「iPhoneでも、写真のいらない部分を消せたら便利なのに…」
そんな願いを叶えてくれるのが、話題の“消しゴムマジック”機能です。
iOS18以降に登場した「クリーンアップ機能」や「Apple Intelligence」が話題になりましたが、
すべてのiPhoneで使えるわけではありません。
でもご安心を。
iPhoneだけで使える“無料アプリ”でも、消しゴムマジックのような編集は十分に可能です。
本記事では、そんな代用アプリを使った写真の加工方法やおすすめの選び方を紹介しつつ、
使う前に知っておきたい注意点、トラブル対策、Q&Aもあわせてまとめていきます。
目次
① iPhoneでも“消しゴムマジック”が無料でできる?仕組みと選び方
まず知っておきたいのは、Appleの「クリーンアップ」機能は対応機種とiOSの条件がそろわないと使えないという点です。
ですが、App Storeには「写真から不要なものを消す」ことができる便利な無料アプリがたくさんあります。
しかも最近では、AIを活用して指でなぞるだけで自然に消去してくれるアプリも増えています。
一部は広告が入ったり、サブスク登録が必要な場合もありますが、無料の範囲でも十分に使えるものが多いんです。
📌 こんな方におすすめ
iPhone SE や iPhone 13・14 など、Apple Intelligence非対応の機種を使っている
写真に写り込んだ通行人・ゴミ・影などを消したい
パソコンを使わずに、スマホだけで完結させたい
この記事では、「消しゴムマジック風アプリ」の選び方や、実際の編集手順、アプリの違いがわかる比較表もご紹介します。
次の章では、実際におすすめできる無料アプリを4つ厳選してお届けします。
② おすすめ無料アプリ4選(機能比較表つき)
iPhoneだけで“消しゴムマジック”のような編集ができるアプリはたくさんありますが、
今回はその中でも、操作がかんたん・無料でも使える・日本語でも安心して使えるものを中心に4つ厳選しました。
📊 無料アプリ比較表(2025年5月時点)
アプリ名 | 使いやすさ | 無料でできる範囲 | 保存 | 特徴 |
---|---|---|---|---|
人物と物を削除する | △ 直感操作のみ | ✅ 完全無料・登録不要 | 写真アプリに保存可 | 日本語がやや不自然で説明が少ないが、広告なしで操作できる。 |
Photo Retouch | ◎ なぞるだけ | ✅ 3日トライアル(登録必要) | 写真アプリに保存可 | UIがシンプル。サブスク登録には注意。 |
Google フォト | ◎ 自動補正あり | ✅ 無料でマジック消しゴム利用可 | 自動保存 | AI精度が高く、使い勝手も良好。 |
Snapseed | △ 手動操作多め | ✅ 完全無料 | 写真アプリに保存可 | 多機能アプリ。写真に慣れた方向け。 |
📌 選び方のポイント
とにかく無料で試したい人に →
→「人物と物を削除する」は広告なし&登録不要で、完全無料。
ただし、説明が少ないので“直感で使える人”向け。広告が少なく、使いやすさ重視なら →
→「Photo Retouch」はUIが分かりやすく、操作もなぞるだけ。
※3日間トライアル後は課金されるので、不要ならキャンセル必須。AIにおまかせで自然に仕上げたいなら →
→「Google フォト」のマジック消しゴムは精度が高く、
背景や通行人なども自動で消してくれる。iPhoneでも使える。写真編集に慣れていて、細かく調整したいなら →
→「Snapseed」は手動操作が多めだが、細かい加工ができる。
フィルターや補正も豊富なので、1つのアプリで済ませたい方に。

③ 実際に使ってみよう!編集の基本手順(アプリ別に紹介)
ここでは、実際に写真から「不要なもの」を消す方法を、アプリ別にわかりやすく紹介します。
どのアプリもiPhoneだけで完結できるので、気軽に試してみてくださいね。
📱 Photo Retouch の使い方(3日間無料トライアル)
App Storeから「Photo Retouch」をインストール
初回起動時に「無料トライアル登録」を求められるので、登録(あとで解除も可)
アプリを開いて「写真を選択」
画面下の「オブジェクト削除」モードを選択
指で不要な部分をなぞって「開始」→ 消去!
▶︎Photo Retouchのスクショ付き手順はこちらの記事を参考 ➡ iPhoneの消しゴムマジック機能|写真から不要な物を無料で消す方法
🔸ポイント:小さな範囲ずつ何回かに分けて消すと、自然に仕上がります。
🤖 Google フォトの使い方(マジック消しゴム)
Googleフォトを最新バージョンにアップデート
写真を選択し、「編集」をタップ
「ツール」から「消しゴムマジック」を選ぶ
自動検出されるか、自分で指でなぞって消す
保存すれば完了(保存の仕方に注意)

Googleフォトでの消しゴムマジック
🔸ポイント:背景がシンプルな写真ほど自然に消えやすいです。
このほか、Snapseedでは、ブラシや修復ツールを使って手動で削除する形式です。
やや慣れが必要ですが、背景と自然に馴染ませたい場合には便利です。
2④ 注意点|アプリ使用時に気をつけたい3つのこと
アプリで写真を編集するのは手軽で便利ですが、気づかないうちに失敗してしまうケースも少なくありません。
ここでは、実際によくある注意点を3つにしぼってお伝えします。
⚠️ ① サブスクリプション登録は自動更新に注意
アプリによっては、初回無料トライアルのあと自動的に有料に切り替わることがあります。
たとえば「Photo Retouch」は、3日間無料ですが、解約しないまま放置すると月額課金が発生します。
🔍 App Storeでサブスクリプションを解除するには:
「設定」→「Apple ID」→「サブスクリプション」から管理できます。
まずは試してみて、「合わないな」「他のアプリの方が良さそう」と思ったら、忘れずにキャンセルしておきましょう。
⚠️ ② 編集した写真の保存場所を確認しよう
アプリによっては、編集後の写真が「別フォルダ」に保存されたり、上書きされたりすることがあります。
例:Google フォトでは、編集後の写真が設定によりオリジナルと差し替えられる仕様です。ただし元の戻すことも可能です。
保存ボタンの押し忘れや、意図せず上書きされることを防ぐために、編集前の写真は別名でコピーしておくのもおすすめです。
⚠️ ③ AI補正が効きすぎて“やりすぎ感”が出ることも
AIによる自動処理は便利な一方で、「不自然に見える」「人物がゆがんでしまった」と感じることもあります。
🔄 多くのアプリには「やり直し(Undo)」ボタンがあるので、こまめに戻りながら調整しましょう。
消す範囲を小さく区切って作業することで、より自然な仕上がりになります。
これらのポイントを押さえておけば、安心してアプリを使いこなすことができます。
⑤ よくある質問(Q&A)
ここでは、実際によく聞かれる「これって大丈夫?」という疑問に答えていきます。
はじめて写真編集アプリを使う方にも、安心して試せるような内容にしています。
❓Q1. iPhoneだけで完結できますか?
→ はい、今回紹介したアプリはすべてiPhoneだけで操作・保存まで完結できます。
パソコンや特別な機材は不要なので、スマホ1台で十分です。
❓Q2. 無料だけでどこまで使えますか?
→ ほとんどのアプリは、基本的な「消す」作業なら無料範囲で使えます。
ただし、一部のアプリは「保存する」「広告を消す」といったタイミングで有料プランを促されることもあります。
気になる方は、あらかじめレビューをチェックしたり、無料トライアルを活用してから判断しましょう。
❓Q3. 編集した写真ってバレることありますか?
→ ふつうのSNS投稿などでは、編集したことはほとんど気づかれません。
ただし、不自然に背景が消えていたり、同じ場所が繰り返し使われていたりすると、見る人が気づくこともあります。
📌 自然に仕上げるコツは、「一度に広い範囲を消さない」「元写真を別に保存しておく」ことです。
❓Q4. 保存した写真はどうやって確認できますか?
→ 多くのアプリでは、編集後の写真はiPhoneの「写真」アプリ内に保存されます。
一部のアプリは「アプリ内フォルダ」に保存されることもあるので、保存完了の表示を見逃さないようにしましょう。
❓Q5. サブスクリプションをうっかり続けたらどうなる?
→ Apple IDに登録されているサブスクリプションは、「設定」→「Apple ID」→「サブスクリプション」からいつでもキャンセルできます。
万が一課金が発生しても、請求日から24時間以内なら返金申請が通る場合もあるので、早めに対応しましょう。
⑥ トラブルと対処法|使えない・保存されないときは?
「アプリがうまく動かない」「保存されていない気がする」など、実際に使っているとちょっと困ることもあるかもしれません。
ここでは、よくあるトラブルとその対処法をまとめました。
🛠️ アプリが開かない・すぐ落ちる
対処法:
iOSが古い場合、最新版にアップデートする(設定 → 一般 → ソフトウェア・アップデート)
アプリをいったん削除して再インストール
バックグラウンドで他のアプリが多く動いていれば、一度終了してから起動し直す
📸 写真が保存されていない
対処法:
アプリに「写真へのアクセス権限」が許可されているか確認
→ 設定 → プライバシーとセキュリティ → 写真 → 対象アプリを「すべての写真」に設定アプリ内に保存されている場合もあるので、「エクスポート」や「保存」ボタンの見逃しに注意
📶 広告が多すぎて操作しづらい
対処法:
機内モードで使えるアプリを選ぶ
広告なしにしたい場合は、サブスクリプションの有料版を検討してもOK(事前に価格を確認)
💾 保存した画像が劣化・ぼやけて見える
対処法:
アプリによっては「低画質での保存」がデフォルトになっていることも
設定内に「高画質で保存」「PNG形式で保存」などがあれば、そちらを選ぶ
SNSアプリでのアップロード時に自動圧縮されている場合もあるので、必要なら圧縮されない方法を調べて対応
🔁 操作が途中で戻せない・やり直しができない
対処法:
編集は一度に大きく行わず、少しずつ進めるのがコツ
「元に戻す」「履歴」機能がないアプリもあるため、作業の前に元写真を複製しておくと安心
ちょっとした工夫で、思ったよりスムーズに写真編集が楽しめるようになります。
🧺【まとめ】
iPhoneの写真に写りこんだ「ちょっと消したいな…」というもの、
クリーンアップ機能やApple Intelligenceに対応していない機種でも、無料のアプリを使えば簡単に消すことができます。
アプリによって操作の仕方や保存形式、無料でできる範囲には違いがありますが、
スマホ1台で完結できるものばかりなので、気軽に試せるのも大きな魅力です。
ポイントは次の3つ:
自分に合ったアプリを選ぶ(手軽派?多機能派?)
サブスクリプションや保存形式には注意
困ったときの対処法を知っておくと安心
「AIで写真編集」というと難しそうに聞こえるかもしれませんが、
今回紹介した方法なら、スマホ操作に慣れていない方でもチャレンジしやすいはずです。
📌 Apple Intelligenceが使えるiPhoneをお持ちの方は、
第1弾・第2弾の記事も合わせて読んでいただくと、理解がさらに深まります。
▶︎ 第1弾:「iPhoneの消しゴムマジック機能|写真から不要な物を無料で消す方法」
▶︎ 第2弾:「iOS18でも使える?iPhoneの消しゴムマジック機能まとめ【対応機種も解説】」
この記事は、iPhoneSE3: iOS18.4.1で確認しました。