が見えてきます。

  • 持ち運び重視・片手操作も多い → iPad mini

  • 大画面で作業効率アップ・性能重視 → iPad Air

  • 両方の特長を活かした使い分け → 2台持ちもアリ

どちらを選んでも、iPadシリーズならではの快適さは変わりません。
あとは、あなたの使う場所・目的・予算を整理するだけ。
そして、もし迷ったままでも…その時間すらワクワクできるのがiPad選びの魅力です。

💡 次回予告
「持ち運び vs 作業効率」の視点から、iPad miniとiPad Airをさらに深掘り!
まなみ(miniユーザー)とみさき(Airユーザー)が会話しながら、
“片手でサッと使える外出の相棒”“大画面で作業効率を追求するパワーツール” の違いをリアルに語ります。

 👉 iPad Pro比較記事も見てね(ひろとと陽菜がiPad Pro談義

またねー

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