夕方のカフェで、ひろとと陽菜がiPad Proの中古をチェック中☕
「ねぇ陽菜、iPad Proの中古ってアリだと思う？」
会社帰りのカフェ。夕暮れのオレンジ色の光が差し込む中、ひろとは自分のiPadを見ながらぽつりと聞きました。
「え？新品じゃなくて中古？」
陽菜は首をかしげながらも、自分のiPad第11世代を取り出します。
ひろとは今、iPad第10世代と第9世代を2台持ち。でも最近、「iPad Proも使ってみたいな」と気になっていました。
「Proは高いからね。中古なら買いやすいかも」
そう言いながら、二人は実際にカフェに持ち込んだiPad Proの第3世代・第4世代・第5世代を並べて、比べ始めました。
「これ、どれがいいかな？ 買うならどの世代が正解なんだろう？」
今回はそんな「中古iPad Proの選び方」を、二人と一緒に考えていきましょう。
この記事では、第3世代・第4世代・第5世代の違い・価格・注意点をわかりやすくお届けします。
目次
iPad Proの中古ってどうなの？気になるポイントをチェック
「新品だと高すぎる…」
iPad Proを見ていると、そんな風に思うことってありますよね。
特に2025年現在、円安や物価高で新品のiPad Proはとても高額。
でも「動画編集やイラストをしたい」「Proの大きな画面を試してみたい」と考える人も多いはず。
そこで注目されているのが中古のiPad Pro。
実は今、中古市場はとてもにぎわっています。
メルカリやラクマで個人売買
ゲオやイオシスなどの中古ショップ
Apple公式の認定整備品
ただし、「中古って本当に大丈夫？」「失敗しない？」と不安に思う人も多いですよね。
この記事ではそんな人のために、第3世代・第4世代・第5世代の中古iPad Proを比べながら、失敗しない選び方をご紹介します。
※本記事では、iPad Proの 12.9インチモデル（第3〜第5世代） を中心に紹介しています。
ただし、同時期に登場した 11インチモデル も性能が近いため、対応する世代を以下の表で紹介します。
| 12.9インチモデル | 対応する11インチモデル | 発売年 | チップ |
|---|---|---|---|
| 第3世代 | 第1世代 | 2018年 | A12X |
| 第4世代 | 第2世代 | 2020年 | A12Z |
| 第5世代 | 第3世代 | 2021年 | M1 |
※チップや基本性能はほぼ同じですが、ディスプレイサイズや表示の美しさ（ミニLED搭載など）に違いがあります。
iPad Pro 第3世代・第4世代・第5世代、基本の違いは？
「まずは基本から比べてみようか」
ひろとはiPadを広げて、Appleの公式サイトの比較表を見せました。
「世代が違うと、何が変わるの？」
陽菜も興味津々です。
【第3世代】2018年モデル
チップ：A12X Bionic
画面サイズ：11インチ／12.9インチ
カメラ：12MP広角（シングルカメラ）
ポート：USB-C（Thunderbolt未対応）
Apple Pencil（第2世代）対応
【第4世代】2020年モデル
チップ：A12Z Bionic
デュアルカメラ（広角＋超広角）
LiDARスキャナ搭載（AR対応強化）
通信：4G
【第5世代】2021年モデル
チップ：M1チップ
Thunderbolt/USB4 対応（最大40Gb/s）
5G通信に対応（セルラーモデル）
ディスプレイがさらに高精細
| 世代 | ポート | 5G | LiDAR | Pencil Hover |
|---|---|---|---|---|
| 第3・4世代 | USB-C（Thunderboltなし） | × | 第4世代～ | × |
| 第5世代 | Thunderbolt／USB4 | ○（5G） | ○ | × |
| 第6・7世代 | Thunderbolt／USB4 | ○（5G） | ○ | ○（ホバー対応） |
「なるほど、第5世代はやっぱり性能が一番良いね。でも高そう…」
「中古なら第4世代もアリかも？」
そんな会話をしながら、二人は次に価格をチェックしました。
陽菜はふと思い出しました。
「そういえば、iPad Proのサイズ比較の記事もあったよね。
11インチと13インチ、どっちがいいかも迷ってるし…」
（▶ iPad Proは11インチと13インチ、どっちが正解？サイズ・性能・価格比較）
「たしかに！大きさも考えないとね。Proは重いから、持ち運ぶなら11インチもありかも」
陽菜は画面をスクロールしながら続けます。
「それに今は、M4チップ搭載のiPad Pro（第7世代）も出てるよね」
Apple Intelligence対応が気になるなぁ。」
「うん。M4はやっぱり気になる。でも価格もすごいし…」
（▶ iPad Pro M4は買うべき？Air・無印との違いと最新モデル比較）
【第6世代・第7世代の補足】
「そういえば陽菜、今の最新はM4（第7世代）だよね」
「うん。M4はOLEDだし、Apple Pencil Proにも対応してる。
それに、第6世代（M2）以降はApple Pencil Hover機能が使えるよ」
「ホバーって、ペン先を近づけるだけで反応するやつだよね」
「そう。イラスト描く人には便利だよ」
中古iPad Pro 第3～5世代、価格と買取相場は？
中古市場は時期や状態によって価格が変わります。
2025年の相場はこんな感じ。
| 世代 | 中古価格（目安） | 買取価格（目安） |
|---|---|---|
| 第3世代 | 4～5万円 | 1.5～3万円 |
| 第4世代 | 6～8万円 | 3～5万円 |
| 第5世代 | 8～10万円 | 5～7万円 |
「うーん、第3世代はかなり安いけど、ちょっと古いかも」
「第5世代は高いなあ。でもM1チップは魅力だよね」
【Q&A】
Q：セルラーモデルは高く売れるの？
A：はい、セルラーモデルはWi-Fiモデルより中古価格も買取価格も高めです。
Q：キズがあるとどれくらい値段が下がる？
A：小キズなら数千円～1万円程度の差。液晶の割れは大幅に下がるので注意。
ひろとと陽菜が実際に中古を触ってみた感想
「ねえ、実物あるから触ってみようよ」
ひろとは実際に用意していたiPad Proを並べました。
【触ってみた感想】
第3世代
「動きはまだまだ悪くないね！動画も普通に見られる」
「でもiPadOSのサポートはそろそろ気になるかも」第4世代
「カメラが二つある！LiDARも付いてる」
「イラストやARゲームする人ならいいかもね」第5世代
「M1チップ、やっぱりサクサク！」
「でも中古でも高い…悩むね」
中古iPad Proの注意点｜買う前にチェックすること
① バッテリーの劣化チェック
設定→バッテリー→使用状況で劣化具合を確認
（iPadはiPhoneのような「最大容量表示」はなし）
② iPadOSのサポート期間
第3世代はそろそろサポート終了が近いかも
第4世代・第5世代はもう少し安心
③ 付属品を確認
Apple Pencil第2世代対応か？
キーボード対応（Magic Keyboard使える？）
「中古購入時チェックリスト」
本体のキズ
バッテリー状態
カメラ動作確認
付属品（箱・ケーブル）
iPadOS対応
陽菜はスマホで検索しながら言いました。
「そういえば、Appleの認定整備済製品ってチェックした？」
「うん。あれなら安心だよね。保証もついてるし」
今持っているiPadとどう違う？ひろとと陽菜が比べてみた
「ぼくのiPad第10世代と比べて、Proはやっぱり画面がきれいだね」
「音もいいよね。スピーカーが4つあるもん」
陽菜も「私の第11世代と比べると、Proは大きいし、ペンの使い心地も違う」と話します。
| 比較項目 | iPad無印 | iPad Pro |
|---|---|---|
| スピーカー | 2つ | 4つ |
| Apple Pencil | 第1世代 | 第2世代 |
| チップ性能 | A14～A15 | A12X～M1 |
「ぼくがPro買ったら、第9世代は陽菜に譲れるし」
「私、iPad2台持ちできるかな？」
「2台持ちするなら、iCloud同期はオフにしないと使いにくいよ」
「前に記事で読んだやつね」
（▶ iPadを2台持っている人必見｜iCloud同期をオフにして「別々に使う方法」まとめ）
iPad Proの中古、こんな人におすすめ
「こんな人なら中古Proがぴったりかもね」
動画編集をしたい人
イラストを描きたい人
自宅で映画・アニメを大画面で見たい人
外でも5G通信を使いたい人（第5世代）
【逆にこんな人は無印やAirでOK】
メールやネットがメインの人
小さめサイズがいい人
Q&Aコーナー｜iPad Pro中古に関するよくある質問
Q：第3世代はもう古い？
A：ネットや動画なら問題なし。でもARや最新ゲームはやや重いかも。
Q：どこで買うのが安心？
A：Appleの整備済製品、イオシス、ゲオ、楽天リユースがおすすめ。
Q：売るときのコツは？
A：メルカリなら写真を多めに。付属品はそろえておくと高く売れる。
Q：売るときの注意点は？
A：アクティベーションロックを忘れず解除しましょう。
「iPadを探す」をオフにするのがポイントです。
Q：Apple Pencilは全部使える？
A：第3世代～第7世代（M4）はすべてApple Pencil第2世代対応。
でもApple Pencil ProはM4（第7世代）専用です。
Q：Apple PencilのHoverって何？
A：第6世代（M2）以降のiPad Proだけで使える機能です。
画面にペン先を近づけるだけで、反応するから「下描き」がしやすいです。
まとめ｜まだ悩み中。でも、楽しい時間
「ねぇひろと、こんなに調べたけど、まだ決められないね」
陽菜はクスッと笑いながら言いました。
「だよね。第3世代～第5世代の中古もいいけど、
第6世代（M2）も中古で出回り始めてるし、
M4（第7世代）もApple Intelligence対応してるし…」
「もう少し悩んでいいかもね」
「そうだね。今は中古の選び方を知っただけでも収穫だし」
「うーん…結局、どれにするか決められないね」
ひろとは笑いながらカフェラテを一口。
「第3世代は安いけど、そろそろ古いよね」
「第5世代はM1チップでバランスいいけど、中古でも高いし」
陽菜も、手元のiPadを見つめながら考え込みます。
「でも、今は第7世代（M4）が出てるから、中古で買うならやっぱり第5世代か第6世代だよね」
「うん。M4も気になるけど…中古のProを買うのもアリだし、いろいろ迷うなぁ」
ひろとはスマホを閉じて、ふっとため息をつきました。
「まぁ…今日はここまでにして、もうちょっと悩む時間を楽しもうかな」
iPad Pro選びは、すぐに決めなくても大丈夫。
自分にぴったりの一台を、ゆっくり探してみてくださいね。
